【2024年最新版】広告媒体とは?選ぶべき媒体が分かる!事例付き
マーケティング
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2024.03.29]
目次
- 【1】広告媒体とは?
- 【2】広告媒体の種類
- 1.マス媒体
- (1)テレビ広告
- (2)ラジオ広告
- (3)新聞広告
- (4)雑誌広告
- 2.インターネット媒体
- (1)タイアップ広告
- (2)動画広告
- (3)リスティング広告
- (4)ディスプレイ広告
- (5)メール広告
- (6)SNS広告
- 3.セールスプロモーション媒体(セールスプロモーション媒体)
- (1)屋外広告
- (2)交通広告
- (3)エレベーター広告
- (4)フリーマガジン・フリーペーパー
- (5)ダイレクトメール
- (6)イベントプロモーション
- 【3】自社に最適な広告媒体の選び方
- 1.目的に見合う広告媒体を選ぶ
- 2.ターゲットが利用する広告媒体を選ぶ
- 3.伝えたい内容を訴求できる広告を選ぶ
- 【5】広告媒体の選定事例
- 1.BtoB企業
- 2.BtoC企業
- 【6】まとめ
【1】広告媒体とは?
広告媒体とは、商品やサービスに関する情報を伝えるために用いられるメディアを指します。広告媒体は「マス媒体」「インターネット媒体」「セールスプロモーション媒体」と3つに分けられ、それぞれ特徴が異なります。
広告媒体 |
強み |
マス媒体 |
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インターネット媒体 |
|
セールスプロモーション媒体 |
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また、マス媒体はテレビやラジオ、新聞、雑誌などと細分化することも可能です。適切な媒体を選ぶことで認知拡大や購買促進の効果が見込めるようになります。そのため、それぞれの媒体の特徴や選び方について理解を深めておきましょう。
【2】広告媒体の種類
広告媒体は「マス媒体」「インターネット媒体」「セールスプロモーション媒体」があります。ここでは、各媒体の特徴について解説します。
1.マス媒体
マス媒体とは大衆向けの媒体をいいます。顕在顧客・潜在顧客問わず、不特定多数の人に商品を知ってもらえるため認知拡大におすすめです。
広告費用は高いですがブランドイメージの向上も図れます。「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」があるため、それぞれのメリット・デメリットを理解しておきましょう。
(1)テレビ広告
テレビ広告とは、テレビを活用した広告です。テレビCMを連想する方が多いと思いますが「タイムCM」と「スポットCM」があります。
- タイムCM:番組内のCM枠を活用してテレビ広告を打つ
- スポットCM:テレビ局が定めるCM枠にテレビ広告を打つ
メリット
テレビ保有率は9割であり、多くの人がテレビを視聴しています。そのため、顕在顧客・潜在顧客関係なく不特定多数の人にアプローチできます。テレビ広告は審査に合格したものしか放送しないため「テレビ広告の商品は安心して購入できる」と思われやすいです。つまり、ブランドイメージの向上も期待できます。
デメリット
テレビ広告を流すためには各テレビ局の審査に合格しなければ放映されません。さらに、まとまった広告費用を用意しなければいけません。地上波のTVCMを流す場合は1回で30万円以上します。そのため、広告費を捻出できない方は出稿が難しいです。
また、テレビ広告を流すには、企画、制作、審査があるため、ある程度の期間がかかります。
(2)ラジオ広告
ラジオ広告とはラジオ放送中に流す広告です。「ながら聴き」と呼ばれる車の運転中や家事の最中など何かをしながらラジオが聞かれています。ラジオ広告の音による刷り込みは長期記憶に強いと言われています。
メリット
ラジオ広告は枠を選べるため、ターゲットが好むラジオ番組の枠を購入すれば、届けたい人に情報が届けられます。また、ラジオ広告から生まれる効果が4つあると言われています。
- リーセンシー効果:商品の購入を検討してもらえる
