【無料テンプレ付き】ウェビナーでのアンケート項目例とサンプル・回答率アップのコツを解説!
ウェビナー
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2022.09.12]
目次
- 【1】ウェビナーでのアンケート取得方法
- 1.ウェビナーツールのアンケート機能を利用
- 2.外部のアンケートツールを利用
- 【2】ウェビナーでアンケートを取得するメリット
- 1.ウェビナーの改善に役立つ
- 2.見えないニーズをや不満を把握できる
- 3.自社サイトのコンテンツにすることができる
- 【3】ウェビナーのアンケートに必要な項目例
- 1.参加者の個人情報
- 2.ウェビナーに参加した目的
- 3.ウェビナーを知った理由
- 4.満足度
- 5.質問や困っていること
- 6.商品・サービスの検討度
- 【4】ウェビナーのアンケート回収率を上げるコツ
- 1.選択式の項目を増やす
- 2.ウェビナー終了前にもアンケート記入を依頼する
- 3.アンケート回答者のみにセミナー資料を送付する
- 4.プライバシーポリシーを表示する
- 【5】ウェビナーでアンケートを実施する際の注意点
- 1.重要な質問から順番に説明する
- 2.曖昧な質問は作成しない
- 3.誘導するような質問を作成しない
- 【6】アンケートのサンプル
- 【7】ウェビナーのアンケート取得にオススメのツール
- 1.Googleフォーム
- 2.SurveyMonkey
- 3.Microsoft Forms
- 【8】まとめ
【1】ウェビナーでのアンケート取得方法
アンケートを取得する方法は以下の2つがあります。
- ウェビナーツールのアンケート機能を利用
- 外部のアンケートツールを利用
それぞれ詳しく見ていきます。
1.ウェビナーツールのアンケート機能を利用
最も効率的なのが、ウェビナーツールのアンケート機能を利用する方法です。
ウェビナーツールにはアンケート機能が搭載されているものが多く、ウェビナー開催中にアンケート通知を行ったり、アンケート結果を自動集計したりすることができます。
ただし、アンケート機能の内容はウェビナーツールによって異なります。回答形式が限定されていたり、オプションで追加コストが発生したりする場合もあります。
各ウェビナーツールのアンケート機能をしっかりと理解した上で、ウェビナーツールを検討しましょう。
下記の記事でウェビナーの基本的な説明から配信ツールの選び方を詳しく解説しています。
・ウェビナーとは?メリットやツールの選び方から、効果的に行うコツまでをご紹介!
下記の記事でウェビナーの開催方法については下記の記事で詳しく解説しています。
・ウェビナーの開催方法!具体的な手順とポイントを解説!
2.外部のアンケートツールを利用
外部のアンケートツールを利用するのも1つの手です。
ウェビナーツールでオンラインセミナーを開催し、アンケートは外部ツールを活用します。
外部のアンケートツールは、無料で利用できたり、詳細な質問設定ができたりするものもあります。
ただし、外部のアンケートツールを利用する場合、ウェビナーツールと連携したり、アンケートツールのリンクを参加者全員に送ったりするなどの工数が発生します。
【2】ウェビナーでアンケートを取得するメリット
ウェビナーでアンケートを取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
具体的に以下の3つのメリットがあります。
- ウェビナーの改善に役立つ
- 見えないニーズをや不満を把握できる
- 自社サイトのコンテンツにすることができる
1.ウェビナーの改善に役立つ
アンケートで取得した情報やデータは、ウェビナーの改善に役立ちます。ウェビナーはオフラインのセミナーと違い、直接対面しないため、参加者の反応・表情が把握しづらいのが特徴です。
アンケートを活用すれば、以下のようなウェビナーに関する評価や感想を得ることができます。
「資料が見やすかった」「質疑応答の時間をもう少し欲しかった」「内容が期待していたものと違った」
これらの意見を取り入れることで、テーマや構成、時間配分、資料や説明のわかりやすさなど、今後開催するウェビナーの改善や施策につなげることが可能です。
2.見えないニーズをや不満を把握できる
ウェビナーの参加者は何かしらのニーズや課題を抱えていることが多いといえます。
アンケートの中に、質問やお困りごとの項目を設けることで、参加者のニーズや不満を把握することができます。
参加者のニーズや不満は、新しいビジネス構想を展開させるときに参考となる項目です。積極的に取り入れることで、自社の新しい商品・サービスを開発したり、参加者のニーズにあったサービスを提供したりできます。
3.自社サイトのコンテンツにすることができる
アンケートを活用することで、顧客の課題・ニーズを知ることができます。アンケートのデータは自社独自の調査結果であり、オリジナル性があります。
そのため、オウンドメディアやメルマガなどコンテンツ制作の材料として活用することが可能です。
