アプリ広告について配信方法や種類・出稿先など詳しく解説!
認知拡大・ブランディング
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2022.10.31]
目次
- 【1】アプリ広告の概要・仕組み
- アプリ広告とは
- アプリ広告の仕組み
- 1.運用型
- 2.純広告型
- 3.ネットワーク型
- 【2】アプリ広告の配信型
- 1.クリック課金型
- 2.契約期間型
- 3.インプレッション課金型
- 4.成果報酬型
- 【3】アプリ広告の種類
- 1.アイコン広告
- 2.バナー広告
- 3.全画面インタースティシャル広告
- 4.動画リワード広告
- 5.オファーウォール広告
- 6.インフィード広告
- 【4】種類別の費用・単価の相場
- 【5】アプリ広告のメリット
- メリット1:ユーザーに認知されやすい
- メリット2:競合が少ないためコストが抑えられる
- メリット3:コンバージョンに繋がりやすい
- 【6】アプリ広告のデメリット
- デメリット1:リターゲティングが難しい
- デメリット2:ユーザーに悪印象を与える可能性がある
- デメリット3:効果検証に時間がかかる
- 【7】アプリ広告の出稿先4選
- 1.Google
- 2.Twitter
- 3.Facebook・Instagram
- 4.Yahoo!
- 【8】アプリ広告出稿時のポイント
- ポイント1:広告出稿の目的を明確に定める
- ポイント2:広告デザインのクオリティを重視する
- ポイント3:出稿後のデータ分析を行い最適化する
- 【9】まとめ:アプリ広告は見識を深めて的確に活用しよう!
【1】アプリ広告の概要・仕組み
まずは、アプリ広告の定義やどのような仕組みで配信されているのかを解説していきます。
アプリ広告を活用するためには、広告の仕組みを知ることが大切です。
アプリ広告とは
アプリ広告とは、オンライン広告の1種でスマートフォン・タブレット・PCなどで使われるアプリの中に表示される広告を指します。
アプリ使用時に画面の上や下、ポップアップなど、さまざまな手法で表示されているため、ユーザーの目に入りやすいことが特徴です。
アプリ広告の市場が拡大した背景にはスマートフォンの普及が深く関係しています。
2013年ごろにスマートフォンが国内に普及(参照:総務省「通信利用動向調査」)し、同時にアプリ広告の市場も大きく拡大の一途をたどりました。
当初はアプリ広告ではなく、スマホアプリ自体をネットワーク化したいわゆるアドネットワークが主流でした。
しかし、スマホ向けのゲームが流行したことをきっかけに、ゲーム関連の広告会社が国内・国外問わずに広告へ出資する動きが起こり、アプリ広告は認知度を急速に高め、今では主な広告媒体として活用されています。
なお、現在ではゲームアプリ内に限らずTwitterやInstagramなどのSNSでもアプリ広告が配信され、アプリ広告市場はさらなる成長をみせています。
下記の記事でオンライン広告について詳しく解説しています。
・【完全版】オンライン広告7種を比較!費用やメリット・デメリットも解説
下記の記事で、より詳しく広告の種類について詳しく解説しています。
・広告の種類を網羅したガイドブック!効果や費用、選び方まで解説
アプリ広告の仕組み
アプリ広告を配信する仕組みは、大きく3つの型にわけられます。
- 運用型
- 純広告型
- ネットワーク型
型式ごとに仕組みが変わるだけでなく、ターゲット層の広さ・精度も異なるため、事前に内容を把握しておくのが望ましいでしょう。
以下では、それぞれの型を詳しく解説します。
1.運用型
運用型とは、アプリの運営会社を通し広告を配信する型を指します。
広告が配信できるアプリは限られるものの、ターゲットの設定は広告主が行えるため、ピンポイントでユーザーを狙うことが可能です。
はじめてアプリ広告を配信する場合、ターゲット設定に迷ってしまうこともあるでしょう。
しかし、自動でのターゲティングを提供しているアプリ会社もあるため、利用するのも1つの方法です。
精度を高めたいという方は、自社でのターゲティングを視野に入れておく必要があります。
2.純広告型
純広告型とは、広告枠を買い取って広告を掲載する型式を指します。
ほかの広告型式とは異なり、契約期間の間は常に同じ場所で広告を表示させることが可能です。
ターゲット設定が不要なため手間がかからず、多くのユーザーに訴求できる型式といえます。
3.ネットワーク型
ネットワーク型とは、広告配信プラットフォームを運営している会社に広告配信を依頼する型式を指します。
広告配信プラットフォームでは多数のアプリで独自のネットワークを作り上げているのが特徴です。
