【2025年版】マーケティングの種類・手法!マーケ戦略を支援するプロが解説!
マーケティング
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2023.01.16]

目次
- 【1】[はじめに]マーケティングとは
- 市場理解、顧客理解の重要性
- 3C分析
- SWOT分析
- STP分析
- 4P分析
- 【2】マーケティングの主な種類・手法
- 1.マスマーケティング
- 2.ダイレクトマーケティング
- 3.インバウンドマーケティング
- 4.ゲリラマーケティング
- 【3】マーケティングの種類・手法:マスマーケティング
- 1.テレビ広告
- 2.ラジオ広告
- 3.新聞広告
- 4.雑誌広告
- 5.屋外広告
- 【4】マーケティングの種類・手法:ダイレクトマーケティング
- 1.テレアポ
- 2.ダイレクトメール
- 3.メール
- 4.SNS
- 5.インターネット広告
- 6.レコメンドエンジン
- 【5】マーケティングの種類・手法:インバウンドマーケティング
- 1.SEO
- 2.動画
- 【6】マーケティングの種類・手法:ゲリラマーケティング
- 1.インフルエンサー
- 2.バイラル
- 3.バズ
- 4.炎上商法
- 【7】まとめ
【1】[はじめに]マーケティングとは
マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みをつくることをいいます。経営学者のピーター・ドラッカー氏は「マーケティングの理想は顧客が求めている商品・サービスを提供して、販売活動を不要にすること」と説いています。すなわち、マーケティングとは4つの活動から成り立っているものを指すのです。
【マーケティング活動】
- 市場調査:お客様の需要があり商品が売れるか市場調査する
- 販売戦略の立案:どの顧客に、どの程度の価格の商品を売るか立案する
- 広告宣伝活動:顧客に商品やサービスの存在を知ってもらうための宣伝活動
- 効果検証:マーケティング活動が売上に結びついているかを検証する
市場調査と販売戦略の立案、効果検証は自社で取り組む必要があるため、ここでは広告宣伝活動を中心としてマーケティングの手法をご紹介します。
市場理解、顧客理解の重要性
効果的なマーケティング手法を選択するためには、まず市場や顧客、そして自社について深く理解することが不可欠です。
これを行うことで、主観的な判断に頼らず、客観的かつ合理的なデータに基づいて市場や顧客を把握することができます。
その結果、最適なマーケティング手法を選び出すことが可能となります。
3C分析
3C分析は、企業が戦略を立てる際に使用されるフレームワークの一つで、「Customer(顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」の3つの要素を分析して、最適な施策を導き出す方法です。
- Customer(顧客)分析:ターゲット市場のニーズ、購買行動、顧客セグメントなどを詳しく理解する必要があります。これにより、顧客が求める商品の特性やマーケティングメッセージを明確にすることができます。
- Company(自社)分析:自社の強みや弱み、資源、能力などを評価します。これにより、自社の競争優位性を把握し、どのような戦略を立てるか決定します。
- Competitor(競合)分析:競合他社の強み、弱み、戦略、市場シェアなどを調査します。この分析によって、競合との差別化ポイントを見出し、自社のポジショニングを確立することができます。
3C分析を通じて、企業は戦略的な意思決定を行いやすくなり、より効果的なマーケティング施策を設計できるようになります。
SWOT分析
SWOT分析は、企業の内部および外部環境を評価するためのフレームワークの一つです。SWOTは「Strengths(強み)」「Weaknesses(弱み)」「Opportunities(機会)」「Threats(脅威)」の略で、それぞれの要素を整理して戦略を立案します。
- Strengths(強み):企業が持つ競争優位性や固有の強みを洗い出します。例えば、製品の品質やブランド力、独自の技術が該当します。
- Weaknesses(弱み):企業の課題や改善が必要な点を明確にします。例えば、資金の不足や市場への認知度が低いことが考えられます。
- Opportunities(機会):市場の成長や競合の失敗など、自社にとってプラスとなる外部要因を見つけ出します。例えば、新しい市場への参入や経済状況の好転が挙げられます。
- Threats(脅威):市場におけるリスク要因や競合の動向を分析します。例えば、法規制の変更や技術革新による競争環境の変化が該当します。
SWOT分析を行うことで、企業は自社の現状を正確に把握し、戦略的な意思決定に繋げることができます。その結果、効果的なマーケティング施策をデザインし、競争力を高めることができるのです。
STP分析
STP分析は、マーケティング戦略を立案する際に用いられる重要なフレームワークの一つです。STPは「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」の略です。
