ウェビナーを開催すれば、多くの見込み客にリーチでき、問い合わせや商談などのコンバージョンへとつなげられます。
しかし、映像や音声の悪いウェビナーとなった場合、顧客離れやブランド毀損などのリスクを招くのです。
ウェビナーを開催する場合は、安定して鮮やかな映像を配信できるカメラを購入しましょう。本記事では、ウェビナーにお勧めのカメラ8選と選び方を解説します。
ウェビナー
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2023.01.11]
ウェビナーを開催すれば、多くの見込み客にリーチでき、問い合わせや商談などのコンバージョンへとつなげられます。
しかし、映像や音声の悪いウェビナーとなった場合、顧客離れやブランド毀損などのリスクを招くのです。
ウェビナーを開催する場合は、安定して鮮やかな映像を配信できるカメラを購入しましょう。本記事では、ウェビナーにお勧めのカメラ8選と選び方を解説します。
ウェビナーの強みは、気楽に参加できる性質上、興味関心層と比較検討段階における潜在顧客にリーチできることです。しかし、ウェビナーの質が悪ければ、離脱率が高まり、アンケートや商談獲得などにはつながりません。ウェビナーの質を高めるには、配信機材、特にカメラに注力するのがおすすめです。
PCやスマートフォン内蔵のカメラでもウェビナー配信はできますが、やはり画質や機能性はよくありません。ウェビナー用カメラを導入すれば、高画質での配信は当然ながら、カメラの切り替えや登壇者全員を移した撮影など演出の幅を広げられます。結果的に、参加者が飽きないウェビナー配信ができるため、アンケートの回答率や満足度の向上、離脱率の低下などを見込めるのです。
下記の記事でウェビナーについて詳しく解説しています。
・ウェビナーとは?メリットやツールの選び方から、効果的に行うコツまでをご紹介!
下記の記事でウェビナーの開催方法について詳しく解説しています。
・ウェビナーの開催方法!具体的な手順とポイントを解説!
自社に適したウェビナー用カメラを選ぶためには、下記ポイントをチェックしましょう。
以下では、それぞれのポイントの詳細を解説します。
基本的に外付けカメラなら、PCよりも画質ははるかによくなります。テレビのような鮮明な画質でウェビナー配信をしたいならば、ある程度のコストはかかりますが、4K対応のビデオカメラがおすすめ。しかし、参加者側のデバイスが4Kに対応していなければ、4Kで表示されません。
これからウェビナーに注力する場合は、比較的安価で画質も良いフルHD(1,920×1,080)で十分だと思われます。フルHD以下の場合は、ぼやけて映ることがあり、参加者のウェビナー体験を低下させる恐れがあります。
ホワイトボードを使いながら、製品紹介やノウハウを伝えるウェビナーを開催する場合、ズーム機能があるカメラを選ぶと便利です。ズーム機能があれば、遠くのものや小さな文字もアップで映せます。ただし、ズームはあれば便利な機能ですが、最も重視する機能ではありません。
撮影機能とは、カメラが自動的に設定を最適化してくれる機能です。社内にカメラ撮影に慣れている人材がいない場合は、撮影機能に注目しましょう。欠かせないのが、手ぶれ補正と被写体に自動でピントを合わせるオートフォーカス機能です。
現在販売されているカメラの多くが、これら2つの搭載機能を備えていますが、そのほかにもトーンコントロールやレンズ光学補正など様々な撮影機能があります。事前に撮影機能をチェックし、うまく活用できるものを選びましょう。
ウェビナー用のカメラ選びで見落とされがちなのが画角です。画角が狭ければ、登壇者や背景のホワイトボードが映らない可能性が生じます。3人以上が登壇するウェビナーを開催するのなら、画角が90度以上のカメラを選ぶのがおすすめです。
もしくは画素数の多いカメラを選択する手もあります。画素数が多いということは、鮮明な画質を維持したまま、拡大や切り抜きができるということです。通常時は登壇者全員が入るように映し、必要に応じてズームすることもできます。
fps(フレームレート)とは、1秒間あたりに表示される画像数を示す単位です。例えば、60fpsなら1秒間に60枚の画像が表示されます。fpsが高いほど、滑らかな映像となります。パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいですが、100枚の絵で構成された漫画と30枚の絵で構成された漫画の場合、100枚の絵で作られた漫画のほうが滑らかな動きとなりますよね。
fpsは高いほうがいいですが、fps数に比例してコストも上がります。ウェビナー配信の場合、15~30fpsあれば十分です。
ウェビナー用のカメラを選ぶ際、まず明確にしておくことが投資できる予算です。ウェビナー機材は多岐にわたるため、予算を明確にし、どのように配分するのか決めましょう。例えば、予算が10万円なら、カメラに5万円、マイクとミキサーに2万円、照明に2万円、スイッチャーに1万円などです。このように事前に予算を明確にすれば、バランスよくウェビナー機材に投資できるようになります。
ここからは、ウェビナーにおすすめのカメラ8選をご紹介します。
出典:SONY
ソニーのHDR-CX470は、コンパクトながらも抜群の機能性を搭載したカメラ。手持ち撮影でも滑らかな映像を映す光学式手振れ補正や美しい画質を保つ光学ズームなど初心者にうれしい撮影機能が豊富に搭載されています。容量は32GBとたっぷりのため、長時間の映像も問題なく保存できます。何より税込み41,800円と比較的手ごろな価格で購入できるのが魅力です。
出典:Surface Go 2