- イメージャリートランスファー効果:商品を思い出すことで購買意欲を高める
- 押し上げ効果:商品やサービスの認知度がアップする
- フリークエンシー効果:ラジオ広告を何度も聞くことで商品名を覚えてもらえる
つまり、ラジオ広告を流せば認知拡大や購買促進の効果が見込めます。
デメリット
ラジオ広告はビジュアルで訴求できません。そのため、細かな情報が伝わりにくいです。また、興味・関心を持たれなければ聞き流されてしまう恐れがあります。有名人を起用したり、表現にこだわったり工夫が必要です。また、ラジオ広告も効果検証しにくいです。
(3)新聞広告
新聞広告とは新聞の紙面に掲載できる広告です。全国紙と地方紙、業界紙があります。
インターネットでニュースが読める時代になりましたが、そのような時代でも新聞を購読する人は情報を信用しているためです。そのため、新聞広告を活用すれば情報感度が高い人にアプローチできます。
メリット
新聞広告はエリアを絞り込むことができます。また業界紙の広告枠を使用すれば、特定の業界に興味・関心を持つ人にアプローチすることが可能です。新聞は毎日届けられているため、狙った日付でアプローチできます。
60代以上の方は未だに新聞を行動しています。そのため、シニア層にアプローチしたい場合は新聞広告がおすすめです。
デメリット
新聞広告はさまざまな情報が載っているため、広告が読み飛ばされてしまう恐れがあります。新聞発行日にどれだけ印象を残せるかが重要になるため、広告戦略を緻密に練ることが大切です。
また、若者はインターネットでニュースを読むことが多いため、若年層へのアプローチが難しいです。また、新聞広告も効果検証がしにくいです。
(4)雑誌広告
雑誌広告とは、雑誌の誌面や裏表紙などに掲載する広告です。雑誌であれば、読者の属性や趣味を絞りこめて、ターゲットにアプローチしやすいです。また、読者は好きな雑誌は大切に保管しており、何度も読み直します。つまり、刷り込み効果が期待できます。
メリット
雑誌広告はターゲットに説得ある訴求ができることがメリットです。有名な雑誌に広告を載せれば、ブランディング効果が見込めます。企画から制作まで、出版社にお任せすれば、読者に刺さる誌面広告が打てます。
デメリット
雑誌広告はターゲットにアプローチできることが魅力ですが、不特定多数へのアプローチが苦手です。また、雑誌に載せて購買促進はできますが即効性は見込めないでしょう。そのため、インターネット広告を併用するなどして購買を促す必要があります。また、雑誌による反響の確認がしづらいです。
2.インターネット媒体
インターネット媒体とはWeb上の媒体をいいます。マス媒体やセールスプロモーション媒体と比較すると少額の予算で広告を出稿できることが魅力です。また、Web媒体は効果検証がしやすいです。「タイアップ広告」「動画広告」「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「メール広告」「SNS広告」があります。
(1)タイアップ広告
タイアップ広告とはWebメディアに商品、サービスを宣伝してもらうことをいいます。有名メディアでもタイアップ広告サービスを提供されています。
タイアップ広告が増えてきた理由は、ユーザーの広告離れが起きているためです。タイアップ広告であれば「メディアに取材されました」と自然な形でプロモーションできるため、人気を集めています。
メリット
タイアップ広告は、Web媒体を選べます。そのため、ターゲットが愛読しているWeb媒体のタイアップ広告を利用すれば確度の高いアプローチができます。
タイアップ広告はWeb媒体運営社のルールを守る必要になりますが、比較的、広告内容をコントロールしやすいです。記事広告のため大量の情報が載せられます。
「●●で取り上げられました」と伝えれば、ブランドイメージが向上できます。
デメリット
タイアップ広告はWeb媒体社が取材、撮影、記事を執筆するため、掲載まで時間がかかります。また、Web媒体社が記事を作成するため、完全に広告内容をコントロールできるわけではありません。有名な媒体のタイアップ広告サービスを利用する場合は100万円以上の費用がかかります。
下記の記事でタイアップ広告について詳しく解説しています。