- Segmentation(セグメンテーション):市場を特定の基準で分類し、いくつかのセグメントに分けます。例えば、年齢、性別、収入、嗜好などの基準で市場を分けることが一般的です。
- Targeting(ターゲティング):セグメントされた市場から自社が最も適したターゲット層を選定します。この段階で、ターゲットとする顧客層のニーズや特性に基づいて、マーケティング戦略を絞り込むことができます。
- Positioning(ポジショニング):ターゲットとした顧客層に対して自社の商品やサービスの独自の価値をどのように伝えるかを決定します。他社との差別化を図り、顧客の心に強く印象付けることが重要です。
STP分析を活用することで、企業はより精密で効果的なマーケティング戦略を立案することができ、ターゲット顧客に対するアプローチの精度を高めることが可能になります。
4P分析
4P分析とは、マーケティングミックスとも呼ばれる、マーケティング戦略を立てるための基本的なフレームワークの一つです。4Pは「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(促進)」を指し、これらの要素を最適化することで、効果的なマーケティング施策を実行できます。
- Product(製品):自社が提供する商品やサービスの特性を分析し、顧客のニーズに合った商品を開発します。
- Price(価格):市場の需要と競合の価格設定を考慮し、顧客が受け入れやすい価格を設定します。
- Place(流通):製品をどのように顧客に届けるかを考えます。適切な流通経路を選ぶことで、顧客の利便性を高めることができます。
- Promotion(促進):広告や営業活動を通じて製品の認知度を高め、顧客の購買意欲を促進します。
4P分析を取り入れることで、企業は一貫性のあるマーケティング戦略を構築でき、競争力を高めることができます。これにより、ターゲット市場での成功が期待できるのです。
【2】マーケティングの主な種類・手法
マーケティングの種類は「マスマーケティング」「ダイレクトマーケティング」「インバウンドマーケティング」「ゲリラマーケティング」に分類できます。それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下の表のようになります。
メリット |
デメリット |
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マスマーケティング |
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ダイレクトマーケティング |
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インバウンドマーケティング |
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ゲリラマーケティング |
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1.マスマーケティング
マスマーケティングとは、大衆を対象にあらゆる人々に対して画一的にアピールしていきます。そのため、潜在顧客や顕在顧客問わずに多くの人に訴求できて、企業や商品の認知度アップが狙えます。
商品の大量生産、大量販売をする場合は、マスマーケティングを利用すればスケールメリットが得らえる場合も多いです。
しかし、マスマーケティングは広告費用が高く、効果検証がしにくいです。また、大衆を対象としたマーケティング手法のため、1人1人の顧客にパーソナライズ化した提案はできません。
2.ダイレクトマーケティング
ダイレクトマーケティングとは、企業が顧客に直接コミュニケーションをとるマーケティング手法です。顧客1人1人にアプローチしていく手法のため少ない予算で始められます。
また、SNSの登場により双方向のコミュニケーションが取れたり、効果検証しやすかったりすることがメリットです。
その一方で、多くの人に訴求しにくかったり、潜在顧客にはアプローチできなかったりすることがデメリットとなります。
3.インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングとは、自社サイトやYouTubeなどのプラットフォームで役に立つ情報を配信して見込み顧客を獲得するマーケティング手法です。
お役立ち情報などのコンテンツは資産になります。また、コンテンツのPVや、コンテンツ経由のCVを測定できるため効果検証がしやすいです。
しかし、インバウンドマーケティングは効果が出るまで時間がかかります。また、ターゲット顧客に向けて情報配信はできますが、1人1人の顧客にパーソナライズ化した情報は提供できません。
4.ゲリラマーケティング
ゲリラマーケティングとは、従来のマーケティングとは異なるインパクトのある手法を指します。消費者に衝撃を与えて、企業や商品、サービスの認知度をアップできます。
