【2025年版】ウェビナー集客方法13選!成功のコツと準備手順を解説
ウェビナー
【TECH+ マーケティング担当 責任者】白田翔也 [2025.06.23]

目次
- 【1】ウェビナーの集客を成功させるための準備
- 1.ウェビナーの目的とターゲット(ペルソナ)を具体化する
- 2.ターゲットが参加したいと思うテーマ・タイトルを決める
- 3.集客用のLPやイベントページを用意する
- 【2】ウェビナーに集客する方法13選【オンライン・オフライン】
- 1.オンラインの集客方法
- ①自社Webサイトでの告知
- ②SNSでの告知
- ③Web広告の配信
- ④メールでのアプローチ
- ⑤集客ポータルサイトの利用
- ⑥プレスリリースの活用
- 2.オフラインの集客方法
- ①チラシ・ポスターによる告知
- ②新聞・雑誌広告での告知
- ③DM(ダイレクトメール)の送付
- ④テレアポ(電話)によるアプローチ
- ⑤評判・口コミによる拡散
- ⑥紹介(リファラル)による参加
- ⑦ウェビナー集客代行会社への依頼
- 【3】ウェビナー集客の成功率を高める8つのコツ
- 1.開催1ヶ月前を目安に告知し、定期的なリマインドを行う
- 2.告知では参加するメリットを端的に伝える
- 3.見逃し配信も活用しながら複数の日程で開催する
- 4.申し込み方法やフォームをわかりやすく設計する
- 5.参加を促すリマインドメールを送る
- 6.参加者限定特典(インセンティブ)を設定する
- 7.アンケートの回答から次回ウェビナーへ誘導する
- 8.効果測定で成果を見える化し、次のアクションへ活かす
【1】ウェビナーの集客を成功させるための準備
ウェビナー集客を成功させるためには、計画的な戦略が不可欠です。事前の準備として、ターゲット設計やテーマ選定など3つのステップを解説します。
- ウェビナーの目的とターゲット(ペルソナ)を明確にする
- ターゲットが参加したいテーマ・タイトルを選定する
- 集客用のLP(ランディングページ)やイベントページを作成する
1.ウェビナーの目的とターゲット(ペルソナ)を具体化する
ウェビナー集客成功の第一歩は目的の明確化とターゲット(ペルソナ)の設定です。目的やターゲットがはっきりすると、ウェビナーで伝えるべき内容が具体的になります。
目的は「新製品の認知度を〇%向上させ、将来的な顧客となり得るリードを〇件獲得する」あるいは「既存顧客のエンゲージメントを高め、クロスセルやアップセルにつなげる」といったように、具体的に設定することが重要です。
次に参加者のペルソナを定義します。ペルソナは詳細情報を設定した架空の顧客像のことです。たとえば、「ウェビナー集客に関心がある中小企業の30代担当者Aさん」のように課題や価値観まで具体化すると、ペルソナに向けた効果的な情報や発信、表現などが明確になります。
2.ターゲットが参加したいと思うテーマ・タイトルを決める
ウェビナーの目的とターゲット(ペルソナ)を設定できたら、次にターゲットが参加したいと感じるテーマとタイトルを決定しましょう。ターゲットの課題解決や強い興味関心に合致するテーマであるほど、ウェビナーに参加するモチベーションは高まります。
たとえば、ペルソナが最新のウェビナー集客ノウハウとAI活用法を求めているなら、「2025年最新版!AIで進化するウェビナー集客〇つの秘訣」といったテーマが効果的でしょう。
タイトルは内容や参加するメリットが一目で伝わるように工夫するのがポイントです。テーマやタイトルは複数案を作成し、ターゲット視点でもっとも魅力的なものを選定しましょう。
ポイント |
例 |
具体的な数字の記載 |
「〇つの方法」 |
緊急性や限定性の示唆 |
「限定公開」 |
検索キーワードの含有 |
「AI」「集客」など、テーマに紐づくキーワード |
具体的な学びや成果の想起 |
成功事例から学ぶ実践テクニック |
下記の記事でウェビナーのタイトルの作り方を詳しく解説しているので、タイトル設定に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
3.集客用のLPやイベントページを用意する
ウェビナーのテーマとタイトル決定後、参加申込を促す専用ページやランディングページ(LP)、イベントページを作成しましょう。これらはウェビナー集客サイトとして機能し、参加検討者との重要な接点になります。
