【調査レポート】コロナ過におけるテレマーケティングの実態!204名のテレマ担当の声から今を読み解く!

【調査レポート】コロナ過におけるテレマーケティングの実態!204名のテレマ担当の声から今を読み解く!

調査によると、テレマの現場では、コロナによって接続率が減少したと感じている担当者が多くいるというデータが得られました。

なお、接続率が減少していても受電側には傾聴の姿勢が見られ、獲得率はむしろ向上しているようです。

この構造を理解することが、コロナ後の効果的なマーケティング戦略へとつながっていきます。

詳しい調査結果をDL(資料Ver)

詳しい調査結果をDL(動画Ver)

【調査概要】

・調査方法
 インターネット調査

・回答期間
 2022年1月7日(金)~1月12日(水)

・対象
 全回答者の中から「テレマーケティングをメインの業務として担当している」「テレマーケティングを業務の一部で担当している」に該当の方のみを対象に回答を集計

・有効回答数
 204件

【1】担当者への接続率が減少!

コロナによって生じた大きな問題のひとつに、テレマにおける「接続率の減少」があります。

調査したところ、テレマ担当の約半数は、2020年4月以降コロナによる影響が「多少あった」あるいは「明確にあった」と認識していることが明らかになりました。

特に影響を感じているのが「担当者への接続率が下がった」というものです。

調査に応じたテレマ担当のうち、57.78%がコロナ前と比較して、担当者への接続率が悪くなったと感じています。

また、「新規リストに向けた架電において特に接続率が下がった」と回答した割合は、66.23%という数字になりました。

しかし、この結果を見て「パンデミック後のテレマは無益だ」という決断を下すのは時期尚早です。

なぜなら、受電側のテレマへの関心はむしろコロナ前より高まっていて、その高い関心が獲得率に直結しているからです。

【2】テレマへの関心はパンデミック後も良好!

接続率が低下する一方で、接続後の獲得率はむしろ向上しています。

パンデミックによって多くの業態で「対面」というシーンが少なくなり、その分、電話やオンライン通話などが身近になったためでしょうか。

受電側は以前よりも傾聴の姿勢を示すようになり、それに伴ってテレマーケティングへのポジティブな反応が得られやすくなっています。

つまり、新規架電率自体は下がっていますが、接続さえできれば新規顧客を獲得しやすいというのが、パンデミック後の現状といえるのです。

これらのデータからは、接続率が下がるなかで、いかに獲得率を維持もしくは向上させていくかが重要なことが分かります。

コロナが変えた今のこの現状を踏まえた上で、次にテレマのナーチャリングについて見ていきましょう。

詳しい調査結果をDL(資料Ver)詳しい調査結果をDL(動画Ver)

【3】テレマでナーチャリングをやりやすいチャネルが判明!

テレマ担当へ、「ナーチャリングをやりやすい獲得チャネル」について質問したところ、次のような結果が得られました。

・ナーチャリングをやりやすいと感じる獲得チャネル

  • 第一位:ホワイトペーパーからのリスト(49%)
  • 第二位:製品比較系サービスへの出稿からのリスト(41%)
  • 第三位:展示会出展からのリスト(36%)

・ナーチャリングをやりにくいと感じる獲得チャネル

  • 第一位:外部メディアの集合型イベント出展からのリスト(39%)
  • 第二位:展示会出展からのリスト(37%)
  • 第三位:製品比較系サービスへの出稿からのリスト(34%)

ちなみに、ナーチャリングをやりにくい原因として挙げられたのは、「リストに記載されている番号が担当者に直通ではない」、「リストに掲載されている担当者の連絡先が携帯電話のため(登録番号以外からかけると)応答してくれない」、といったケースです。

また、リストの情報が古く、すでに担当者が変わってしまっているというケースも聞かれました。

代表番号や総合問い合わせ窓口のような電話番号しか載っていないリストを使うと、興味関心を持っているはずの担当者までたどり着くまでにいくつもの窓口、部門を経由してしまう可能性が高く、マーケティングを展開できない恐れがあります。

これを回避するために、担当者への直通番号を得やすい施策の実行が求められます。担当者に直接つながる連絡先をリスト化できれば、より高い獲得率が期待できるからです。

ナーチャリング成功のために目指すは、「担当者接続」ができるリストです。

【4】まとめ

テレマは、コロナのパンデミックによって接続率が低下傾向にあります。

しかし一方で獲得率は高くなっているため、接続さえできれば、より高い関心を集めやすいチャネルとして有効活用できるというデータが出ました。

調査によって、ナーチャリングコールをしやすいチャネルと、そうでないチャネルが明確になり、接続率向上への課題と可能性も見えてきています。

現場の声をデータとして見ていくことで、接続率を上げにくい新規架電についても、獲得率の向上を目指すことができるでしょう。

DL資料では、ナーチャリングしやすいチャネルについて、そして課題解決の可能性についての、さらに詳しい調査結果を見ることができます。

テレマ担当の現場の声を通して現状把握することは、先の見えにくいコロナ後の戦略にとって有益となるのではないでしょうか。

 

詳しい調査結果をDL(資料Ver)

詳しい調査結果をDL(動画Ver)

関連記事

    RANKING月間人気記事ランキング