メルマガの反響が高い配信時間と曜日は?自社の実績を元に解説!

メルマガの反響が高い配信時間と曜日は?自社の実績を元に解説!

メルマガの配信タイミングを間違えてしまうと、メール開封率が低下します。メールを読んでもらえなければ、マーケティングが失敗に終わってしまいます。

このような事態に陥らないためにも、反響が得られるメルマガ配信方法を学んでおきましょう。

今回はメルマガの反響が出る配信時間と配信曜日について解説します。

マイナビTECH+のメルマガ配信の実績データを公開しているため、ぜひ参考にしてみてください。

「TECH+」の媒体資料はこちら

【1】メルマガの配信時間・配信曜日が重要な理由

メルマガの配信時間はメール開封率に直結します。

MarketingProfs『Newsletter Benchmarks: Open Rates, CTRs, Subject Lines』によると、メール開封率のピークは配信直後の1時間であり、その後に低下していくと記載されています。

1時間経過するとメール開封率が低下する理由は、他社のメールに埋もれてしまうためです。そのため、メール購読者がメールボックスを開く時間や曜日を想像してメルマガを配信するタイミングを決めていきましょう。

 

メルマガの詳細についてはこちら!

下記の記事でメルマガの詳細にについて詳しく解説しています。
メルマガとは?配信方法から効果的な作り方、成功事例まで徹底解説!

 

【2】メルマガの開封率・資料DL率が高い配信時間は?

メルマガ購読者別に最適なメルマガ配信時間が異なります。

 

1.BtoCビジネスの場合

BtoCビジネスの場合は、メルマガ購読者のライフスタイルを考慮して、メルマガ配信を決めていきましょう。

会社員

会社員がメールをチェックするタイミングは1日3回あります。

  • 仕事始業前に情報収集をしている「朝8時」
  • 仕事の休憩時間に情報収集を楽しむ「昼12時」
  • 仕事から帰宅後、自宅で休憩している「夜21時」

 

主婦または主夫

主夫または主夫がターゲットの場合は、13時~15時にメールを送りましょう。なぜなら、主婦は朝早くに起きて家族の朝ごはんをつくり、掃除や洗濯などの家事をこなして、昼過ぎに一休憩できるようになるためです。

夕方や夜の時間になると、パートナーや子供が帰宅してきて、夕食やお風呂の準備で忙しくなります。そのため、主婦または主夫にメールを配信するときはお昼過ぎにしましょう。

 

学生

学生がメールをチェックするタイミングは会社員と似ています。しかし、通勤途中や昼休憩時、友人と会話を楽しんでいることが多くメール開封率が下がります。また、アルバイト時間中はメールをチェックできません。

そのため、学生にメルマガを配信する場合は21時以降の配信するようにしましょう。しかし、あまりにも夜遅い時間帯にメールを配信するとクレームに繋がる恐れがあります。そのため、深夜にメルマガを配信するのは控えましょう。

 

2.BtoBビジネスの場合

BtoBビジネスの場合は、営業時間中(8時~18時)にメルマガを配信するようにしましょう。マイナビTECH+はIT企業や製造会社のマーケティング支援を行っていますが、メルマガ配信時間帯に応じて開封率や資料DL率は以下のように変動することを見つけました。

8時頃は通勤途中にメルマガを読んでもらえますが、移動が伴うため資料DLに繋がりません。営業時間中に一番反響が得られる時間帯は11時頃となります。

 

・メルマガ配信時間帯別の開封率と資料DL率

 

開封率

資料DL率

8時

20.30%

1.10%

11時

23.20%

2.40%

13時

22.80%

2.30%

15時

21.20%

2.20%

17時

20.10%

2.20%

 

【3】メルマガの開封率・資料DL率が高い配信曜日は?

メルマガの開封率を上げるために、時間だけでなく曜日も意識しましょう。

 

1.BtoCビジネスの場合

BtoCビジネスの場合は、ターゲットに応じて最適な曜日が変わります。ターゲットのライフスタイルを想像して、相手がメールを開くタイミングはいつかを考えていくことが大切です。

 

ターゲット

曜日

ビジネスマン

金曜日

主婦

平日

女性

金曜日・土曜日

学生

平日

 

2.BtoBビジネスの場合

BtoBビジネスの場合、メール開封率が高い曜日は「火曜日」です。

マイナビTECH+の調査結果では、配信曜日によって開封率や資料DL率が変動することが判明しました。1番反響が得られやすいのは火曜日です。

ネオマーケティングの調査レポート「曜日に関する調査」では、月曜日は忙しいと64.6%の人が回答しており、金曜日は疲れを感じると48.5%の人が回答しています。また週明けから週末に向けて「疲れを感じる」と回答する割合が増えています。つまり、仕事の気力が充実している火曜日にメルマガを配信すると開封してもらえます。

 

・メルマガ配信曜日別の開封率と資料DL率

 

開封率

資料DL率

月曜日

18.90%

1.30%

火曜日

23.10%

2.30%

水曜日

22.90%

2.20%

木曜日

21.80%

1.90%

金曜日

20.60%

1.60%

 

【4】配信時間と曜日を意識するだけでは効果は期待できない

5配信時間と曜日以外で注意するポイント

メール開封率を上げるためには、配信時間と配信曜日にこだわることが大切だとお伝えしました。しかし、クリックしたくなるタイトルなど工夫しなければメールを開封してもらえません。そのため、メール開封率を上げるためのポイントを押さえておきましょう。

 

1.メルマガのタイトルに拘る

メルマガのタイトルは、メール受信ボックスで見ることができて「メールを開封すべきだろうか?」を判断されるものです。メルマガ購読者に興味・関心を持ってもらえるタイトルを付けなければ、開封してもらえません。

Bnchmark社の「メールマガジン購読状況調査 2022年度版」によると、50.8%のメルマガ購読者はタイトルを見て、メールを開封するか判断していると回答しています。この調査結果からも分かるように、メール開封率に直結するためメルマガのタイトルにはこだわるようにしましょう。メルマガのタイトルを付けるときは「4Uの原則」を意識しましょう。

 

・4Uの原則

緊急性(Urgent)

今、読むべき理由を伝える

独自性(Unique)

受信ボックスの中でも、ひときわ目を引く訴求をする

超具体性(Ultra Specific)

メール本文の内容がイメージできるような内容にする

有益性(Useful)

メールを読むメリットを伝える

 

メルマガのタイトルについてはこちら!

