オフライン広告とは?オンライン広告の違いや12種類の施策費用まで紹介!

オフライン広告とは?オンライン広告の違いや12種類の施策費用まで紹介!

インターネットの普及により、オンライン広告費用がオフライン広告費用を上回るようになりました。

しかし、近年ビッグデータを活用して効果的な広告を配信できるとして、オフライン広告が再注目されているのです。

オフライン広告の強みとは何なのでしょうか?どのような効果が見込めるのでしょうか?

今回はオフライン広告について詳しく解説します。

「オフライン広告」の企画資料はこちら

【1】オフライン広告とは

オフライン広告とは、テレビや新聞、ラジオなど不特定多数の人に宣伝できる広告をいいます。インターネットを使用しない広告のため、オンライン広告と対比されやすいです。

近年のオフライン広告では、ビッグデータを活用して効果的な広告配信ができるようになり再注目されています。

【2】オンライン広告とオフライン広告の違い

オフライン広告はオンライン広告と対比されますが、2つの広告の違いは以下の通りです。

 

オフライン広告

オンライン広告

予算

予算調整ができない

自由に調整できる

情報伝達量

多い

少ない

広告配信量

保証あり

保証なし

広告配信面

配信面の質が高い

配信面の数が多い

ターゲティング

一部可能

可能

効果測定

一部可能

可能

自由度

低い

高い

ブランディング効果

高い

低い

 

オンライン広告の詳細はこちら!

下記の記事でオンライン広告について詳しく解説しています。
【完全版】オンライン広告7種を比較!費用やメリット・デメリットも解説

 

【3】オフライン広告のメリット

オフライン広告には、次のようなメリットがあります。

1.不特定多数の人に訴求できる

オフライン広告を利用すれば、多くの人に情報を届けられて認知拡大の効果が見込めます。スイッチメディアが独自調査したテレビ視聴人口は、全国で約6,500万人となっています。したがって、テレビ広告を利用すれば、1度に数千万人に情報が届けられるのです。

YouTube動画の登場でテレビ視聴者は減ったと言われていますが、未だにマスメディアは大きな影響力を持っているのです。

2.エリアを絞り込んで広告配信できる

オフライン広告はエリアを絞り込んで広告配信ができます。そのため、そのエリアに住んでいる方や通勤や通学でエリアを利用している方にアプローチしたい方におすすめです。

例えば、そのエリアに店舗を持っており、来店促進を促したいという場合に高い効果を発揮します。看板を使用すれば、駅から店舗までの行き方を伝えることも可能です。

3.企業イメージを向上できる

オフライン広告の媒体は公共性が高いため、厳密な広告掲載のガイドラインが設けられています。このようなガイドラインにより社会的信用を得ているのです。

社会的信用の高い媒体に広告を掲載すれば「信頼できる会社だ」と思ってもらいやすくなります。ブランディング効果が見込めるため、企業イメージを向上させたい方におすすめです。

 

「オフライン広告」の企画資料はこちら

【4】オフライン広告のデメリット

オフライン広告にはメリットだけでなく、次のようなデメリットもあります。

1.業界で向き・不向きがある

オフライン広告は、エリアを絞り込んで広告配信ができるため、地域に店舗を持っており来店促進を促したい方に向いています。その一方で、ECサイトなどインターネットを中心としたサービスを提供している方には向いていません。

このように、オフライン広告は業界に応じて向き・不向きがあります。そのため、広告を出稿する前にオフライン広告が合っているかを確認しましょう。

2.広告内容の変更が難しい

オフライン広告は、広告を配信後に内容を変更しにくいです。例えば、オフライン広告の表記ミスを見つけたら、印刷し直す必要があります。また、伝えたい内容を間違えてしまったら、原稿を作成し直さなければいけません。

このような依頼をすると、追加費用が発生します。このように、広告内容の変更がしにくいため、広告内容は必ず確認するようにしましょう。

3.費用対効果が把握しにくい

オフライン広告はクリック数やユーザー数、お問い合わせ件数の効果測定がしにくいです。

オフライン広告の効果測定は、お問い合わせしてくれた顧客に「どのような媒体を見てお問い合わせしたのか?」を確認して効果測定していく必要があります。

このような効果測定をしなければいけません。そのため、オンライン広告と比較すると効果検証が難しいです。

【5】オフライン広告の種類

オフライン広告の特徴を知って利用したい場合、目的に合う媒体を選ぶことが大切です。そのため、オフライン広告の種類別の特徴を把握しておきましょう。

1.テレビ広告

テレビ

テレビ広告とは、番組と番組の間に放送されるCM広告をいいます。テレビの視聴者は数千万人と多く、幅広い層が視聴しています。そのため、テレビ広告を利用すれば幅広い層にアプローチできます。