・タイアップ広告とは?有効なケース、効果を高めるコツから事例までをご紹介
(2)動画広告
動画広告とは動画で流れる広告で「インストリーム広告」と「アウストリーム広告」をいいます。
- インストリーム広告:視聴中の動画と一緒に配信される動画
- アウストリーム広告:バナー広告のように広告枠に配信される動画
動画広告が掲載できる代表的な媒体には「YouTube」「TikTok」「LINE」「Instagram」「Facebook」「Google」「Yahoo!」があります。
メリット
動画広告は映像で訴求できるため、多くの情報を短時間で伝えることができます。これまで、伝わりにくかった商品の質感や商品開発ストーリーなども伝えられます。
また、動画広告は再生回数や再生時間、表示回数などの効果測定ができて改善しやすいこともメリットです。
デメリット
動画広告は映像を撮影したり、アニメーションを制作したりしなければいけないため制作期間がかかります。また、制作会社に動画制作を依頼する場合は1本10万円以上かかります。
動画広告は、どのような映像にするかで印象が大きく変わることもデメリットです。映像のクオリティ次第では企業イメージが悪化してしまう恐れがあります。
下記の記事で動画広告について詳しく解説しています。
・【初心者向け】動画広告とは?特徴やメリット、ポイントを優しく解説
(3)リスティング広告
出典元:『Yahoo!JAPAN広告』
リスティング広告とはGoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンの検索結果ページに掲載されるテキスト広告です。検索エンジンで何かを調べるユーザーは「〇〇へ行きたい」「〇〇を購入したい」「〇〇について知りたい」など何らかの要望を抱えています。つまり、リスティング広告を出稿すれば、顕在顧客にアプローチできることが大きな特徴です。
メリット
リスティング広告は、何かしらの要望を持った顕在顧客にアプローチできます。つまり、顕在顧客に刺さる広告を用意しておけば、資料請求やお問い合わせに繋がります。
また、リスティング広告はクリック課金型です。そのため、数千円程度の少額の予算で広告を出稿できます。
即日に広告を掲載できて、好きなときに開始・停止ができます。リスティング広告運用データも取得できて、PDCAサイクルに回せることがメリットです。
デメリット
リスティング広告は潜在顧客にアプローチできません。そのため、自社の商品を知らない顧客に対して認知拡大したいという方には向きません。また、検索結果のリスティング広告枠を見ないユーザーもいます。
PDCAサイクルが回せることがメリットですが、運用ノウハウが必要になります。
下記の記事でリスティング広告について詳しく解説しています。
・リスティング広告とは?特徴や運用のやり方、成功事例を全て解説!
(4)ディスプレイ広告
出典元:『Yahoo!JAPAN広告』
ディスプレイ広告とは、Web媒体の広告枠へ掲載できる広告をいいます。テキスト以外にも、画像や動画を活用した広告を掲載できます。ディスプレイ広告を掲載すれば、自社や商品の存在を知らないユーザーにも興味・関心を持ってもらえるため、潜在顧客にアプローチしたい方におすすめの広告です。
メリット
ディスプレイ広告はWeb媒体の広告枠を活用してプロモーションできて、潜在顧客にリーチできることがメリットです。どのような広告枠を活用するかにもよりますが、Yahoo!ブランドパネルのような広告枠を使用すればブランディングすることも可能です。
1000回表示されたら〇円というインプレッション課金で、リスティング広告よりクリック単価が安くなります。
デメリット
ディスプレイ広告はインプレッション課金形式ですが、多くの人が視聴するメディアの広告枠を選ぶと広告費用の消化ペースが速いです。想像以上に広告費用の消化が早いと感じることでしょう。また、ディスプレイ広告は認知拡大に向いていますが、お問い合わせ獲得には向いていません。お問い合わせにつながりにくいと感じてしまうでしょう。
下記の記事でディスプレイ広告について詳しく解説しています。
・ディスプレイ広告とは?メリット・デメリットなどの特徴、効果を解説!
