【調査概要】
・調査方法
インターネット調査
・回答期間
2021年5月6日~5月11日
・対象
全回答者の中から「事務系専門職(マーケティング・企画開発・事業開発など)」に該当の方のみを対象に、回答を集計
・有効回答数
222件
【1】オウンドメディアで効果が出るまでの期間
オウンドメディアの効果を実感するまでの期間は、回答者によってかなり幅があります。
6ヶ月未満という回答が15%、6ヶ月〜1年未満という回答が20%、1〜2年未満という回答が30%、2年以上という回答が20%となり、月単位、年単位での運用が一般的であるということが見えてきます。
一方で、オウンドメディアの運用に効果を感じていないという回答は、全体の15%にとどまり、運用担当の85%は何らかの効果を実感していることが明らかとなっています。
まだ、オウンドメディアを運用している企業自体は少数にとどまっていますが、全体の85%が何らかの効果を実感しているという結果を見ると、運用に対するビジョンも描きやすくなるかもしれません。

【2】オウンドメディアの月の予算
月の予算については、「運営している企業」と「今後運用する予定があると回答した企業」で大きく金額が異なる結果となりました。
実際にオウンドメディアを運営している企業は、全体の60%以上が「50万円以上」の予算を充てています。
しかし、実施する予定がある企業は、その70%以上が月額予算「50万円未満」で運用していく予定だと回答しています。
これは明らかな認識の差異であり、実施を予定している企業が実際にオウンドメディアを運用していくにあたり、最初のハードルになり得るポイントと言えるでしょう。
運用を予定している企業は、検討を重ねていく上で、予算のボリュームゾーンが「50万円以上」であることを認識していく必要があります。
【3】まとめ
オウンドメディア運営は、適切に行えば最短6ヶ月未満、最長2年単位で効果が実感できる可能性が高い施策です。
しかし、運用費用や人的リソース、コンテンツの質の担保といった課題を抱える企業も多く、成功には戦略と計画が必要なことがアンケート結果から見てとれます。
さらに、実施を予定している企業の多くは、月額予算を低く見積もりがちな実態も見えてきました。無尽蔵にコストをかけることは勿論できませんが、効果を実感できる運用のためには実施企業がかけているコストのボリュームゾーンである「50万円以上」を念頭に置いておく必要があります。
予算をどのように使うかを見定めるのもポイントです。比較的短期間で効果を実感するためには、省コストで質の高いコンテンツを継続的に量産していく必要があるでしょう。
年単位の長期的な予算計画を立てることで、結果を急ぐことなく成果を積み重ねることができ、真に必要なオウンドメディアに成長させられるはずです。
DL資料では、具体的なオウンドメディアの予算感や課題について詳しい調査結果を見る事ができます。
今後オウンドメディアの運営を検討している方は是非ご確認ください。
