【完全版】タクシー広告とは?メリット、費用から出稿できるメディア、事例まで徹底的に解説!

タクシー広告とは?種類やメリットから出稿手順、ポイントまで徹底解説!

タクシー広告とは、タクシーの車体を活用した広告のことです。

この記事ではタクシー広告の概要や種類、メリット・デメリット、出稿までの流れなどを解説します。

タクシー広告は、BtoBビジネス決済権を持つ経営層や富裕層への訴求にも適しています。

BtoBビジネスの訴求の新たな打ち手としてタクシー広告を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【1】タクシー広告とは

タクシー広告とは、その名の通りタクシーを活用した広告のことです。

様々な種類がありますが、近年はデジタルサイネージを利用したオフライン広告が主流となっております。

タクシーを利用する乗客はもちろん、タクシーの後ろを走る車のドライバー、タクシーを見かける街の人など、さまざまな人にリーチできる点が特徴です。

主に企業の商品・サービスの認知またはブランディングのために利用されるケースが多いです。

 

認知広告の説明はこちら!

下記の記事で認知広告について詳しく解説しています。
認知広告とは?認知拡大に効果的な広告の種類から、ポイントまで解説!

 

ブランディング広告の説明はこちら!

下記の記事でブランディング広告について詳しく解説しています。
ブランディング広告とは?メリット・必要性から、効果的な広告手段やポイントまで解説!

 

広告の種類の説明はこちら!

下記の記事で、より詳しく広告の種類について詳しく解説しています。
広告の種類を網羅したガイドブック!効果や費用、選び方まで解説

 

オフライン広告の詳細はこちら!

下記の記事でオフライン広告について詳しく解説しています。
オフライン広告とは?オンライン広告の違いや12種類の施策費用まで紹介!

 

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1.タクシー広告の種類

ここでは、タクシー広告の主な種類を紹介します。

先ほども触れているように、近年ではデジタルサイネージ広告が主流となっていますが、そのほかにもさまざまな種類があります。

自社にとって適切な配信方法を知るためにも、種類を押さえておきましょう。

1.ドアステッカー

ドアステッカーとは、タクシーのドアの内側に貼るステッカータイプの広告です。窓の下に貼られるケースが多く、乗客が乗り降りする際に見られやすい点が特徴です。

一方で、車内に貼られるため、タクシー周辺の車や歩行者などへの訴求はできません。掲載面が大きいわけではないため、すでに認知度の高い商品やサービス、企業以外の利用にはあまり向いていないでしょう。

2.アドケース

アドケースとは、運転席や助手席にラックを設置してそこにリーフレットを入れる形式の広告です。

乗客の目に止まる位置にあるため、訴求力の高いタクシー広告といえます。また、リーフレットがどのくらい残っているか確認できるため、効果測定しやすい点も特徴です。

3.デジタルサイネージ

デジタルサイネージは、運転席や助手席にタブレットを設置して動画広告を流すというものです。繰り返しの説明となりますが、タクシー広告の中でも主流の手法となっています。

動画による訴求ができ、より多くの情報を伝えられる点が特徴です。10インチ程度のタブレットを設置しているケースが多いため、乗客にとっても見やすい広告だといえます。

デジタルサイネージ広告の説明はこちら!

下記の記事でデジタルサイネージ広告について詳しく解説しています。
デジタルサイネージ広告とは?概要から設置場所まで解説!

4.アイキャッチステッカー

アイキャッチステッカーとは、運転席の後方にある防犯ボードなどに貼りつけるタイプの広告です。アドケース同様、乗客の目に止まりやすい位置にあるため、訴求力は高いといえるでしょう。