LPやイベントページは参加者が求める情報を網羅し、参加メリットを明確に伝える設計が効果的です。具体的に盛り込むべき要素は以下の通りです。
要素 |
詳細 |
魅力的なキャッチコピーと見出し |
ウェビナーの核心的価値を伝えターゲットの興味を引く |
得られるベネフィット |
参加して解決できる課題や学べる知見を明確に示す |
対象者 |
どのような人に参加してほしいのかを明記する |
開催日時・所要時間・費用 |
基本情報をわかりやすく記載する |
プログラム内容・アジェンダ |
具体的な内容を提示し期待感を高める |
講師情報 |
講師の専門性や実績を紹介し信頼性を高める |
参加者の声・過去の事例 |
社会的証明となり参加への安心感を与える |
明確なCTA(行動喚起) |
「今すぐ申し込む」など具体的でわかりやすい申込ボタンを設置する |
申込フォームの入力項目は必要最小限に絞り、ユーザー負担軽減と離脱防止を図りましょう。これらの情報を整理し視覚的にわかりやすいデザインにすることで、申し込み率向上を期待できます。もし、事前に資料を配布できるなら、その旨を案内するとよいでしょう。
【2】ウェビナーに集客する方法13選【オンライン・オフライン】
ここでは、13種類のウェビナー集客方法をオンライン・オフラインに分けて詳しく解説します。効果的なウェビナー集客には、ターゲット層や目的に応じた手法を組み合わせることが重要です。
<オンライン>
- 自社メディアでの告知
- SNSでの告知
- Web広告の配信
- メールマーケティングでのアプローチ
- 集客ポータルサイトの利用
- プレスリリースの活用
<オフライン>
- チラシ・ポスターによる告知
- 新聞・雑誌広告での告知
- DM(ダイレクトメール)の送付
- テレアポ(電話)によるアプローチ
- 評判・口コミによる拡散
- 紹介(リファラル)による参加
- ウェビナー集客代行会社への依頼
1.オンラインの集客方法
まず、オンラインでのウェビナー集客方法を解説します。WebサイトやSNSなどを活用して、オンラインで幅広くウェビナーの告知やプロモーションを行いましょう。
①自社Webサイトでの告知
自社Webサイトは、ウェビナー集客の基盤となる情報発信チャネルです。サイト訪問者はすでに自社やサービスに関心を持っている場合が多く、質の高い見込み顧客へ情報を直接届ける有効な手段となります。
自社Webサイトのトップページやイベント告知ページにウェビナーのバナーや開催概要をわかりやすく掲載し、申込フォームへの導線を明確に示しましょう。ウェビナーの詳細ページに参加者の声やアンケート結果を開示すると信頼性の向上につながります。
関連性の高いブログ記事からウェビナーへ自然に誘導するのも効果的です。オウンドメディアに掲載した質の高いコンテンツは、新規ユーザー流入や潜在顧客へのリーチ拡大に貢献します。
ウェビナーの告知専用LPでは、参加して得られる価値やユーザーの悩みに応える情報を優先的に提示します。参加手続きのしやすさもアピールしながら、参加費以上の価値を明示して登録を促しましょう。
②SNSでの告知
SNSは拡散性と精緻なターゲティングが特徴で、ウェビナーの認知度拡大や新規参加者獲得に有効な集客チャネルです。主要なSNSプラットフォームとして以下が挙げられます。
- X(旧Twitter)
ウェビナーの対象顧客や特性に合ったプラットフォーム選択が成功の鍵です。テキスト情報に加え、画像や動画も活用してユーザーの関心を惹きつけましょう。FacebookやLinkedInといったSNSプラットフォームが提供するイベント作成機能を活用し、ウェビナー専用のイベントページを作成・共有することも有効な手段です。
SNS広告(有料プロモーション)では特定の興味関心層やサイト訪問履歴のあるユーザーに対して的確なターゲティングが可能です。SNSを集客に活用するためには、通常の投稿と有料広告を組み合わせた戦略が効果的です。
③Web広告の配信
Web広告は短期間で広範囲のターゲット層に参加登録を促せる有効な集客手段です。Web広告では下記の3種類がよく利用されており、テーマや関連キーワードに関心を持つ潜在顧客へ適切にアプローチできます。
- リスティング広告(検索連動型広告)
- ディスプレイ広告
- SNS広告