(5)メール広告
メール広告とは、Web会員登録ユーザーなどに対してメールを配信することをいいます。メール広告はテキスト形式とhtml形式があります。
- テキスト形式:文章だけで構成されたメール広告
- Html形式:文章の他、画像が挿入されているメール広告
自社のリストにメールを配信する方法もあれば、媒体社が保有するリストにメールを配信する方法もあります。
メリット
メール広告の魅力はターゲティングして、即座にメールを送れることです。メールの文字料に上限がないため、伝えたい内容を盛り込むことができます。メールを開封してもらう必要はありますが、メールに興味・関心を持たれればお問い合わせに繋がりやすいです。また、メールボックスにメールが保存されるため、いつでも読み返すことができます。
デメリット
メール広告を出してもメールを開封してもらえないこともあります。また、メーラーが迷惑メールと判断した場合は弾かれてスパムメール扱いされてしまう恐れもあります。スパムメール扱いされると企業イメージが低下するため、きちんと届くかチェックしておきましょう。
下記の記事でメール広告について詳しく解説しています。
・メール広告とは?種類や配信方法、成果を出すコツを解説!
(6)SNS広告
SNS広告とは「Facebook」「Twitter(X)」「Instagram」「LINE」などのSNSプラットフォームに配信する広告をいいます。SNS広告の掲載場所は「タイムライン」「ストーリーズ」「おすすめアカウント欄」など多岐に渡ります。
メリット
SNS広告を配信して興味・関心を持ってもらえたら情報拡散してもらえます。情報拡散には広告費用がかかりません。そのため、広告を拡散してもらえれば、少ない予算で認知拡大ができます。
また、SNSユーザーから「いいね」や「コメント」が受け取れるため、双方向コミュニケーションが取れます。
デメリット
SNS広告を配信する際は炎上しないかどうかを確認して慎重に配信しましょう。SNS広告を配信して炎上してしまうと企業信用力が落ちてしまいます。
また、SNSはユーザーがさまざまな投稿をしているため、埋もれやすいです。そのため、他の投稿に埋もれないような工夫が必要になります。
3.セールスプロモーション媒体(セールスプロモーション媒体)
セールスプロモーション媒体とは、ターゲットを絞り込んで広告を打ち出せる媒体をいいます。エリアマーケティングや興味・関心マーケティングなどが行えることが特徴的です。
セールスプロモーション媒体には「屋外広告」「交通広告」「エレベーター広告」「フリーマガジン・フリーペーパー」「ダイレクトメール」「イベントプロモーション」があります。
(1)屋外広告
屋外広告とは看板を指します。建物の壁面に取り付ける壁面看板や、お店の前に置くスタンド看板をはじめ、懸垂幕や貼り紙など、さまざまな種類があります。
屋外広告は商品の認知拡大でも使用されますが、店舗の場所やルートを表示するために使用されることも多いです。
メリット
屋外広告を活用すれば、不特定多数の人にアプローチできます。主要駅付近の屋外広告を利用すれば、多くの人に告知できブランディング効果も期待できるでしょう。近年増えているデジタルサイネージでは動画配信ができ、詳細の情報を届けられるようになりました。
また、店舗の場所やルートを表示するために使えることもメリットです。
デメリット
屋外広告のデメリットは、他の広告に埋もれやすいことです。屋外広告を活用するときは、媒体や掲載場所を選ばないと誰にも見てもらえずに失敗してしまいます。そのため、どこに掲載するか戦略を立てることが大切です。
下記の記事でデジタルサイネージ広告について詳しく解説しています。
・デジタルサイネージ広告とは?概要から設置場所まで解説!