【3】ウェビナーのアンケートに必要な項目例
ウェビナーのアンケート項目は多すぎると参加者の負担となり、回答してもらえません。
質問項目はいくつかに絞って質問することが大切です。ここでは、どのような項目をアンケートに取り入れるべきかを紹介します。
ウェビナーのアンケートに必要な項目例は以下の通りです。
- 参加者の個人情報
- ウェビナーに参加した目的
- ウェビナーを知った理由
- 満足度
- 質問や困っていること
- 商品・サービスの検討度
それぞれの項目をポイントを踏まえながら見ていきましょう。
1.参加者の個人情報
参加者の個人情報は、具体的に以下の項目を設けると良いでしょう。
- 名前
- 連絡先
- 会社名
- 業種
参加者の個人情報が分かれば、顧客の接点が増やせます。
接点を持つことで、顧客に有益となる情報を送ったり、開催するセミナーを告知したりなど継続的なフォローがしやすくなります。
2.ウェビナーに参加した目的
同じウェビナーでも、参加者によって目的や動機が異なります。
参加する目的を知ることで、参加者の課題やニーズ、考え方などを把握することが可能です。新しい商品・サービスの開発や参加者のニーズにあった提案などに役立ちます。
3.ウェビナーを知った理由
ウェビナーを告知するためには、様々な方法を実施すると思います。ウェビナーの集客では効果的な集客方法を見極め、コストを抑えながら実施することが重要です。
ウェビナーを知った理由を知ることで、どういった告知方法が有効なのか、あまり効果がないのかを知ることができます。
4.満足度
ウェビナーを開催する以上、参加者にとって有益となるコンテンツを提供しなければいけません。
この項目では、ウェビナーに参加することで悩みが解決されたか、新しい気づきや発見があったのかなど満足度を確認します。
満足度を確認することで、今後のウェビナーの方針や内容を決める際の判断材料となります。満足度が低かった場合はアンケートをもとに、内容や方針をブラッシュアップしていくことができます。
5.質問や困っていること
質問やお困りごとの項目を設けることで、参加者のニーズや不満を把握することができます。質問や困っていることに真摯に答えることでできれば、参加者と良好な関係を築くきっかけにもなります。
6.商品・サービスの検討度
ウェビナーを通して、商品やサービスを提案していきたいと考えているならば、商品・サービスの検討度も知っておきたい項目でしょう。
商品・サービスの検討度を知っておくことで、見込み顧客の把握やアフターフォロー、提案するタイミングを見極められます。
- 資料請求したい
- 担当者に相談したい
- サンプルを見たい
- 特になし
などの項目を設けることで、商品・サービスの検討度が判断できます。
関心度が高いとされる項目にチェックが入っていた場合は、個別にアプローチしてアポイントや商談につなげていきましょう。
【4】ウェビナーのアンケート回収率を上げるコツ
アンケートを回収することで、ウェビナーや今後の戦略に役立てます。アンケートによる効果を高めるためにも、より多くの参加者からアンケートを回収しなければいけません。
しかし「せっかくアンケートを用意したのに回収率がよくない」という方もいるのではないでしょうか?ここではウェビナーのアンケート回収率を上げるコツを紹介します。
1.選択式の項目を増やす
記述式の回答は時間がかかるため、回収率が下がる傾向があります。参加者の手間を減らすためにも選択式の項目を増やしてみましょう。
選択式であればクリックやタップするだけなので、参加者も回答しやすくなります。
2.ウェビナー終了前にもアンケート記入を依頼する
ウェビナー終了後は、すぐに退席してしまう可能性があり、アンケートの存在を忘れがちです。
ウェビナー終了前にアンケート記入を呼びかけることで、回収率アップにつながります。
また、URLを送ったり、ウェビナー終了時の画面に案内を表示したりするのもおすすめです。
3.アンケート回答者のみにセミナー資料を送付する
そもそもアンケートに回答することを手間と考える人は少なくありません。
そのためアンケートをどれだけシンプルにしても、アンケートに答えてくれない人もいます。メリットを感じないと、手間のかかる作業へ取り組みにくいものです。そういった場合は、アンケートに回答してくれた人のみに資料や特典を送付するのも有効です。参加者が満足するような資料や特典を用意できれば、回答率の向上が期待できます。
4.プライバシーポリシーを表示する
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)とは、その企業が個人情報の取り扱いについてどのような方針を取っているか、個人情報の利用目的・範囲を公開したものです。
個人情報を取り扱う以上、何のために個人情報を取得するのかを明らかにしないと、参加者に不信感や不安を与えてしまいます。
また、無断で個人情報を扱ってしまうと、個人情報保護法に該当する恐れもあります。参加者に不安を与えないためにも、事前にプライバシーポリシーを作成しておきましょう。