下記の記事でメルマガのタイトルについて詳しく解説しています。
40サンプル付き!開封率を高めるメルマガタイトル(件名)の作り方

 

2.顧客のニーズを満たす

顧客のニーズを満たさないメールを送ると、購読停止されてしまう恐れがあります。不特定多数に一斉送信できることがメルマガの魅力ですが、多くの人に同じメールを配信すれば、興味のない人にもメールが届いてしまいます。

そのため、顧客の属性やステータスなどでグループ分けをした上でメールを配信するようにしましょう。このようなメール配信方法をセグメント配信といいます。

 

3.最適なメルマガの配信頻度を見極める

メルマガの配信頻度は適切な頻度を見極めるようにしましょう。

オーストラリアのメール配信システム会社SmartrEmailのレポート「Email Marketing Frequency Best Practices in 2020」では、メルマガの平均配信頻度は月に1~4通と記載されています。そのため、どの程度の頻度が良いのか悩んだら、週1のペースでメルマガを配信するとよいでしょう。

しかし、大切なことはユーザーがメルマガをどの頻度で臨んでいるかを見極めることです。

例えば、夕方頃にレシピ情報を提供してファンを増やしている会社も存在します。このように、メルマガ購読者により配信頻度が変わってきます。

 

メルマガの配信頻度についてはこちら!

下記の記事でメルマガの配信頻度について詳しく解説しています。
メルマガの配信頻度とは?自社に最適な配信頻度の見つけ方まで解説!

 

4.配信時間と配信曜日を固定化する

メルマガの効果を最大化させたい場合は、メルマガ購読を習慣化してもらう必要があるため、配信時間と配信曜日を固定化しましょう。メルマガ配信を固定化すると、メルマガ購読者の日常ルーティンに加わりやすくなります。

日常ルーティンにメルマガ購読が含まれれば、自社のファン化に成功して売上が見込みやすくなります。

配信時間や配信曜日をランダムにメルマガを送ると、日常ルーティン化できません。メルマガ購読を習慣化してもらうためにも、配信時間と配信曜日を固定化させましょう。

 

5.メルマガ専用の特典を用意する

メルマガの開封率を上げるために、特典を用意するのも1つの方法です。メルマガの特典にはデジタルデータがおすすめです。なぜなら、プレゼント発送の手間が省けるためです。

例えば、メルマガで成果を出すためのノウハウ(実例)など動画にしてメルマガにURLを添えれば開封率が上がります。またセミナーに参加者を募るため、Amazonギフトをプレゼントするなどの施策があります。

 

6.メルマガの効果を検証して改善する

メルマガ配信の効果を測定して、配信内容や配信時間、配信曜日を変えていくことが大切です。メルマガの効果検証をするために、KPIの数値を設定しておきましょう。

  1. 開封率
  2. CTR(クリックスルー率)
  3. CVR(コンバージョン率)
  4. 不達(エラーメール)率
  5. 購読解除率
  6. メルマガ登録数の変動
  7. 直帰率
  8. 配信直後のアクション
  9. その他の指標

KPIの数値を見ながら、どの時間帯、どの曜日にメルマガを配信すべきかを考えていくことで効果が得られやすくなります。

【5】メルマガの配信時間や配信曜日にこだわった成功事例

株式会社マイナビは、会員数140万人を突破した総合ニュースサイト「マイナビニュース」を運営している会社です。ビジネス、デジタル、ライフスタイル、エンタメなど幅広いジャンルの情報を提供しています。

同社はメルマガ会員と良好な関係を築くために、メルマガ内容にこだわっており、注目されているニュースやイベントレポートなど独自性のある内容のメールを配信しています。

そして、100種類以上あるジャンルの読者のメルマガ購読する時間や曜日を意識してメールを配信することで、会員数を伸ばしてきました。

メルマガ購読者が求めている情報を提供するために、セグメント配信をしており、多いときは1日300万通のメルマガを配信しています。

マイナビTECH+では、BtoBビジネス向けにメルマガ配信をし、21万人以上の会員の獲得に成功しています。

【6】まとめ

メルマガの配信時間はメール開封率に直結します。メール開封率のピークは配信直後の1時間であり、その後に低下していきます。そのため、メルマガ購読者がメールを閲覧する時間帯、曜日を考慮してメルマガ配信をしましょう。

この記事では、BtoCビジネスとBtoBビジネスのメルマガの最適な配信タイミングをご紹介しました。メールの開封率を上げるための工夫ポイントまでご紹介したため、記事を参考にしながらメルマガ戦略を見直してみてください。

もし、メルマガを配信しても効果が出ないと悩みを抱えたら、マイナビTECH+にご相談ください。マイナビTECH+では、IT企業や製造会社のマーケティング支援サービスを提供しています。リード獲得やリード育成までワンストップサービスで提供しています。そのため、マーケティング支援サービスに興味がある方は、下記より資料をダウンロードしてみてください。

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