また、テレビ広告は放送広告基準に合格したものしか放送できません。社会的信用の高いテレビに広告を配信すれば「テレビCMを流す会社なら信頼できる」とブランディング効果が狙えます。

費用相場

TVCM(全国):40~80万円/回

TVCM(ローカル):3~5万円/回

ミニ番組:要お問い合わせ

2.ラジオ広告

ラジオ

ラジオ広告とは、ラジオ放送中に流れる広告をいいます。

ラジオは自動車の運転中などに、ながら聴きされることが多いです。

作業しながらラジオを聴いてもらえるため、刷り込み効果が期待できます。何度もラジオ広告に触れると愛着を持ってもらえるようになり「〇〇といえば〇〇」とサービスが必要になったら思い出してもらえるようになります。

広告効果を得るためにも、ターゲット層がラジオを聴く時間帯に広告配信するようにしましょう。

費用相場

ラジオCM:1.5~5万円/本

3.新聞広告

新聞

新聞広告とは新聞の広告枠に掲載できる広告をいいます。大きな特徴は、他の媒体と比較して信頼性が高いことです。「新聞オーディエンス調査」では、新聞広告の信頼性が最も高いという結果が発表されています。公共性が高い新聞広告を利用すれば、企業信用力が挙げられます。

新聞の発行部数は減ってきていますが、未だに中高年者層は愛読している状況です。そのため、中高年層をターゲットにしてアプローチしたいという方におすすめです。

費用相場

突き出し広告:130~200万円/回

記事中:40~120万円/回

記事バサミ:15~30万円/回

※新聞媒体と広告サイズに応じて料金は変動します

 

4.雑誌広告

雑誌

雑誌広告は、雑誌誌面に掲載できる広告をいいます。

雑誌を発行している出版社が広告に関する審査を厳しくしており、コンセプトとかけ離れた広告は掲載できないようになっています。

なぜなら、読者からの信頼を大切にしているためです。このような工夫により、読者に雑誌を購読してもらえているのです。

雑誌の読者は定期的に雑誌を購入して、好きな雑誌を保存して再度読み直したりします。

そのため、雑誌広告を利用すれば、商品に興味を持ってもらいやすい読者に情報が届けられ、認知度アップや購買促進が狙えます。

費用相場

雑誌広告:70~300万円

※雑誌の媒体や広告サイズに応じて料金は変動します

 

5.屋外広告

屋外広告-1

屋外広告とは「ビル看板」「ロードサイン」「屋外看板」など屋外に掲出する広告をいいます。屋外広告の利用用途は幅広く、新商品の発表や店舗の案内などがあります。

所定の位置に広告を掲出しておけば、その道を利用している人は何度も広告を目にすることとなるため、刷り込み効果を見込むことが可能です。

費用相場

1週間:100~150万円/回

2週間:200~300万円/回

※掲載場所に応じて料金は変動します

 

デジタルサイネージ広告の詳細はこちら!

下記の記事でデジタルサイネージ広告について詳しく解説しています。
デジタルサイネージ広告とは?概要から設置場所まで解説!

 

6.交通広告

交通広告-1

交通広告は駅舎や電車の中に掲示される広告をいいます。電車は通勤や通学のために多くの人が利用しています。そのため、不特定多数の人にアプローチすることが可能です。

出稿エリアを絞り込めば、エリアセグメントすることもできます。そのため、店舗の来店促進をしたい方におすすめです。公共機関に広告を出しておけば、ブランディング効果も狙えます。

しかし、交通広告は相談をしてから、広告出稿まで時間がかかります。そのため、交通広告を利用したい場合は早期に相談するようにしましょう。

費用相場

電車:1万円~/回

バス:3万円~/回

駅構内:3万円~/回

タクシー:1万円~/回

 

タクシー広告の詳細はこちら!