「カメラやマイクなどの配信機材を揃える時間がない」という方には、Microsoft Surface Go 2がおすすめです。Surface Go 2はパソコン並みのスペックを備えたタブレット。実はSurface Go 2はフルHDカメラとスタジオマイクを搭載しています。
Surface Go 2一台でウェビナーの準備から配信まで完結できるのです。LTEモデルを選択すれば、アウトドアをしながらのウェビナー交流会やたき火をしながら登壇者同士が話し合うなどのユニークなウェビナーを開催できます。
出典:SIGMA
SIGMA fp 45mm f2.8はフルサイズのミラーレスカメラです。本製品はUSBケーブルでPCと接続することで、Webカメラとして利用できます。高品質カメラならではの、使いやすさや高速・高精度のオートフォーカス、美しいボケと描写などの豊富な機能を搭載しています。税込み82,500円と安くはありませんが、例えばウェビナーとInstagramマーケティング、製品LPなどに注力している場合は、本製品があらゆる施策で活躍することでしょう。
VLOGCAM ZV-1G hは、Vログ収録に特化したカメラです。Vログ撮影に特化しているだけあり、商品レビュー用設定や背景ぼけ切り替え、歩きながらの撮影にも対応しているほど強力な手ぶれ補正など様々な機能を搭載しています。パソコンやスマートフォンとUSB連携すれば、Webカメラとして活用できます。ウェビナーだけではなく、YouTubeなどの映像発信に力を入れている企業におすすめです。
出典:JVC
JVC GZ-RY980は4Kの超高画質な映像美が強みのカメラです。広角は29.9mmで、高音質で映像を配信できるため、ウェビナーには文句の付けどころがない製品と言えます。手ぶれ補正やズーム、オートフォーカスなどの基本機能は当然ながら、グリッドマーカーを表示できるため、水平を意識してカメラを動かせます。また、防水、防塵、耐衝撃、耐低温と耐久性に優れているため、不意のカメラ落下などで故障するリスクも低いです。
出典:Microsoft
LifeCam Studioは、1080p HDワイドスクリーンセンサー1と高精度光学を搭載したウェブカメラ。16:9のワイドスクリーンに対応しており、鮮やかな映像とクリアな音声で高品質のウェビナーを配信できるでしょう。本製品は1万円以下で購入できるのが強みです。多彩な機能は備えていませんが、費用を抑えながらも、高品質の映像と音声でウェビナー配信をしたい企業に向いています。
出典:SANWA
CMS-V40BKは、フルHDに対応した500万画素のウェブカメラです。金属スタンドがあるため、大型ディスプレイにも設置可能。カメラ本体にマイクが搭載されていますが、マイクのスペック自体はそれほど高くはないため、別途マイクを購入するのがおすすめ。2023年1月時点で廃盤になっていますが、各種ECサイトで5千円前後で購入できます。
出典:logicool
logicool C925E BUSINESSは、HD 1080pウェブカメラです。fpsは30もあるため、滑らかな映像の配信が可能。また、最長1メートル離れた場所からもクリアな音声を拾える全方位マイクが搭載されています。ただし、固定画角は78度のため、複数人が登壇するウェビナーには向いていないかもしれません。
デジタル一眼カメラは、ウェビナーや商品撮影など様々な用途で使用できるため、コストパフォーマンスが高いです。もしデジタル一眼レフカメラを購入する場合は、2つの点に注意してください。
1つめがカメラがHDMI出力に対応しているかどうかです。HDMIに対応していなければ、スイッチャーなどと接続できません。ただし、USB接続さえできれば、ウェビナー配信はできます。
2つめがHDMI出力したときに、バッテリー残量などの文字が表示されるかどうかです。文字表示がある場合は、消せるかどうか確認しましょう。文字が消せない場合、画面内に余計な情報が表示されるため、参加者のウェビナー体験の低下を招く恐れがあります。
デジタル一眼レフカメラを購入する際は、これら2点を確認するようにしましょう。
高品質なウェビナーを提供したいのなら、カメラ以外の機材もそろえるのがおすすめです。例えば、カメラにより鮮明な映像配信ができても、音声が悪ければ参加者の満足度は低下します。また、各種機材をそろえることで、演出の幅も広がります。
ウェビナーでそろえておきたい主な機材は以下の通りです。
すべての機材をそろえるとなると、10~20万円はかかるでしょう。予算に余裕がない場合、少なくともカメラとマイクは購入しておきたいところです。ウェビナー用のマイクについては、下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてください。
下記の記事でウェビナーにオススメのマイクについて詳しく解説しています。
・おすすめのウェビナー用マイク11選と選び方を徹底解説
ウェビナーにおいて、映像品質を担うカメラは重要な機材です。PCやスマートフォン内蔵のカメラでもウェビナー配信はできますが、ウェビナーを見込み客獲得の重要なチャネルにしたい場合は、外付けカメラの購入がおすすめ。予算次第ですが、デジタルビデオカメラのハイクラス機種もしくはデジタル一眼レフカメラを購入するといいでしょう。ぜひ本記事を参考に、ウェビナー用カメラの購入を検討してください。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。
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