そのため、広告主がターゲティングと広告設定を行えば、すぐに適したアプリで広告を表示させられます。
なお、運用型と同様に自動でターゲティングを行うことも可能です。
ネットワーク型のターゲット設定は運用型と比較して精度が高い傾向にあります。ターゲット設定に困った際は積極的に利用を検討しても良いでしょう。
【2】アプリ広告の配信型
アプリ広告の配信型は大きく4つの型式にわけられます。
- クリック課金型
- 契約期間型
- インプレッション課金型
- 成果報酬型
アプリ広告は無料で配信できるものではないため、コストを把握しておくことが大切です。配信型によってコストのかかり方は異なります。この機会にきちんと理解しておきましょう。
1.クリック課金型
クリック課金型とは、ユーザーがクリックするごとに料金が発生する型式のアプリ広告を指します。広告をクリックするというアクションを起こされなければ費用がかからないため、無駄なコストをかけたくない場合に向いている配信型といえるでしょう。
一方、クリック課金型の広告は昨今、意図的に誤ったクリックを招くような表示方法を取っている広告もあります。
これらはユーザーに悪印象を与える可能性が多く、広告主のイメージも損ねてしまうリスクがあるため注意が必要です。
2.契約期間型
契約期間型とは、契約期間内のみ広告を表示する型式を指します。
広告を表示する箇所を買い取るため、料金の変動がなく、ほかの型式と比較すると広告予算を組みやすい型式です。
ターゲットを指定する必要が無いため、ユーザー層に関係なくアプローチをかけたい場合に向いています。
一方で、特定のユーザーを狙って広告を個別に表示することが難しいため、ターゲティングを狭めたい場合は、ほかの広告配信型を検討する必要があるでしょう。
3.インプレッション課金型
インプレッション課金型とは、一定数表示されると料金が発生する型式を指します。
広告が表示されること自体をコンバージョンとしているため、認知度を高めたい方はもちろん、広告で収益を得たい方にとっても覚えておきたい型式の1つです。
多くのアプリ広告で採用されていることから掲載枠が豊富にあり、一画面に複数表示させることもできるため、より多くの場に広告を出したい方に向いている型式と言えます。
4.成果報酬型
成果報酬型とは、広告にアクセスしたユーザーが実際にアプリをインストールしたり、商品を購入したりすることで利益が発生する型式を指します。
販売する商品の価格が高額であるほど利益も高くなりますが、一方で成果が得られたときに発生する広告費用も高く付くのが特徴です。
バランスを見極める必要がありますが、自社に合った運用方法を見つければしっかりと成果を得られるでしょう。
【3】アプリ広告の種類
アプリ広告の種類は主に6つ挙げられます。
- アイコン広告
- バナー広告
- 全画面インタースティシャル広告
- 動画リワード広告
- オファーウォール広告
- インフィード広告
それぞれの広告が持つ特徴を知ることで、自社に適した種類を選定する際に役立てられます。
1.アイコン広告
アイコン広告とは、アプリ内で表示されているアイコンを模したような見た目の広告を指します。
アプリの画面になじみやすく広告とはわかりにくいため、ほかの広告と比較してクリックしてもらえる可能性が高いことが特徴です。
2.バナー広告
バナー広告とは、横長に表示されるバナー型の広告を指します。
スマートフォンが普及する前からパソコンで表示されている定番の広告形式であり、見慣れている方も多い広告です。
3.全画面インタースティシャル広告
全画面インタースティシャル広告とは、次のページに遷移するときやアプリを開いたタイミングで画面全体に表示される広告型式を指します。
画面いっぱいに表示されるため強い印象を残すことが可能です。しかし、ユーザー行動の支障になる可能性が多く、不快感を与えてしまうリスクもあります。
4.動画リワード広告
動画リワード広告とは、動画の広告を視聴したユーザーに特典を付与することが可能な広告を指します。
特典はアプリ内で使用できるアイテムであり、動画視聴の有無はユーザーの判断にゆだねられる仕様がほとんどです。
そのため、ユーザーに悪印象を与えにくい傾向にあります。
5.オファーウォール広告
オファーウォール広告とは、複数のアプリが一覧となって表示される広告フォーマットの一種を指します。
表示されたアプリのインストールや、決められた条件を達成することにより、ユーザーはアプリで使用できるアイテムなどを受け取れるため、課金システムのあるアプリとの相性が良い広告です。
6.インフィード広告
インフィード広告とは、アプリ内に表示されているコンテンツと同じ型式で表示することのできる広告を指します。