また、掲載面も広く、メッセージ性のある広告の掲載にも対応可能です。一方で、車外の人には訴求できないため注意してください。

5.サイドウィンドウステッカー

サイドウィンドウステッカーとは、タクシーの窓に貼り付けるステッカータイプの広告です

こちらは、窓の外側に貼り付けるため、乗客の乗車時はもちろん、タクシーが走行している時に車外の歩行者や他の車のドライバーに訴求することもできます。

6.リアウィンドウステッカー

リアウィンドウステッカーとは、タクシーの後ろの窓に貼り付けるステッカータイプの広告です。

後方にあるため乗客への訴求はできませんが、後方の車のドライバーや通行人など、主に車外の人への訴求ができます。

7.ボディステッカー

ボディステッカーとは、タクシーのドアをラッピングした広告です。

ラッピングするドアは後方のドアとなっています。乗車時には乗客に、走行中は車外の通行人やドライバーなどに訴求可能です。

通常のステッカーを貼り付けるよりも掲載面が大きいため、インパクトのある広告を掲載することもできるでしょう。

8.ラッピング

ラッピングとは、タクシーのすべてのドアに広告を貼り付ける広告のことです。

ボディステッカーは特定のドアに限られていましたが、ラッピングは4面のドアに広告を貼るため、より高い訴求力があります。

9.シートベルトカバー

シートベルトカバーは、シートベルトの摩擦と圧迫感を和らげてくれる特許商品です。このカバーに広告を載せます。

シートベルトは必ず装着するものであり、乗客の目にとまりやすいといえます。

 

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2.デジタルサイネージの市場規模

タクシー広告では、現在デジタルサイネージを利用した広告が主流となってきております。

そのため、デジタルサイネージの市場規模=タクシー広告の市場規模と見る事ができるので、デジタルサイネージの市場規模をご紹介いたします。

CARTA 引用画像≪引用元:株式会社CARTA HOLDINGSの調査

株式会社CARTA HOLDINGSの調査によると、2022年のデジタルサイネージ広告全体の市場規模は690億円の見通しとなっており、2026年の予測は2021年比で約2倍の1338億円となっています。

そして、タクシーを含めた交通関係のデジタルサイネージ広告市場は358億円で、市場全体の57.7%を占めています。

3.タクシー広告は、どんなターゲットに有効なのか?

一般社団法人東京ハイヤータクシー協会の調査によると、こんなデータがあります。

1.年齢層

年齢別の傾向年齢層に関しては、年齢が高くなるにつれて利用率が高くなる傾向にあります。

そして40代になると、約4割の人が月に4回以上タクシーを利用するようになります。

 

2.属性

職業別の傾向

職業別に関しては、会社経営者の4割以上が月に10回以上タクシーを利用しています。

やはり、公共交通機関と比べ割高になるため、富裕層の利用率が高いようです。

 

上記のデータから、タクシー広告は企業の中で決裁権がある方や富裕層への方にアプローチができる広告といえます。

4.タクシー広告の費用・料金

 

ここでは、デジタルサイネージによるタクシー広告の料金相場についてご紹介させていただきます。

プランによる異なるので、想定表示回数に比べると大体の相場を理解できます。

 

 

想定表示回数/週

価格(1週間~)

GROWTH

 

 

 

1,600,000 回

4,500,000~

1,000,000~1,250,000 回

3,000,000~

700,000~900,000 回

2,000,000~

500,000~600,000 回

1,500,000~

Tokyo Prime

 

 

 

 

 

 

 

4,200,000 回

1,500万円

@3.6円(目安)

2,100,000 回

850万円

@4.1円(目安)

3,000,000 回


1,000万円
@3.3円(目安)

1,500,000 回

600万円

@4.0円(目安)

1,550,000 回

510万円

@3.3円(目安)


775,000 回

290万円

@3.7円(目安)

2,000,000 回

200万円

@1.0円(目安)

1,000,000 回

120万円

@1.2円(目安)