 

7.エレベーター広告

エレベーター

エレベーター広告とは、エレベーターホールやエレベーター内に設置されたデジタルサイネージを利用した広告です。

オフィスビルや商業施設などエレベーターの利用者に対して、自社商品を訴求できます。

エレベーターでは電磁遮蔽が起きて、スマホが圏外になり手持ち沙汰になります。それだけでなく、他の利用者と相乗りするため目のやり場に困ってしまう状況です。このような状態のため、多くの人に注目されます。

それだけでなく、単純接触効果が見込めるため、商品認知から購入までのプロセスが長いBtoBビジネスと相性がよいです。

費用相場

150万円~300万円/回

※ 掲載場所に応じて料金は変動します

 

エレベーター広告の詳細はこちら!

下記の記事でエレベーター広告について詳しく解説しています。
エレベーター広告とは?メリット・デメリット、成功事例まで徹底解説!

 

8.イベント出展

イベント出展

イベント出展とは、展示会に出展して来場者にアプローチする手法をいいます。展示会の内容に応じて、どのような属性の来場者が多いか予測できるため、ターゲティングしやすいです。

自社の商品やサービスと関連度の高い展示会に出展すれば、多くの見込み顧客が獲得できます。また、見込み顧客と接触できるため、好印象を残すことも可能です。

費用相場

出展費用:30~50万円/回

ブース設置費用:50~100万円/回

集客費用:10万円/回

配布物の制作費用:10万円/回

※ブース設備などに応じて料金は変動します。

 

展示会の詳細はこちら!

下記の記事で展示会について詳しく解説しています。
展示会とは?メリットから出展手順と成功のポイントまで徹底解説!

 

9.フリーペーパー

フリーペーパー-1

フリーペーパーは、駅やコンビニなどで無料で配布されている印刷物で、広告枠を利用することができます。全国に配布しているフリーペーパーもあれば、特定の地域に絞り込んで配布しているフリーペーパーもあります。そのため、利用目的に応じた配布方法が選択可能です。

また、フリーペーパーの読者層に好まれる内容が異なるため、細かいターゲティングもできます。

費用相場

A4サイズ:50~80万円/回

A4の1/4サイズ:10~20万円/回

A4の1/16サイズ:3~5万円/回

 

10.折り込みチラシ

折り込みチラシ

折り込みチラシは、新聞に折り込まれるチラシをいいます。

信頼性の高い新聞にチラシを折り込んで配送してもらえるため、不特定多数の人に情報を届けられます。

また、新聞と比較すると、デザインを自由に表現できることが魅力です。折り込みチラシの配布枚数にもよりますが、低コストで配布できます。

費用相場

B4サイズ:3円~/枚

B3サイズ:5円~/枚

 

11.ダイレクトメール

ダイレクトメール-2

ダイレクトメールとは、商品やサービスを案内する目的で、顧客リストに手紙を郵送することをいいます。

個人宅や職場に手紙を郵送するため、インターネット広告ではリーチできない顧客にアプローチできます。

例えば、普段インターネットを利用しない高齢者をターゲットにしたい場合は、ダイレクトメールを利用すれば効果が見込めるでしょう。

また、既存顧客にダイレクトメールを郵送すると、リピーターになってもらいやすいです。ダイレクトメールは内容だけでなく、デザインや紙の種類など自由にこだわれます。

また、付録を同封することも可能で特別感を演出できます。そのため、既存顧客の優待案内に利用されることが多いです。

費用相場

はがきDM:50~75円/件

圧着はがきDM:60~100円/件

A4版普通DM:70~100円/件

※発行部数や仕様に応じて料金は変動します

 

ダイレクトメールの企画資料はこちら!