そのため、低コストで高い効果が見込めます。
しかし、手法を間違えると不快感与えてしまう恐れがあるため注意が必要です。
【3】マーケティングの種類・手法:マスマーケティング
4種類のマーケティング手法をご紹介しました、マスマーケティングを利用すれば、大衆を対象にあらゆる人々に対してアピールできます。
マスマーケティングの手法には「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「屋外広告」があります。
それぞれの手法で見込める効果、弱点を確認しておきましょう。
1.テレビ広告
テレビ広告とは、番組と番組の間に放映される広告をいいます。15秒、30秒、60秒、120秒のテレビCMや5分のミニ番組などがあります。テレビ広告を使うと以下のような効果が見込めます。
[テレビ広告の効果]
【テレビ広告の弱点】
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2.ラジオ広告
ラジオ広告とは、ラジオの放送の中で流れる広告をいいます。ラジオ広告は、放送時間でリスナーが変わるため番組選定が欠かせませんが、以下のような効果が見込めます。
[ラジオ広告の効果]
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3.新聞広告
新聞広告とは、新聞の紙面に掲載できる広告をいいます。新聞社の審査に通過した広告でなければ誌面に掲載されないため、一定の信頼性が得られて以下のような効果が見込めます。
[新聞広告の効果]
【新聞広告の弱点】
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4.雑誌広告
雑誌広告とは、雑誌の紙面に掲載できる広告をいいます。雑誌を定期購入している読者が多いため、商品やサービスのジャンルに興味・関心を持つ読者に単純接触でき、以下のような効果が見込めます。
[雑誌広告の効果]
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5.屋外広告
屋外広告とは屋外看板や駅看板などの広告全般を指します。屋外広告を利用すると、以下のような効果が見込めます。
[屋外広告の効果]
【屋外広告の弱点】
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【4】マーケティングの種類・手法:ダイレクトマーケティング
ダイレクトマーケティングは、企業が顧客に直接コミュニケーションをとっていきます。ダイレクトマーケティング手法には「テレアポ」「ダイレクトメール」「Eメール」「SNS」「インターネット広告」「レコメンデーション」があります。それぞれの手法で見込める効果、弱点を確認しておきましょう。
1.テレアポ
見込み顧客に電話をかけてアプローチすることをいいます。インターネットが普及した現代でも、テレアポは行われていますが、以下のような効果が見込めます。
[テレアポの効果]
【テレアポの弱点】
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2.ダイレクトメール
商品やサービスの案内、キャンペーン開催のお知らせなどを郵便物で送付して、宣伝するマーケティング手法です。ダイレクトメールには、以下のような効果が見込めます。
[ダイレクトメールの効果]
【ダイレクトメールの弱点】
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3.メール
メールリストに対して、相手に役立つメルマガを配信してアプローチしていきます。メールマガジンの他、ステップメールなども登場してきました。メールを利用すると、以下の効果が見込めます。
[メールの効果]
【メールの弱点】
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下記の記事でウェビナーについて詳しく解説しています。
・メールマーケティングとは|取り組むメリットや手法、効果的に行うポイントを徹底解説
4.SNS
SNS(Social Networking Service)とは、ユーザー同士が交流できるプラットフォームをいい、FacebookやTwitterなどがあります。SNSを利用すれば、見込み顧客と交流ができ、以下のような効果が見込めます。
[SNSの効果]
【SNSの弱点】
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5.インターネット広告
インターネット広告は、お金をかけてWeb上に広告を出稿することをいいます。リスティング広告やディスプレイ広告があり、インターネット広告を利用すると、以下のような効果が見込めます。
[インターネット広告の効果]
【インターネット広告の弱点】
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下記の記事でインターネット広告(オンライン広告)について詳しく解説しています。
・【完全版】オンライン広告7種を比較!費用やメリット・デメリットも解説