(2)交通広告
交通広告とは「電車」「バス」「タクシー」を活用した広告です。出勤・通学で交通機関を利用する見込み顧客にアプローチできます。出勤・通学の時間は決まっているため、反復訴求ができて刷り込み効果が期待できます。
メリット
交通広告は反復訴求ができるため刷り込み効果が期待できます。また、エリアを絞り込んで配信でいるため「地域の人にアプローチしたい」などのエリアマーケティングが可能です。公共性が高いため、広告が受け入れられやすく認知拡大が狙えます。
デメリット
交通広告は公共性が高いため、申し込みから広告掲載まで時間がかかります。また、交通広告は枠が決まっており、他の広告と一緒に掲載されるため差別化がしにくいです。しかし、タクシー広告は1社ずつ動画広告を配信してもらえるため、会社や商品をアプローチできます。
下記の記事でタクシー広告について詳しく解説しています。
・【5分で分かる】タクシー広告とは?仕組みからポイントまで優しく解説
(3)エレベーター広告
エレベーター広告とは、エレベーター内に設置されたデジタルサイネージを活用した広告です。オフィスビルや商業施設のエレベーター利用者に対してアプローチできます。
エレベーター内は相乗りになり、目のやり場に困るため、デジタルサイネージに目が行きやすいです。そのため、多くの人にエレベーター広告を見てもらえます。
メリット
エレベーター内は電磁遮蔽が起きてスマホが使用できません。また、他の人と相乗りになるため、目のやり場に困りデジタルサイネージに目が行くようになっています。そのため、多くの人にエレベーター広告を見てもらいやすいです。同じ時刻にエレベーター広告を配信すれば、単純接触効果が見込めて認知拡大が狙えます。
デメリット
エレベーター広告のデメリットは、競合他社とバッティングしてしまうと広告の効果が薄れてしまうことです。そのため、エレベーター広告の利用状況、配信されている広告を確認しておくことをおすすめします。また、オフライン広告のため効果検証がしにくいです。
下記の記事でエレベーター広告について詳しく解説しています。
・エレベーター広告とは?メリット・デメリット、成功事例まで徹底解説!
エレベーター広告についてはこちら!
下記の記事でエレベーター広告について詳しく解説しています。
エレベーター広告とは?メリット・デメリット、成功事例まで徹底解説!
(4)フリーマガジン・フリーペーパー
フリーマガジンやフリーペーパーは、地域情報を載せた媒体です。駅やコンビニなどに置かれていた誰でも無料で入手できます。フリーマガジンやフリーペーパーの広告枠を活用して広告を掲載できます。
メリット
地域を絞り込んで配布されている媒体、特定のジャンルに情報を絞り込んで配布している媒体があるためターゲティングできます。また、フリーマガジンやフリーペーパーにもよりますが、比較的安価な価格で広告が掲載できます。また、ルールも緩和されており、クーポン券を載せることも可能です。
デメリット
フリーマガジンやフリーペーパーは一定の期間、配布されるものです。そのため、1ヶ月先まで新たな情報が伝えられません。また、広告枠が限られているため、スペースを上手く活用して情報を伝えなければいけません。フリーマガジンやフリーペーパーでどれだけ集客できたのか効果測定できないこともデメリットです。
(5)ダイレクトメール
ダイレクトメールとは、個人や法人の顧客に手紙を送ることをいいます。ハガキや郵便など、いろいろなタイプを選ぶことができて、デザインにもこだわれることが魅力です。そのため、相手が手紙を開封して読みたくなるようなデザインにすれば、開封率を上げられます。
メリット
ダイレクトメールは広告の自由度が高いことがメリットです。相手によって伝える内容を変えたり、クリエイティブにこだわったりすることができます。工夫すれば、企業のブランディングにもなります。また、相手を感動させることができれば手紙を保存してもらえるでしょう。
デメリット
ダイレクトメールは印刷料金と配送料金がかかります。また、ダイレクトメールの送り先を作成しておかなければいけません。送り先リストは最新の情報に更新して、配送ミスが起きないように気をつける必要があります。そのため、ダイレクトメールを送るには結構労力がかかります。
(6)イベントプロモーション
イベントプロモーションとは、商品の認知拡大や販売促進のために行うイベントをいいます。展示会やセミナーもイベントプロモーションに含まれます。
イベントプロモーションは、お客様と直接会えてアプローチでき、名刺交換が行えることが最大の特徴です。
メリット
イベントプロモーションは、イベント参加者と直接話せます。お客様の反応を見ながらアプローチができることがメリットです。また、イベント参加者の中には強い興味・関心を持った方もいます。このような方にアプローチすれば、その場で商談、契約に至ることもあります。
デメリット
イベントプロモーションは開催準備が大変です。どのようなイベントを開催すべきかを考えて、会場設営や備品手配をしなければいけません。また、イベントに参加してもらうために告知も欠かせません。このように、他の施策と比較して手間がかかることがデメリットです。
展示会やウェビナーの開催方法が知りたい方は、下記の記事をお読みください。
下記の記事で展示会について詳しく解説しています。
・展示会とは?メリットから出展手順と成功のポイントまで徹底解説!