たとえば、Google広告を用いて「ウェビナー 集客 コツ」といったキーワードで検索するユーザー層へ広告を提示したり、Facebook広告やLinkedIn広告で特定の役職や業種、企業規模といった属性を持つユーザーへターゲットを絞る方法が挙げられます。ペルソナがもっとも利用する広告プラットフォームを選定し、最適なターゲティングを行いましょう。
バナー画像や広告文では、参加メリットを簡潔かつ魅力的に伝え、ユーザー行動を促すCTA(行動喚起)を設置したクリエイティブを制作しましょう。
リスティング広告やディスプレイ広告については以下の記事で解説しているため、ウェビナー集客にWeb広告を活用したい方はぜひ参考にしてみてください。
④メールでのアプローチ
既存顧客や見込み顧客といった保有リストが自社にあるなら、メールを送ることもウェビナー参加を促す有効な集客手法です。メール集客のメリットは低コストで運用できることとと、すでに関心を持つ層への直接アプローチによる高い反応率です。効果をさらに高めるためには、以下の点を意識しましょう。
手法 |
詳細 |
セグメンテーション(グループ分け) |
リストを特定の条件でグループ分けし、グループの特製に合わせてメール内容を最適化する |
パーソナライズ(個別最適化) |
リストごとに情報を調整し、リストに響くメッセージを作成する |
下記の記事でメールマーケティングについて詳しく解説しているため、メールをウェビナー集客に活用したい方はぜひチェックしてみてください。
⑤集客ポータルサイトの利用
ウェビナー情報を専門に扱う集客ポータルサイトへの掲載は、意欲的な層へ効果的にアプローチできる集客方法です。サイト利用者は自社の課題に合うテーマのイベント情報を探しており、未認知の潜在顧客層へのリーチが期待できます。
⑥プレスリリースの活用
ウェビナーの内容に新規性や社会性、時事性があれば、プレスリリースの配信も有効な集客手段になります。ウェビナーの情報がメディアに掲載されれば、広範囲な認知獲得と信頼性向上が期待できます。
プレスリリースを活用するには、ウェビナーにニュースバリューがあるかの見極めが重要です。ウェビナーの独自性や社会的意義などを明確にし、具体的なデータも盛り込み、作成・配信するのがポイントです。著名な専門家の登壇や業界初の試みなどがプレスリリースに適していると言えるでしょう。
2.オフラインの集客方法
デジタル化が進む現代でも依然として有効なオフラインでのウェビナー集客方法を解説します。オンライン手法と組み合わせることで、多角的なアプローチが可能です。
①チラシ・ポスターによる告知
チラシやポスターは特定地域や施設内での告知に有効なオフライン手法です。ネット利用頻度が低い層や特定地域コミュニティへのリーチが期待できます。ターゲットの行動範囲を調査し戦略的に設置・配布しましょう。QRコードで告知LPに誘導したり、告知を行うSNSのアカウント情報を記載したりするなど、オンライン告知との連携も効果的です。
②新聞・雑誌広告での告知
新聞・雑誌広告は、特定読者層や広範囲への告知につながるオフライン手法です。ウェビナーのターゲットと媒体読者層の一致が効率的なリーチに寄与します。BtoB向け専門誌や地方新聞のイベント情報欄などが活用例として挙げられ、信頼性の醸成にも寄与します。費用対効果を考慮したうえで、他の施策と組み合わせた活用がおすすめです。
③DM(ダイレクトメール)の送付
はがきや封書のDM(ダイレクトメール)は、特定のターゲットリストに郵送して反応を期待するオフライン集客方法です。既存の顧客やリードへのアプローチに効果的で、限定特典を同封して申込率を向上させる手法もあります。オンライン申し込みページへのQRコードを記載するなど、申し込みの利便性を意識しましょう。
④テレアポ(電話)によるアプローチ
テレアポは、顧客へ直接電話しウェビナー参加を促すオフライン手法です。直接対話することでウェビナーに参加する価値を伝え、疑問や不安を解消しながらアプローチできるのが特徴です。
テレアポで顧客にウェビナーの参加を促す際は、テーマ・メリット・日時などを簡潔に伝えましょう。トークスクリプトの準備や担当者のスキル向上なども、テレアポによる集客成功には欠かせないため、営業体制の整備や担当者の育成にも力を入れる必要があります。
⑤評判・口コミによる拡散
よい評判や口コミは、集客においてユーザーの意思決定のきっかけとなる要素です。利害関係のない第三者からの評価や実際の参加者の声は信頼性が高く、ウェビナーへの関心を高めます。満足度の高い感想を紹介したり、インフルエンサーや専門家による情報発信を活用したりすることで、ポジティブな評判の拡散につながるでしょう。