参考:GROWTH

参考:Tokyo Prime

※2023年1月時点

【2】タクシー広告のメリット・デメリット

タクシー広告を効率よく運用するためには、メリット・デメリットを押さえておくことが大切です。

ここでは具体的なメリット・デメリットを開設します。

メリット

まずはメリットを紹介します。主なメリットとしては目に留まりやすいことやターゲティングができることなどが挙げられます。

1.乗客の目に留まりやすい

タクシーは個室空間であり、乗客の視線を阻害するものが少ないこともあり、目に留まりやすいという特徴を持ちます。

また、アドケースやデジタルサイネージなどは、乗客の目線に合わせて設置されているため、高い確率で見てもらえるでしょう。

そのほかにも、タクシーの乗車時間は比較的長いため、じっくりと広告を見てもらえる可能性もあります。

2.効率よくターゲティングできる

近年主流のデジタルサイネージ広告では、顔認証機能というものがあります。

乗客の顔を自動で認証し性別・年齢を判定し、配信する広告を決めることができるため、自動で細かいターゲティングをできます。

加えて時間帯や曜日、エリアによってセグメントすることが可能です。

チラシやDMと比べて、乗客・時間帯・曜日などに合わせて配信内容を最適化できるため高い広告訴求効果が期待できます。

3.富裕層・経営者にアプローチがしやすい。

会社を経営している人の約8割以上が月に10回以上タクシーを利用します。

やはり公共交通機関と比べ運賃が高くなるため、富裕層や経営者の利用頻度は高いです。

決裁権を持った方に直接的にアプローチできるのが魅力です。

<引用:>一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会 2021年度(第30回)タクシーに関するアンケート調査結果

4.広告内容をしっかり伝えられる。

街中にある広告や電車内の広告の場合、雑音が多く広告に集中してもらえないことがあります。

しかし、タクシーの中は個室のプライベート空間のため広告に集中できます。

加えてタクシーの平均乗車時間は18分と言われているので、広告をしっかりと見せることができます。

<引用:>日経XTECH│18分を広告視聴の時間に、日本交通デジタルタクシーの仕組み

デメリット

タクシー広告にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

主なデメリットとしてはコストやリーチ数の少なさ、費用対効果の確認が難しいことなどが挙げられます。

1.コストが高い

タクシー広告の種類にもよりますが、コストが高くなる可能性があります。

ドアステッカーやアドケースであれば、比較的リーズナブルな価格で利用できますが、近年主流のデジタルサイネージを利用するとなると、場合によっては数百万円単位の費用が必要となる可能性があります。

コスト面のハードルの高さから出稿を断念するケースもあるでしょう。

2.リーチ数が少ない

タクシー1台あたりの乗客数は、どんなに多くても1日数十人程度であるため、乗客をターゲットとした広告はリーチ数が少なくなります。

リーチ数が少ないため、ターゲットと広告商材がマッチしているかどうかを見極める必要があるでしょう。

3.費用対効果を把握しにくい

タクシー広告は、他の広告手法と比べると費用対効果が把握しにくい点がデメリットです。

例えば、WEB広告であればクリック率やコンバージョン率など、広告の成果を確認する方法がいくつもあります。

一方で、タクシー広告の場合広告を見た人のその後の行動を追うことができません。

タクシー広告の費用対効果を把握する方法としては、タクシー広告で商品・サービスを認知して問い合わせた人がどのくらいいるか調査することが挙げられます。

 

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【3】タクシー広告配信の流れ

ここでは、タクシー広告を実際に配信する際の流れを紹介します。これからタクシー広告へ出稿しようとしている企業の担当者はぜひ参考にしてください。

1.配信会社を決める

タクシー広告は配信会社を経由して出稿することとなるため、まずは配信会社を選ぶ必要があります。

配信会社によって配信地域や配信メニュー、費用などは異なるため、自社の予算や目的を踏まえたうえで選びましょう。

配信会社の中には、独自コンテンツやニュースなどを配信して広告への関心を高めるための工夫をしているケースもあります。

2.ターゲットを決める

配信会社が決まったら、ターゲットを絞りましょう。

タクシーが走行するエリアによって利用客層が異なるため、自社のターゲットを明確にすることは広告効果を大きく左右します。

また、ターゲットによって広告の内容も異なるため、ターゲットが決まれば、訴求するメッセージもブレにくくなるでしょう。

3.広告を作成する

ターゲットを踏まえて実際に広告を作成します。

ターゲットに刺さるメッセージは何か、広告をどのような構成にすると最後まで見てもらえるか、最終的にどのような行動を起こしてもらうのか、などを踏まえて作成しましょう。