通常コンテンツに近いためコンバージョンにつながりやすく、ユーザーの印象や操作性も損ねることなく活用できる広告として、SNSやニュースアプリなどで活用されています。
【4】種類別の費用・単価の相場
以下は各広告のサイズと単価目安をまとめた表です。広告出稿を検討する際の参考にしてください。
サイズ |
単価 |
|
アイコン広告 |
スクエア型の場合:600×600 |
・クリック課金型:クリック数×約10~80円 ・インプレッション課金型:インプレッション数×約0.05~1円 ・契約期間型:想定インプレッション数×約0.1~0.5円 |
バナー広告 |
300×250 320×50 |
・クリック課金型:クリック数×約40~200円 ・インプレッション課金型:インプレッション数×約0.5~1.5円 ・契約期間型:想定インプレッション数×約0.1~1円 |
全画面インタースティシャル広告 |
320×50 |
・クリック課金型:クリック数×約40~350円 ・インプレッション課金型:インプレッション数×約0.5~3円 ・契約期間型:想定インプレッション数×約0.5~3円 |
動画リワード広告 |
表示箇所による |
予約型:約3円〜20円 |
オファーウォール広告(フルスクリーンサイズ) |
320×480 |
・クリック課金型:クリック数×約40~200円 ・インプレッション課金型:インプレッション数×約0.7~2.0円 ・契約期間型:想定インプレッション数×約0.3~2円 |
インフェード広告 |
1200×628 |
・クリック課金型:クリック数×約10~60円 ・インプレッション課金型:インプレッション数×約0.2~1.2円 ・契約期間型:想定クリック数×約10~100円 |
【5】アプリ広告のメリット
ここからは、アプリ広告を配信することで考えられる3つのメリットを解説していきます。
メリット1:ユーザーに認知されやすい
メリットの1つめは、ユーザーに認知されやすいことです。
アプリの広告は画面内の上部または下部に固定されていたり、遷移時に画面いっぱいに表示されるのがデフォルトの仕様であったりなど、ユーザーの目に付きやすい場所に設定されています。
そのため、アプリを使用するたびに視界に入りやすく、認知度の向上が期待できます。
広告はユーザーにとって操作を中断されたり、視界の邪魔になるなど悪印象を与えることも課題になりがちです。
しかし、インフィード広告の表示形式を工夫すれば、ユーザーへナチュラルに視認させることができ、広告の持つ悪印象を最小限にしつつ認知を広げていくことも可能でしょう。
商材やサービス名、企業の存在など、認知度を上げる際にはユーザーの目に入ることが必要不可欠といえます。
視認される場所はオンライン上でもSNSやWebページなどさまざまありますが、アプリ広告を上手に活用することも認知度を上げる策の1つとして覚えておきたい方法です。
メリット2:競合が少ないためコストが抑えられる
メリットの2つめは、競合が少ないためコストが抑えられることです。
アプリ広告は多くの場所で表示されているため、競合が多くいるイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、アプリは10万個以上あり、広告1枠あたりの配信社数は多くないため、実際は競合が少ない場合もあります。
広告費用は、配信会社によって事前に定められているものもあれば、オークション型式で価格が決まるものも存在します。
競合が少なければ、少ないコストで広告を使用できます。
アプリ広告ならば、方法によってはコストに制限がある場合でも活用できる手段であるため、選択肢の1つとして覚えておくと良いでしょう。
メリット3:コンバージョンに繋がりやすい
メリットの3つめは、コンバージョンにつながりやすいことです。
アプリを使用しているユーザーは、当たり前のことではありますがそのアプリを信用して使っています。
その信用は一朝一夕で得られるものではない貴重なものです。
アプリ広告はすでに信頼を獲得している状態の中に広告を配信するため、何も信用を得ていない状態の場所で広告を配信するよりも比較的コンバージョンを得やすく、クリックされやすい傾向にあります。
広告効果を最大限に発揮するためには、すでにアプリ自体が信用を得ている事実に着目して広告を作成し配信することが大切です。
【6】アプリ広告のデメリット
続いて、アプリ広告を配信する際の3つのデメリットを解説していきます。
デメリットをしっかりと押さえておけば、事前に対策することが可能です。
デメリット1:リターゲティングが難しい
デメリットの1つめは、リターゲティングが難しいことです。
