プッシュ型とプル型の違い3つ!メリット・デメリット・施策を紹介

プッシュ型とプル型の違い3つ!メリット・デメリット・施策を紹介

営業・マーケティングの施策にはプッシュ型とプル型があります。

2つの違いを理解しておくことで、どちらの手法が良いか判断できるようになるため学習しておきましょう。

今回は、プッシュ型とプル型の違いについて解説します。営業手法やマーケティング手法を見直したいという方は、この記事を読んでみてください。

【1】プッシュ型とは

プッシュ型の営業・マーケティングとは、企業が見込み顧客に対して積極的にアプローチする手法をいいます。別名でアウトバウンドマーケティングと呼ばれることも多い手法です。

優良顧客になりそうな営業先をリストアップして、アプローチしていき、自社商品、サービスを売り込んでいきます。アプローチしたときに、顧客からニーズの有無を聞き出せるため、即効性が見込める手法です。

 

アウトバウンドマーケティングの詳細はこちら!

下記の記事でアウトバウンドマーケティングについて詳しく解説しています。
アウトバウンドマーケティングとは?特徴から実践方法まで解説!

 

1.プッシュ型のメリット

  • 商品やサービスの知名度を上げられる
  • 新規顧客を発掘できて売上を伸ばせる
  • 優良顧客にアプローチできる
  • 顧客からニーズがあるかどうか聞き出せる
  • 即効性が見込める

プッシュ型の営業・マーケティングのメリットは、優良顧客のリストを作成してアプローチしていくことで、新規顧客の開拓ができることです。

顧客にアプローチしたときに、ニーズがあるかどうかを聞き出すことができます。

ニーズがある顧客に巡り合えれば、その場で商談・受注に至ることがあります。このように、顧客からニーズの有無を聞き出せ、即効性が見込めることがメリットです。

また、リリースしたばかりの知名度が低い商品・サービスでも、企業が顧客に積極的に紹介していくことで売れるようになることもメリットです。

 

2.プッシュ型のデメリット

  • 一方通行のコミュニケーションになる
  • 営業先に敬遠、拒否される恐れがある
  • 営業担当者の精神的負担になる
  • 営業・マーケティングが非効率になる

プッシュ型の営業・マーケティングのデメリットは、企業が見込み顧客にアプローチしていくため、一方通行のコミュニケーションになりがちなことです。そのため、相手に拒否されてしまうこともあり、営業担当者・マーケティング担当者に精神的負荷がかかることがあります。

また、顧客ニーズの有無に関係なくアプローチしていくため、営業・マーケティングが非効率となることが、プッシュ型のデメリットでとなります。

 

3.プッシュ型の手法

 

営業

訪問営業

テレマーケティング

マーケティング

【オンライン広告】

●リスティング広告

●ディスプレイ広告

●SNS広告

●動画広告

●純広告

●タイアップ広告

●アフィリエイト広告
 
【オフライン広告】

●テレビ広告

●ラジオ広告

●新聞広告

●雑誌広告

●ダイレクトメール

●同封・同梱広告

●屋外広告

●交通広告

●フリーペーパー

●折り込みチラシ

その他

展示会

 

4.プッシュ型の成功事例

 

Googe for Education

出典元:『全日本DM大賞

Googe社は教育業界向けのサービス「Googe for Education」を提供しています。

Googe for Educationは、学校のメールアドレスを設定できて生徒とメールのやり取りができたり、宿題のデータ管理ができたり、小テストを作れたりするツールです。米国の教育機関では、Googe for Educationを活用することで、年間約52時間分の業務効率化に成功しています。

このサービスを日本の教育機関に使用してもらうために、ダイレクトメールを送付しました。パソコンのデザインのダイレクトメールで、開かないと中身が見えないように仕掛けています。このようなダイレクトメールを送り、584件のリード獲得に成功しました。

 

補足:マイナビTECH+のテレマ型リード獲得支援

 

TECH+リード獲得サービス

マイナビTECH+ではテレマーケティングのリード獲得支援のサービスを提供しているため、アウトバウンドセールスに興味がある方は活用してみてください。

お客様の商品や技術を記事をマイナビTECH+上にアップさせていただき、その記事を読みそうなターゲット顧客に対して「メディアの最新記事を紹介します」とテレマーケティングを行っていきます。

マイナビニュース名義で電話をかけるため決裁者に繋がりやすく、お客様に質の高いリードをお渡しできます。

そのため、プッシュ型の営業を実施したい方は、マイナビTECH+にご相談ください。

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【2】プル型とは

プル型とは、企業ホームページやSNSを運営していき、お問い合わせしてくれた顧客に対してアプローチする手法です。別名でインバウンドマーケティングと呼ばれることも多い手法です。

お問い合わせを待つ必要があるため、効果が出るまで時間がかかりますが、ニーズのある顧客にアプローチできるため効率的な営業・マーケティング活動ができます。

インターネットの普及により、顧客は情報収集、ECサイト上で買い物が楽しめるようになりました。そのため、プル型の手法が主流になってきています。

 

インバウンドマーケティングの詳細はこちら!