【5】ウェビナーでアンケートを実施する際の注意点
ここでは、ウェビナーでアンケートを実施する際の注意点を紹介します。
以下の点に注意しないと、回収率が下がる、正確なデータが取れなくなるといったデメリットが起きてしまいます。回答率を下げないためにも回答者の立場になって作成することが大切です。
1.重要な質問から順番に説明する
アンケートの回答率は、質問が増えるごとに低下していく傾向があります。また、質問の意図が感じられない質問は回答者のやる気を削ぐ原因となるため、注意して作成しなければいけません。
まずは、質問内容は本当に知りたい情報をしっかりと洗い出し、優先順位をつけるようにしましょう。その上で、回答者が答えやすいような構成を意識することが大切です。
2.曖昧な質問は作成しない
選択式の回答欄だけでなく、自由記述式の回答欄を設ける場合は、曖昧な質問を作成しないようにしましょう。質問が曖昧であったり、長すぎたりすると、回答者が困惑してしまい、離脱につながってしまいます。例えば、「今回のセミナーはいかがでしたか」というような質問は答えにくいでしょう。
「セミナーでもっとも印象に残ったパートは?」「講師の声は聞き取りやすかったですか?」など、ポイントを絞ると答えやすくなります。
質問はシンプルかつわかりやすい質問を意識しましょう。
3.誘導するような質問を作成しない
アンケートを実施する際は、答えを誘導するような質問は避けるようにしましょう。
例えば、以下のような質問です。
・昨今、ウェビナーを導入する企業が増えていますが、ウェビナーは導入すべきだと思いますか?
このような質問の仕方をしてしまうと、一方の回答に偏ってしまい、正確なデータが取れなくなってしまう可能性があります。
この質問では、前半の「昨今、ウェビナーを導入する企業が増えていますが、」を削除すると良いでしょう。
【6】アンケートのサンプル
ここでは、アンケートのサンプルを公開します。
サンプルを参考に自社のオリジナルのアンケートを作成しましょう。
「〇〇」(ウェビナーの名前・テーマ)に関するアンケート 本日は「◯◯」にご参加いただきありがとうございます。
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【7】ウェビナーのアンケート取得にオススメのツール
前述したように、ウェビナーでは外部のアンケートツールを利用する方法もあります。
ここではウェビナーのアンケート取得におすすめな3つのツールを紹介します。
1.Googleフォーム
Googleフォームは、グーグル社が提供しているアンケートツールです。
アンケートフォームをURLで送ることができるので、パソコンがなくてもスマートフォンがあれば回答できます。
また、選択式、プルダウン形式、評価スケールなど、様々な形式の質問項目を作成することが可能です。
ただし、回答の際はGoogleアカウントが必要になります。コストを最小限に抑えてアンケートを実施したい場合におすすめのツールです。
2.SurveyMonkey
SurveyMonkeyは導入企業が33万社を誇る、世界的に人気が高いアンケート作成ツールです。
テンプレートが200種類以上と豊富で、質問サンプルから新たに追加することも可能です。
アンケートの作成だけでなく、集計や分析機能も充実しており、マーケティングにも活用できます。
3.Microsoft Forms
Microsoftのサービスを利用している場合、Microsoft Formsがおすすめです。
Office365のツールとも連携できるため、Excelを使用してデータを集計することができます。
また、MicrosoftにはTeamsというウェビナーツールもあり、Formsと連携させることも可能です。
TeamsのタブにFormsで作成したフォームを追加しておくことで、アンケートへのアクセスがスムーズになります。
【8】まとめ
ウェビナーを開催したら、アンケートを実施することが大切です。名前や連絡先といった基本的な情報の他に、参加した理由や質問の項目を設けることで、お客様のニーズを探れます。
アンケートの回収率を高めるためには、
- 選択式の項目を増やす
- ウェビナー終了前にもアンケート記入を依頼する
- アンケート回答者のみにセミナー資料を送付する
- プライバシーポリシーを表示する
といった取り組みが必要です。また、回収率を下げないためにも、
- 重要な質問から順番に説明する
- 曖昧な質問は作成しない
- 誘導するような質問を作成しない
などに気をつけながらアンケートを作成することが大切です。ウェビナーの効果を高めていくためにも、今後のウェビナー・戦略に役立つアンケートを実施しましょう。
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【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。