⑥紹介(リファラル)による参加
既存顧客や関係者からの紹介(リファラル)もウェビナーの集客に効果的です。身近な人物からの推薦は強い信頼感を生むため、質の高い参加者を獲得し、その後の成約につながりやすいメリットがあります。
紹介によって集客するためには、サービスやウェビナーに対して満足度の高い既存顧客やパートナー企業などに相談してみましょう。善意で紹介してもらえる場合もありますが、紹介のメリットがあるように、日頃からの良好な信頼関係の構築が重要です。紹介依頼時は価値や理由を明確に伝え、紹介用資料などを準備して円滑に連携しましょう。
⑦ウェビナー集客代行会社への依頼
社内にウェビナー開催のノウハウやリソースが不足している場合、専門の集客代行会社に委託することも有効な選択肢です。費用はかかりますが、代行会社は豊富な専門知識、過去の実績、独自のネットワークを有しているため効率的な集客が期待できるでしょう。
複数の代行会社を検討する際は、自社ターゲットへの強みや専門性、これまでの実績、提供されるサービスの範囲、料金体系といった項目を比較して選択するのがおすすめです。共催ウェビナーの企画・運営経験が豊富な代行会社であれば、リソースや集客先の共有といった相乗効果戦略の相談も可能です。
下記の記事では、自社に最適な代行先の選び方とおすすめの代行先を紹介しているため、集客代行会社の選定にぜひ役立ててみてください。
【3】ウェビナー集客の成功率を高める8つのコツ
ウェビナーへの集客効果を最大限に引き上げるためのコツは以下の8つです。
- 開催1ヶ月前を目安に告知し、定期的なリマインドを行う
- 参加するメリットを端的に伝える
- 見逃し配信も活用しながら複数の日程で開催する
- 申し込み方法やフォームをわかりやすく設計する
- 参加を促すリマインドメールを送る
- 参加者限定特典(インセンティブ)を設定する
- アンケートの回答から次回ウェビナーへ誘導する
- 効果測定で成果を見える化し、次のアクションへ活かす
告知の時期や内容、見逃し配信の活用などを一つひとつ実践し、ウェビナーへの集客を効率的かつ効果的に実践していきましょう。
1.開催1ヶ月前を目安に告知し、定期的なリマインドを行う
ウェビナー集客成功には、開催1ヶ月前を目安とした告知開始が基本です。早めに告知することは大切ですが、開催当日までに期間が空くことで離脱するおそれもあるため、告知時期に合わせて以下のように段階的なアナウンスを行いましょう。
- 2ヶ月〜5ヶ月前:ティーザー動画告知で関心を喚起
- 1ヶ月前:本格告知を開始し申し込み受付を開始
- 2〜3週間前:追加情報の提供
- 1週間前・前日・当日:複数回リマインドで参加を再度促進
2.告知では参加するメリットを端的に伝える
ウェビナー告知でもっとも重要なコツのひとつは、参加者が得られる具体的なメリット(ベネフィット)を明確かつ端的に伝えることです。メリットを曖昧にせず、告知文冒頭やタイトルで「このウェビナーは役に立つ」と力強く打ち出すと効果的です。
たとえば「新機能紹介ウェビナー」という告知では価値が伝わりにくいでしょう。
「【業務効率向上事例】新機能Xで実現する〇〇作業自動化テクニックと導入事例」といったタイトルであれば、具体的な数値や得られるスキルなどが示されており、ウェビナーへの関心と期待感を高められます。
3.見逃し配信も活用しながら複数の日程で開催する
ウェビナーの集客を最大化するためには、時間的な制約からライブ配信当日に参加できない層への配慮も求められるでしょう。有効な施策として、ウェビナーの見逃し配信(アーカイブ配信)の提供が挙げられます。
可能であれば、同じ内容のウェビナーを複数の日程や異なる時間帯に設定することも、参加機会の拡大に寄与します。たとえば、平日午前と別日の午後開催、ターゲット層の特性に応じて週末開催も効果的です。ウェビナーの録画コンテンツは貴重なコンテンツです。一度きりのイベントで終わらせず、継続的な情報発信や見込み顧客育成に活用しましょう。
4.申し込み方法やフォームをわかりやすく設計する
ウェビナーへの関心が高まっても、申し込みプロセスが煩雑では潜在参加者を逃してしまいます。集客の成功には申込方法の簡略化と、ユーザーフレンドリーな入力フォーム設計が不可欠です。