下記の記事でダイレクトメールの企画資料をご紹介しています。
TECH+お手紙施策

 

12.同封・同梱広告

同封・同梱広告-1

同封・同梱広告は、顧客に配送している会員誌やカタログ、宅配物に封入するチラシをいいます。

同封・同梱広告は低コストで取り組めて、高い効果が得られると注目を浴びているオフライン広告です。なぜなら、関連商品のカタログや宅配物に同封・同梱するため、自社サービスに興味がある方に訴求できるためです。

また、顧客のセグメント化ができます。例えば、医師会員誌にチラシを同封すれば、医師にアプローチが可能です。

また、カタログ通販カタログにチラシを同封すれば主婦層にアプローチできます。このようなセグメント化できることが、同封・同梱広告の魅力です。

費用相場

チラシ:5円~15円/回

同梱広告:5円~25円/回

 

「オフライン広告」の企画資料はこちら

【6】オフライン広告で成果を出すためのポイント

オフライン広告の種類をご紹介しましたが、出稿して成果を出すためにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、オフライン広告で成果を出すためのポイントをご紹介します。

1.ターゲットを決める

オフライン広告を出稿する前に、どのような属性の人に広告を配信するかターゲットを決めましょう。なぜなら、ターゲットを明確に定めておかなければ、相手に響く広告を作成できないためです。広告宣伝費が無駄になってしまう可能性もあるため、必ずターゲットを決め手おきましょう。

2.広告の目的に見合う媒体を選ぶ

広告の目的に見合う媒体を選ぶことが大切です。例えば、地域や時間を指定して単純接触効果を見込みたいという場合は、エレベーター広告がよいでしょう。

その一方、年代問わずに不特定多数に企業のブランドを訴求したい方はTVCMがよいです。このように、広告の目的に見合う媒体を選ぶことが大切です。

3.広告から自社サイトへの導線を確保する

オフラインとオンラインを上手く活用することで、クロスメディア戦略が実現できます。そのため、オフライン広告を配信する際には、自社QRコードを付けたり、サービス名で検索することを促したりしましょう。自社のWebサイトに誘導して、お問い合わせや資料請求などネクストアクションに繋げてもらう工夫が必要です。

【7】オフライン広告の成功事例

最後にオフライン広告の成功事例をご紹介します。

1.株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲート-1出典元:『株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲートはWebマーケティングを活かしたITサービスを提供している会社です。2019年からM&A仲介サービスを提供し始めました。

このサービスの利用者は20代30代の起業家が多かったため、タワーマンションのエレベーター広告を利用することに決めました。タワーマンションに20代・30代の起業家が住んでいると思ったためです。

エレベーター広告を出稿することで「M&Aサービスを提供している会社といえば、株式会社ウィルゲート」と刷り込むことに成功したのです。それだけでなく1視聴単価2.7円とコストを抑えることにも成功しました。

2.スマカン株式会社

スマカン株式会社出典元:『スマカン株式会社

スマカン株式会社は、人事システムを提供しているIT会社です。決裁権を持つ役員などは、タクシーで移動することを想定してタクシー広告を利用しました。タクシー広告で配信した動画は、決裁者の立場に寄り添っており、共感しやすい内容となっています。

短い動画尺でありながら、決裁者が抱える悩み、課題を解決する方法がまとめられており、多くの反響を獲得することに成功しました。現在、人事システムスマカンは導入実績710社以上と急成長しています。

3.株式会社エイチーム

株式会社エイチーム出典元:『株式会社エイチーム

株式会社エイチームはインターネットサービスを開発、提供しているIT企業です。同社はオンライン完結型の中古車販売サービス「remobii(リモビー)」の提供開始をテレビCMで告知しました。

不特定多数の人に広告を配信すること、サービスの信用性を高めるためにテレビCMを活用したのです。

テレビCMの冒頭で「スマホで車が買えちゃう!?」と視聴者に投げかけることで、車の購入を検討している人の関心を掴むことに成功しました。サービスを覚えてもたうため、ブランドカラーの赤でスッキリまとめられているCMとなっています。

【8】まとめ

オフライン広告とは、テレビや新聞など、不特定多数の人に宣伝できる広告をいいます。近年のオフライン広告では、ビッグデータを活用して効果的な広告配信ができるようになり再注目され始めてきました。

実際にオフライン広告を利用して、見込み顧客の獲得に成功している企業も存在します。この記事では、種類別のオフライン広告の特徴から成功事例までご紹介しました。ぜひ、これを機会にオフライン広告の利用を検討してみてください。

 もし、この記事を読んでオフライン広告に興味を持った方は、株式会社マイナビまでご相談ください。お客様の要望をお聞きして最適な広告を提案します。

TECH+のオフライン広告施策はこちら≫≫

 

「エレベーター広告」の企画資料はこちら

関連記事

    RANKING月間人気記事ランキング