下記の記事でインバウンドマーケティングについて詳しく解説しています。
【図で分かる】インバウンドマーケティングとは?基本知識から成功事例まで解説!

 

1.プル型のメリット

  • 双方向のコミュニケーションができる
  • 興味・関心の高い顧客と接点が作れるため成約率が高い
  • 顧客から拒否されることがない
  • 顧客と良好な関係を構築できる
  • 営業・マーケティングの効率化ができる

プル型はコンテンツを配信して、顧客からのお問い合わせを待つ手法です。コンテンツで発信した情報に顧客から反応がもらえ、双方向のコミュニケーションが楽しめます。コンテンツに反応した顧客は、自社の商品やサービスに興味がある人のため、アプローチしたときの成約率が高いです。

また、顧客のリピート率を上げることもできます。このように、営業・マーケティング活動を効率化できることがメリットとなります。

 

2.プル型のデメリット

  • 興味・関心のある限られたユーザーにしかリーチできない
  • アプローチする顧客を選べない
  • 受け身の営業になる
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 知名度が少なない新商品・新サービスは売りづらい

プル型は顧客からのお問い合わせを待つ手法のため、顧客を選ぶことはできません。自社が提供する情報や商品、サービスに興味・関心を持ったユーザーしか獲得できません。また、リリースしたばかりの新商品・サービスを売り込む手法には向きません。

受け身の営業になるため、効果が出るまで時間がかかることがデメリットとなります。

3.プル型のマーケティング手法

 

営業

●インサイドセールス

マーケティング

●SNS運営

●コンテンツマーケティング

●ホワイトペーパー

●メルマガ

その他

●店舗の出店

●セミナー

 

インサイドセールスについてはこちら!

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セミナーとは?参加満足度が高いイベントを開催するための手順を紹介

 


4.プル型の成功事例

株式会社KIRIN

出典元:『株式会社KIRIN

株式会社KIRINは国内大手の飲料メーカーです。同社は自社サイト内で「キリンレシピノート」を運営しています。

キリンレシピノートでは「カンタン・おいしい・楽しい」をテーマにしたレシピを紹介しています。

どれも、ビールに合うレシピばかりですが、飲料メーカーとしてビールの売り込みをしていません。あくまで、お客様にビールに合うレシピを紹介するに絞り込み、顧客の利益を優先する姿勢を見せて自社商品のファンの獲得に成功しています。

 

補足:マイナビTECH+のオウンドメディア支援施策

 

オウンドメディア-1

 

マイナビTECH+では、お客様のオウンドメディア支援施策サービスを提供しています。社内でオウンドメディアを運営できないとお悩みのお客様に対して制作、運用を行います。

「流入設計」「コンテンツ戦略」「導線設計」「UI/UX設計」「EFO」「サイト保守」「マーケティングツール(MA/SFA)導入支援」などワンストップでできること、マイナビTECH+運営で培ったノウハウが強みです。

そのため、オウンドメディア運営をお考えの方はマイナビTECH+にご相談ください。

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【3】プッシュ型とプル型の違い

プッシュ型とプル型の違いをまとめると、以下の通りになります。

 

プッシュ型

プル型

メリット

  • 商品やサービスの知名度を上げられる
  • 新規顧客を発掘できて売上を伸ばせる
  • 優良顧客にアプローチできる
  • 顧客からニーズがあるかどうか聞き出せる
  • 即効性が見込める
  • 双方向のコミュニケーションができる
  • 興味・関心の高い顧客と接点が作れるため成約率が高い
  • 顧客から拒否されることがない
  • 顧客と良好な関係を構築できる
  • 営業・マーケティングの効率化ができる

デメリット

  • 一方通行のコミュニケーションになる
  • 営業先に敬遠、拒否される恐れがある
  • 営業担当者の精神的負担になる
  • 営業・マーケティングが非効率になる
  • 興味・関心のある限られたユーザーにしかリーチできない
  • アプローチする顧客を選べない
  • 受け身の営業になる
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 知名度が少なない新商品・新サービスは売りづらい

手法

  • 訪問営業
  • テレマーケティング
  • オンライン広告
  • オフライン広告
  • 展示会
  • インサイドセールス
  • SNS運営
  • コンテンツマーケティング
  • ホワイトペーパー
  • メルマガ
  • セミナー

【4】まとめ

今回はプッシュ型とプル型の営業・マーケティング手法の違いを解説しました。大切なことは、各手法のメリット・デメリットを理解した上で、双方に取り組むことです。そのため、この記事を参考にしながら、施策を考えてみてください。

もし、この記事を読んで、どのような施策がよいかわからないと悩みを抱えたら、弊社では、営業・マーケティング支援を実施しているためマイナビTECH+にご相談ください。

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