告知ページでは申し込みボタンをわかりやすく目立つ位置に配置し、「今すぐ無料で申し込む」など具体的な行動を促す文言が効果的です。項目数の増加は離脱率を高めるため、申し込みフォームの入力項目は氏名・メールアドレスなど、必要最小限に絞りましょう。スマートフォンから入力しやすいデザインにすることも重要です。
5.参加を促すリマインドメールを送る
ウェビナーの参加率を高めるには、登録者へ適切なタイミングで複数回リマインドメールを送信することが重要です。推奨される送信タイミングは、以下の通りです。
- 開催1週間前(期待感向上)
- 前日(参加用URL・注意事項明記)
- 当日1~2時間前(最終確認)
オンラインで手軽に申し込める反面、開催日時を忘れやすいため、メールにはタイトル・日時・URLに加え、視聴するメリットやタイムスケジュールを簡潔に記載しましょう。
6.参加者限定特典(インセンティブ)を設定する
ウェビナー参加者限定の特典を用意することも集客に効果的です。ウェビナー後も参加者との良好な関係の継続や、エンゲージメントを深めるためのフックとなり得ます。特典の具体例は以下の通りです。
- 講演資料のPDFダウンロード
- 限定ホワイトペーパーやEbookの配布
- 非公開の詳細導入事例の資料提供
- 登壇者や専門家による無料個別相談の権利
- 自社製品やサービスの割引クーポン・無料トライアル延長
7.アンケートの回答から次回ウェビナーへ誘導する
ウェビナー開催後はアンケートを実施し、満足度やフィードバックを収集します。このアンケートを意見収集にとどめず、回答内容を戦略的に分析し、次回ウェビナーの企画や効果的な集客へつなげる視点が重要です。
たとえば、アンケートで「今後取り上げてほしいテーマ」を質問し、要望の多かったものを次回企画とし、該当の回答者へ優先的に案内するのも効果的です。さらに、MA(マーケティングオートメーション)ツールと連携させれば、アンケート回答にもとづいたセグメントへのフォローアップメールの配信も自動化でき、効率的なナーチャリングを実践できます。
8.効果測定で成果を見える化し、次のアクションへ活かす
ウェビナー集客の成果を持続的に向上させるためには、開催後の効果測定と客観的データにもとづく分析が不可欠です。分析から得られた課題や成功要因を次の企画・集客戦略へ活かすPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)の確立が重要となります。
効果測定を行うにあたり、まずはウェビナーの目的に合わせた適切なKPI(重要業績評価指標)を設定します。具体的に測定・分析すべき主要なKPI例は以下の通りです。
項目 |
KPI例 |
集客状況 |
・申込者数 ・参加者数 ・参加率 ・告知ページの閲覧数・CV(コンバージョン率) |
チャネル効果 |
・各集客チャネル(メール、SNS、広告等)別の申込数 ・各集客チャネル別の貢献度 |
参加者エンゲージメント |
・平均視聴時間 ・ Q&A数 ・投票参加率 など |
フィードバック |
・アンケート回答率 ・満足度スコア |
ビジネス成果 |
・リード獲得数 ・ MQL(Marketing Qualified Lead)数 ・商談化数・率 ・受注数・率 |
コスト効率 |
・集客コスト ・リード獲得単価(CPL) ・顧客獲得単価(CPA) |
これらのKPIを定期的に測定・分析することで、「どの告知チャネルがもっとも効果的だったか」「どのテーマがもっとも高いエンゲージメントを得られたか」といった具体的な洞察を得ることが可能です。その洞察にもとづき、次回のターゲット設定やコンテンツ内容、告知戦略、LPデザインなどを戦略的に改善していきましょう。
ウェビナーの分析方法については以下の記事で詳しく解説しているので、すでにウェビナーを実施しており、分析や改善に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
【TECH+ マーケティング担当 責任者】白田翔也
BtoB領域、特に大手IT企業を中心にTECH+の広告やリード獲得に関するソリューション営業を経験。現在はTECH+のマーケティング責任者として各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。「BtoBマーケティング」テーマのイベントに年間10本ほども登壇。ITパスポートを保有。