下記の記事でセミナーについて詳しく解説しています。
・セミナーとは?参加満足度が高いイベントを開催するための手順を紹介
【3】自社に最適な広告媒体の選び方
広告媒体が豊富にあるため「どれを利用すべきか」と悩んでしまうかもしれません。そのような方は3つの選定基準で自社に最適な媒体を選ぶようにしましょう。
1.目的に見合う広告媒体を選ぶ
広告を出す目的に見合う媒体を選ぶことが大切です。広告を出す目的には「購買促進」「認知拡大」「来店促進」「資料請求」「お問い合わせ」「ブランド向上」などがあります。どの目的かで広告手法は変わります。
例えば、認知拡大が目的なのに潜在顧客のアプローチ向かないリスティングだと期待する成果が得られないでしょう。つまり、目的に見合う広告媒体を選ぶことが大切です。
2.ターゲットが利用する広告媒体を選ぶ
自社のターゲット顧客が利用する広告媒体を選ぶことも大切です。例えば、「20代」「30代」「40代」「50代」で読むファッション雑誌が異なります。ターゲットとする顧客が愛読するファッション雑誌に広告を出さなければ、期待する成果は得られないでしょう。
成果を得るためには、ターゲットが利用する広告媒体を選ぶことが大切です。
3.伝えたい内容を訴求できる広告を選ぶ
伝えたい内容を訴求できる広告を選ぶことも大切です。媒体によって「広告サイズ」「静止画または動画」「情報量」が決められています。そのため、伝えたい内容を訴求できるかどうかで広告を選ぶことも大切です。
自社に最適な広告を選ぶために、広告戦略を練りましょう。広告戦略の立て方について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
広告戦略についてはこちら!
下記の記事で広告戦略について詳しく解説しています。
【5】広告媒体の選定事例
広告媒体の選定が上手くできれば、どのような効果が見込めるのでしょうか?次に、BtoB企業、BtoC企業の媒体の選定事例をご紹介します。
1.BtoB企業
TECH+は新商品の認知拡大のためにタイアップ広告を出稿しました。
同時にビジネスに強い興味を持つユーザーが多いFacebookから広告誘導を行い認知拡大に成功しております。
多くの人に知られていないサービスの立ち上げ時は、有名媒体を最大限に活用し認知拡大させる方法がおすすめです。
選定例:タイアップ広告、SNS広告(Facebook広告)
2.BtoC企業
化粧品会社様から自社ブランドの新規顧客を獲得するために、認知拡大を図りたいとご相談いただき、マイナビはお客様に「タイアップ広告」「Instagram運用」をご提案しました。
タイアップ広告とInstagram運用を一気通貫で担当し、ブランドイメージを統一。
そして、著名人をアサインし話題を集めるなどの施策を打ち、多くの新規顧客を獲得しました。
選定例:タイアップ広告、SNS(Instagram)
こちらの事例について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『【 SNSでの話題醸成を目的とした広告事例】化粧品業界の広告事例』
【6】まとめ
広告を出稿して効果を見込むためには、どのような媒体があるかを知り、最適なものを選ぶことが大切です。マス媒体、インターネット媒体、セールスプロモーション媒体があるため、それぞれの特徴を確認した上で、目的や予算に見合うものを選びましょう。
もし「広告媒体選びが難しい」「どのような媒体を選べばよいかわからない」とお悩みを抱えた場合はマイナビまでご相談ください。お客様の要望をお聞きした上で、最適なプランを提案させていただきます。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。