アプリ広告は広告主がターゲットを定めて配信することは可能ですが、ユーザーの行動を把握してそれに合わせた広告を配信する機能は持ち合わせていません。
そのため、一度クリックして見に来てくれたことがあるなど、検討中のユーザーに対してアプローチをかけることが極めて難しいといえます。
アプリ広告ではこのデメリットをフォローするのは困難です。
しかし、リターゲティングに対応した広告を自社のWebサイトに埋め込むなど、ほかの対策を事前に打つことで、ユーザーの取りこぼしを防げる可能性があります。
このように、アプリ広告で対応できない部分については、ほかの方法を用いつつ解決策を検討することが求められます。
デメリット2:ユーザーに悪印象を与える可能性がある
デメリット2つめは、ユーザーに悪印象を与える可能性があることです。
アプリ広告は表示型式やタイミング、広告の内容によりユーザーに悪い印象を与えてしまうリスクがあることを忘れてはなりません。
広告を配信する側はコンバージョンにつなげたいという思いが当然あります。コストもかかるため、なるべく効率よく運営したいところです。
しかし、ユーザーを無視した広告を配信してしまえば、悪印象を与えることで悪評を広めてしまうことになりかねません。
アプリ広告を配信する際には、ユーザーの視点を加味した広告内容を検討する必要があります。
自社の利益ばかりを追求した内容にならないよう、アプリ広告の施策を実行する際は、細心の注意を払って作成・配信することが大切です。
デメリット3:効果検証に時間がかかる
デメリット3つめは、効果検証に時間がかかることです。
アプリ広告の運営方法はノウハウが確立しておらず、配信する広告主が独自に考え出す必要があります。
アプリ広告自体も他の広告と比較すると歴史は浅く、市場も常に変化しているため、その時代に合わせたカスタマイズが求められます。
成功法が確立していれば、既存の方法にあてはめてPCDAを回し、スピーディーに成果を得られます。
しかしアプリ広告は一から施策を検討しなければいけないため、効果検証を行うにはデータを集める必要があり、一定のリソースを割かなければなりません。
事業を拡大するためや認知度を上げるためにアプリ広告を配信するのは有効な手段ではありますが、あらかじめ長期的に計画を立てておかなければ無駄にリソースとコストを消費してしまうことも想定できます。
アプリ広告を配信する際には、効果検証にかかる時間も加味して実行することが大切です。
【7】アプリ広告の出稿先4選
ここからは、アプリ広告の出稿先を4つに厳選してご紹介します。
自社に合った出稿先を見つけることが大切ですが、まずは知るところからはじめましょう。
1.Google
Googleでは、アプリのダウンロードを促すことに役立つ「Googleアプリキャンペーン」というアプリ広告が利用できます。
ターゲティングはOSや地域などを独自に設定することも可能ですが、細かな部分はGoogle広告によって自動的に最適化されるため、余計なリソースを割く必要がありません。
ほかの広告と比べて設定がシンプルであり、ターゲットを詳細に設定せずともすぐに実行できるのが特徴です。
配信先は「Google検索」「YouTube」「Google Play」「Googleディスプレイネットワーク」など、Googleの関連サイトを網羅しています。そのため、多くのユーザーにアプローチ可能だといえるでしょう。
2.Twitter
Twitterでは、ターゲティングを詳細に設定したアプリ広告を配信することができます。
項目はOS、地域、年齢、性別等の基本情報から興味・関心やオーディエンスなど、嗜好に至るまで細かく設定できるため、ターゲットを絞ってアプリ広告を配信したい方は知っておきたいアプリ広告媒体です。
配信先はTwitterのアプリ内であり、タイムラインだけに限らず、プロフィールや検索結果、ツイートの詳細ページなど多くの場所に掲載することが可能です。
リツイートなどで拡散され話題になれば、急速に効果を得られることも期待できます。
3.Facebook・Instagram
Facebook・Instagram広告は、ユーザーの行動履歴や登録情報を利用したターゲティングを行うことが可能です。
的確にターゲットを狙えるため、成功すれば大きく利益を上げられる可能性もあります。
ターゲティング手法はTwitterと似ており、地域、年齢、性別等の基本情報や興味・関心・オーディエンスなど詳細に定められる仕様です。
配信先はFacebookやInstagramのアプリ内であり、タイムラインだけでなくフィードやストーリーズにも配信されるため、それぞれの場所が持つ特性を活かした広告を作成する必要があります。
4.Yahoo!