作成にあたって、実際にタクシーに乗って競合の広告をチェックすることもポイントとなります。

【4】タクシー広告を配信できるメディア一覧

1.TECH+

TECH+-3

株式会社マイナビが運営するIT・テクノロジー専門メディア「TECH+」では、≪タイアップ広告+動画制作+タクシー広告配信≫がセットになったメニューがあり、BtoBビジネスを行うSaaS系の企業にオススメです。

こちらから資料をDL可能≫≫

 

2.Tokyo Prime

TOKYO

全国に6万台以上のタクシーに設置しており、国内設置台数は全国№1となっております。月間にリーチしているユーザーは3100万人もいます。

こちらから資料をDL可能≫≫

 

3.GROWTH

GROWTF

東京都を中心に1万2000台のタクシーに設定しており、月間で820万のユーザーにリーチしています。ノートPCよりも大きいデジタルサイネージを導入しているのが特徴です。

こちらから資料をDL可能≫≫

【5】タクシー広告配信のポイント

タクシー広告を配信する際のポイントを紹介します。

基本的なポイントですが、基本を押さえているかどうかで大きな違いが生まれます。これからタクシー広告を利用しようとしている方は参考にしてください。

1.ターゲットを明確に

ターゲットを明確にすることは配信にあたって必要不可欠です。

タクシーは主にビジネスパーソンや富裕層が利用するケースが多いため、そういった層をターゲットとした商材の方が相性はいいでしょう。一方で、主婦や学生など、タクシーをあまり利用しないと思われる層との相性はあまりよくありません。

タクシーの利用者層を踏まえたうえでターゲットを明確に設定することが大切です。

2.配信環境を理解する

タクシー広告の中でも、デジタルサイネージは他の広告手法とは異なる特殊な配信環境にあります。

顔認証によるターゲティングができ、比較的大きなタブレットで動画を流せるため、方向性やメッセージ性が明確なコンテンツを作ることが大切です。

広く浅くよりも狭く深くを意識したコンテンツを意識してみてください。

3.広告に飽きない工夫を施す

一般的な動画広告とは違って、タクシーのデジタルサイネージは、途中で広告をスキップできません。

最初の段階で飽きられてしまうと最後まで広告を見ないままで終わる可能性があります。そのため、最初に乗客の目を引き、その後も飽きさせないような工夫をすることが大切です。

例えば、ストーリー性のある広告にする、効果音を入れる、ドラマ仕立てにするなどが考えられます。一般的なインターネット広告よりも、クリエイティブにこだわってください。

【6】タクシー広告の事例

1.Momentum株式会社

Momentum株式会社のサービス「MOMENTUM」の販促として利用されたタクシー広告用の動画になります。特徴としては、視聴者の恐怖心を煽り興味を引いているタクシー広告になります。

 

2.株式会社HERP


株式会社HERPのサービス「HERP ATS」の販促として利用されたタクシー広告用の動画になります。特徴としては、スクラム採用というキーワードを使用し視聴者の興味関心を引いています。

 

3.株式会社クライス&カンパニー

転職支援サービスを行う株式会社クライス&カンパニーが認知拡大を図るために利用されたタクシー広告用の動画になります。

【7】まとめ

今回はタクシー広告の概要や種類、料金相場、メリット・デメリットなどについて解説しました。

タクシー広告はタクシーを活用した広告のことです。ドアステッカーやアイキャッチステッカーなどステッカーを使ったもの、アドケースなど紙媒体を使ったものなどさまざまな種類があります。

また、近年では顔認証ができるデジタルサイネージが主流となっており、より細かいターゲティングが可能となります。

タクシー広告の特徴や利用者層を踏まえたうえで、乗客を飽きさせないコンテンツを作ることが大切です。

TECH+ではタクシー広告を利用したい企業に向けたサービスを提供しています。タクシー広告を活用したい人、自社商品・サービスの認知施策を行いたい方などはぜひ一度ご相談ください。

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