ウェビナーの開始前スライドには、参加者に注意事項の説明や音声映像に問題がないかなどの確認をする役割があります。参加者の期待も高められるため、開始前スライドは設定しておきましょう。
本記事では、ウェビナー開始前にスライドを表示するべき3つの理由や作成ポイント、無料のテンプレートをご紹介します。
ウェビナー
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2022.09.26]
ウェビナーの開始前スライドには、参加者に注意事項の説明や音声映像に問題がないかなどの確認をする役割があります。参加者の期待も高められるため、開始前スライドは設定しておきましょう。
本記事では、ウェビナー開始前にスライドを表示するべき3つの理由や作成ポイント、無料のテンプレートをご紹介します。
ウェビナーの開始前にスライドを表示させる3つのメリットを解説します。
ウェビナー開催中は、録音や録画などの撮影の禁止、ミュートの徹底など参加者に協力してもらう注意事項が多々あります。
開始前スライドに注意事項を表示すれば、貴重なセミナー時間を注意事項の説明に割くことなく、円滑にセミナーを開始できます。
入念にウェビナー準備をしたとしても、本番当日にはネット環境や機材トラブルに見舞われる可能性があります。
ウェビナー開始後にトラブル対応をすると、参加者を待たせることになり、多くの離脱につながるでしょう。
ウェビナー開始前にスライドや音楽を流せば、音声や映像にトラブルがないか事前確認できます。万が一トラブルが見つかったとしても、開始前なら落ち着いて対処することが可能です。
ウェビナーのメリットの一つに、新規ユーザーとの接点を構築できることが挙げられます。
しかし、一度構築した関係性を維持できなければ、ウェビナー後の商談や案件発注などにはつながりません。ウェビナー開始前スライドに、登壇者や企業のSNS/連絡先を載せることで、参加者に登録してもらえる可能性が高まります。
ウェビナー終了後は、アンケート調査への記入やすぐに離脱する参加者がいることを踏まえれば、開始前の宣伝が理想です。
下記の記事でウェビナーの基本的な説明から配信ツールの選び方を詳しく解説しています。
・ウェビナーとは?メリットやツールの選び方から、効果的に行うコツまでをご紹介!
ウェビナー開始前スライドに載せる主な項目を解説します。目的やウェビナー内容に合わせて、必要な項目をピックアップしましょう。
ウェビナーのタイトルを記載します。
参加者が適切なウェビナーに参加しているか確認できるように、大きなフォントサイズで記載しましょう。
下記の記事でウェビナーのタイトル作成方法について詳しく解説しています。
・簡単4STEP!集客力を高めるウェビナータイトルの作り方!
「ご参加ありがとうございます」や「開始まで少々お待ちください」などの挨拶を記載します。
登壇者の写真やプロフィールなどを記載し、参加者の期待を高めます。
また、SNSや連絡先を記載して、ウェビナー開始前に登録してもらうようにしましょう。
ウェビナーの注意事項について記載します。
多くの注意事項を記載した場合、視認性の低下や最後まで読んでもらえない可能性が生じます。
開始前スライドには、重要な注意事項を箇条書きやアイコンを用いて記載し、そのほかの注意事項はメールなどで伝えるようにしましょう。
開始前スライドに記載するべき注意事項は以下の通りです。
音声や映像の乱れなどの不具合が発生した際の連絡先を記載します。
ウェビナー中は、登壇者がトラブルに対応するのは困難なため、迅速に対応できるスタッフやチームを用意するのが賢明です。
トラブルが生じても、離脱することなく、視聴の意思を見せる顧客は確度が高いため、迅速に対応するようにしましょう。
ここからは、ウェビナー開始前のスライド作成ポイントを解説します。
テクノロジーが発展し、製品の模倣が容易になった現代、消費者はブランドで企業を選ぶようになっています。
ブランドを確立できれば、例えばハンバーガー店ならM社のように、消費者に自社を想起してもらえるようになるのです。
ブランディングにおいては、顧客に強い印象を与えるブランドカラーが重要になります。SNSのプロフィール写真やブログ記事のデザイン、そしてウェビナーのスライドなどあらゆるチャネルで統一したブランドカラーを用いて、ブランドへの印象を高めましょう。
実際に多くの企業が、ウェビナー資料にはブランドカラーを用いています。
文字サイズはスライドの視認性に大きな影響を与えます。文字サイズは下記のように、役割ごとに区別をつけましょう。
役割ごとに文字サイズを変えることで、デザインにメリハリがつき、視認性が高まります。上記の文字サイズを意識して、ウェビナー開始前のスライドだけではなく、全体コンテンツの作成を行ってください。
注意事項などの情報を羅列する場合は、箇条書きを積極的に用いましょう。箇条書きには、読み手の情報処理の負荷を減らす働きがあります。
しかし、テキストで文頭に「・」を入れるのは、折り返した文章が「・」から始まり、読みにくくなるためおすすめしません。箇条書きを設定する際は、箇条書き機能で文字の折り返しを正しくしましょう。
さらに、行間を調整して、項目ごとの間隔を広くすれば、余白がついてグルーピングが明確になります。
ウェビナー開始前のスライドは、登壇者のプロフィールや注意事項など多くの情報を含みます。しかし、情報を詰め込んでしまうと、読みづらくなってしまいます。
情報量を維持しつつ、視認性を高めるためには、行間と余白を工夫して、ゆとりのあるデザインにするのが有効です。具体的には、行間は1.1~1.2程度、余白は0.3~0.5cm程度に設定してみましょう。行間と余白を多く出すことで、見栄えがぐっと良くなります。
ウェビナー開始前スライドの活用ポイントをご紹介します。
Zoomでは、参加者が入室できる時間を設定できます。多くの方が入室を開始する10分前には、スライドを表示させて、注意事項に目を通してもらいましょう。
ウェビナー開始直前には、2つの目的より注意事項を読み上げましょう。
1つめの目的は音声テストです。実際に音声を流すことで、音声に乱れがないかどうか分かります。
万が一、音声品質に問題があっても、開始前には修正できるでしょう。2つめの目的は参加者の関心を集めるためです。
注意事項を読み上げれば、スライドを見ていなかった参加者も注意事項を把握してくれます。また、参加者はウェビナー参加の準備ができるようになります。
ウェビナー開始前スライドを休憩時間にも表示すれば、休憩時間中に参加した人の離脱を防止しつつ、注意事項を伝えられます。
ただし、開始前スライドをそのまま活用するのではなく、休憩中である旨や再開時間などを記載するようにしましょう。
ウェビナー開始前スライドのテンプレートを作成しました。テンプレートをベースに、ブランドカラーやコンテンツを変更して、オリジナルの開始前スライドを作成してください。
ウェビナーの開始前にスライドを表示すれば、注意事項の説明やSNSへの登録、音声映像品質の確認などが可能になります。
Zoomなどのデフォルトの画面を表示するよりも、参加者の期待を高められるため、忘れずに開始前スライドも作成しましょう。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。
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