6.レコメンドエンジン
レコメンドエンジンとは、ECサイトやWebサイトで、ユーザーにおすすめの商品を表示するためのシステムです。ECサイト上で「あなたにおすすめの商品」を見たことがある人もいるのではないでしょうか?あれは、レコメントエンジンの効果です。レコメンドエンジンを活用すると、以下のような効果が見込めます。
[レコメンドエンジンの効果]
【レコメンドエンジンの弱点】
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【5】マーケティングの種類・手法:インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングは、役に立つ情報を配信して見込み顧客を獲得していきます。インバウンドマーケティング手法には「SEO」「動画」があります。それぞれの手法で見込める効果、弱点を確認しておきましょう。
1.SEO
SEO(Search Engine Optimization)とは、WebサイトのコンテンツをGoogleやYahooの検索結果の上位に表示させる施策をいいます。SEOに取り組むことで、以下のような効果が見込めます。
[SEOの効果]
【SEOの弱点】
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2.動画
YouTubeなどの動画で有益な情報を配信しながら、見込み顧客を獲得・育成することができます。動画は記事とは異なり、視覚や聴覚に訴えられるため、以下のような効果が見込めます。
[動画の効果]
【動画の弱点】
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下記の記事で動画広告について詳しく解説しています。
・動画広告とは?種類ごとの特徴とメリット、成功ポイントまで徹底解説
【6】マーケティングの種類・手法:ゲリラマーケティング
ゲリラマーケティングは、従来のマーケティングとは異なるインパクトのある情報を提供し注目を浴びる方法です。ゲリラマーケティング手法には「インフルエンサー」「バイラル」「バズ」「炎上」があります。それぞれの手法で見込める効果、弱点を確認しておきましょう。
1.インフルエンサー
インフルエンサーとは、SNSで多くのフォロワーを抱えている人の総称です。インフルエンサーと呼ばれる人物に商品情報を配信してもらい、インフルエンサーをフォローしている消費者に購買意欲を掻き立てる施策をいいます。インフルエンサーを起用すると、以下のような効果が見込めます。
[インフルエンサーの効果]
【インフルエンサーの弱点】
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2.バイラル
バイラルとは、インターネット上での口コミ拡散を基本として、不特定多数の顧客に商品やサービスの魅力を伝える手法です。
企業の直接的な働きがけがなくても、商品やサービスの熱烈なファンがSNS上などで口コミを発信してくれて、新規顧客の獲得ができます。バイラルマーケティングを起用すると、以下のような効果が見込めます。
[バイラルの効果]
【バライルの弱点】
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3.バズ
TwitterやInstagramなどでバズるコンテンツを配信して、大きな話題を集めるマーケティング手法をいいます。とくに、リツイート機能があるTwitterでは、多くの人に情報拡散されやすいです。そのリツイートに共感した人の拡散を受けて話題になり、ツイートが広まることで以下の効果が見込めます。
[バズの効果]
【バスの弱点】
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4.炎上商法
炎上商法とは、多くの避難を浴びると予測できるような不適切な発言をあえて行い、注目を浴びるマーケティング手法です。不適切な発言や挑発をして、批判的なコメントや誹謗中傷を集め、謝罪や弁解をしてネガティブな印象を払拭していきます。炎上商法を行うと、以下のような効果が見込めます。
[炎上商法の効果]
【炎上商法の弱点】
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【7】まとめ
マーケティングの種類は、大きく4種類に分けることができます。
- マスマーケティング:大衆を対象にあらゆる人々に対して画一的にアピールするマーケティング手法
- ダイレクトマーケティング:企業が顧客に直接コミュニケーションをとるマーケティング手法
- インバウンドマーケティング:お役立ち情報を配信して見込み顧客を育成・獲得する手法
- ゲリラマーケティング:従来のマーケティングとは異なるインパクトのある施策をして認知度を上げる手法
この記事では、各手法の施策までご紹介したため、参考にしながらマーケティング施策を立案してみてください。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。