Yahoo!広告では、「検索広告」「ディスプレイ広告(運用型)」でアプリ広告を配信することが可能です。
検索広告では、検索キーワードやOSでターゲティングでき、広告はYahoo!JAPANの検索結果画面に表示されます。
一方、ディスプレイ広告(運用型)では地域、年齢、性別、OSだけでなく興味関心など細かい部分までターゲティング可能な仕様です。
配信先はYahoo!JAPANに限らず「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!ニュース」「Yahoo!天気」など、各種提携サイトのコンテンツ内にも掲載されるため、認知度の向上も期待できます。
【8】アプリ広告出稿時のポイント
アプリ出稿時のポイントを押さえておくことで、失敗のリスク回避につながります。
ポイント1:広告出稿の目的を明確に定める
ポイント1つめは、広告出稿の目的を明確に定めることです。
「なぜ広告を出稿するのか」「獲得したいものは何か」など、広告を出稿することで得たい利益を明確に定めていなければ、ターゲットや広告デザインなどを適切に決めることができず、無駄にコストだけがかかってしまう結果になりかねません。
例えば「認知度を上げたい」といった目的があるのならば、何の認知度を上げたいのか具体的に定める必要があります。
認知度とひと言で言っても「会社」「商品」など、ものによってアプリ広告の配信方法もそれぞれ違った工夫が必要です。
余計なリソースやコストを消費してしまわないためにも、アプリ広告を利用する際は目的を定めてから実行しましょう。
ポイント2:広告デザインのクオリティを重視する
ポイント2つめは、広告デザインのクオリティを重視することです。
アプリ広告はその名の通り、アプリ内に表示される広告です。
仮にアプリに見合わないクオリティや馴染まないデザインの広告を作成してしまえば、広告が画面で浮いてしまい、ユーザーに悪印象を与えてしまう可能性が考えられます。
アプリ広告を適切に活用するためには、自社のアピールポイントばかりを重要視したり、適当なデザインにしたりするのではなく、配信先のイメージやクオリティも考慮して広告のデザインを検討することが大切です。
ポイント3:出稿後のデータ分析を行い最適化する
ポイント3つめは、出稿後のデータ分析を行い最適化することです。
アプリ広告は出稿したら終わりではありません。ターゲットを定めたり広告デザインを決めたりるなどの事前準備はもちろんですが、出稿出航後のデータ分析も重要です。
一度出稿して利益を出せた広告でも、データ分析を怠りそのままにすると、ユーザー層やアプリの変化に付いていけず、十分な効果を得られなくなる場合もあります。
そのため、アプリ広告は出稿した後も気を抜かず、きちんとデータ分析を行うとともに、デザインや文言などを常に最適化するようにしましょう。
【9】まとめ:アプリ広告は見識を深めて的確に活用しよう!
この記事では、アプリ広告の概要や仕組み、広告の種類や配信で得られるメリット・デメリットを詳しく解説しました。
2013年以降のスマートフォンの普及によって、アプリ広告の市場は急速に発展した現在においても成長を止めることなく常に変化をしているため、情報収集が必要不可欠です。
アプリ広告には媒体・型式ともに多数の種類があり、活用するには適切なものを独自に選定する必要があります。
早く出稿したいからといって闇雲に出稿すれば、余計なコストやリソースがかかってしまいかねません。
なお、アプリ広告の出稿は歴史が浅く、ノウハウがまだ蓄積されていないため、データ分析や市場の動向を欠かさず、常に最適化する必要があります。
そのため、事前準備だけでなくその後の運用も視野に入れて計画を立てていきましょう。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。