【入門編】バナー広告とは?基本から実践まで完全ガイド!
認知拡大・ブランディング
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平 [2024.11.01]
目次
- 【1】バナー広告とは?
- 【2】バナー広告の仕組み・種類
- 1.純広告型のバナー広告
- 2.運用型のバナー広告
- 【3】バナー広告のサイズ
- 【4】バナー広告を掲載が可能な媒体
- 1.Google
- 2.Yahoo!
- 3.WEBメディア
- 【5】他のオンライン広告(WEB広告)との違い
- 1.リスティング広告との違い
- 2.ディスプレイ広告との違い
- 3.レスポンシブ広告との違い
- 【6】自社に最適な媒体の選び方
- 【7】バナー広告の費用・料金
- 1.クリック課金型
- 2.成果報酬型
- 3.インプレッション課金型
- 4.期間保証型
- 【8】バナー広告の作成・出稿手順
- STEP1:目的の設定
- STEP2:ターゲット選定
- STEP3:出稿する媒体とサイズの確認
- STEP4:クリエイティブ・デザインの作成
- STEP5:広告出稿
- 【9】バナー広告のメリット
- 1.視覚的な訴求ができる
- 2.潜在層に訴求できる
- 3.信頼性や認知度の向上に繋がる
- 【10】バナー広告のデメリット
- 1.作成に時間とリソースがかかる
- 2.クリエイティブの差で成果が変わる
- 3.テキストより読み込みに時間がかかる
- 【11】バナー広告を成功させるコツ
- 1.伝えたいポイントを絞る
- 2.出稿媒体に合わせてクリエイティブを変える
- 3.効果測定をしながら改善を行う
- 【12】バナー広告の成功事例
- 1.プレミアアンチエイジング株式会社
- 2.ナッシュ株式会社
- 3.ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
- 【13】バナー広告ならTECH+
- 【14】まとめ
【1】バナー広告とは?
バナー広告とはWebサイトやアプリ上の広告枠を活用する広告をいいます。
Webサイトやアプリのヘッダーやフッター、サイドバー、コンテンツ内に広告枠が用意されています。バナー広告をクリックするとランディングページに遷移するものが一般的です。
テキストだけでなく、画像やアニメーションを使用できるため視覚的インパクトが強い訴求ができます。このような特徴を持つバナー広告の利用目的は以下の通りです。
- 商品やサービスの認知度を上げる
- 商品を宣伝して購入してもらう
- Webサイトに誘導する
- イベント告知をして集客する
バナー広告で成果を得るためには特徴、他の広告と違いを理解した上で「ターゲティング」「広告媒体」「広告掲載箇所」「クリエイティブ」を考えることが大切です。
下記の記事で広告の種類について詳しく解説しています。
・【2024年最新版】全24種類の広告一覧!広告の特徴と選び方が分かる
【2】バナー広告の仕組み・種類
バナー広告の種類は掲載形態に応じて「純広告型」と「運用型」に分類できます。
1.純広告型のバナー広告
純広告型のバナー広告は「掲載場所」「掲載期間」「掲載料金」が決められている広告をいいます。サイトやアプリの広告枠を購入して、一定期間広告を表示してもらうサービスです。
+有名なサイトやアプリに広告を出して、ブランドイメージを向上させたい場合におすすめの施策となっています。
下記の記事で純広告について詳しく解説しています。
・【5分で分かる】純広告とは?代表的な種類と契約形態を丁寧に解説!
2.運用型のバナー広告
運用型のバナー広告とは、「ターゲット」「掲載場所」「掲載期間」をコントロールできる広告です。Google広告やYahoo!広告、Facebook広告、LINE Adsなど、さまざまなサービスがあります。
運用型のバナー広告はターゲティングを細かく設定できて、広告のパフォーマンスを見ながら改善できることがメリットです。そのため、ターゲットに向けて広告を配信したい場合におすすめの施策となっています。
下記の記事で運用型広告について詳しく解説しています。
・【5分で理解】運用型広告とは?広告支援をするプロが優しく解説!
【3】バナー広告のサイズ
サイトやアプリ上には、さまざまなサイズの広告枠が用意されていますが、大半はIAB(Interactive Advertising Bureau)が定めた国際標準規格に基づいています。
つまり、IABが定めているサイズのバナー広告を用意しておけば、広告出稿がスムーズに進められます。
・国際標準規格のバナー広告サイズ
レクタングル |
サイドバーやコンテンツ内に表示される サイズ:336×280、300×250 |
スクエア |
スマホ上での視認性が高く、SNSで使用される サイズ:300×300、250×250、200×200、180×180 |
バナー |
横長のバナーでPCサイトの目立つ位置に使用される サイズ:728×90、468×60 |
モバイル専用 |
スマホ向けの広告 サイズ:320×100、320×50 |
※近年、Google広告では複数のアセット(画像、テキストなど)をアップロードしておくことで、Google AIが最適な組み合わせでデバイスに応じた広告フォーマットを生成できるようになりました。このようなレスポンシブ広告を活用する場合は、各サイズのバナー広告を用意する必要はありません。
【4】バナー広告を掲載が可能な媒体
さまざまな媒体がバナー広告を掲載できる広告枠を取り扱っていますが、その中でも代表的なものをご紹介します。
1.Google
Googleは提携している200万以上のWebサイトやアプリに広告を配信できるGDN(ディスプレイ広告)を提供しています。図のように、提携サイトやアプリのトップページやコンテンツリストなどに広告を配信することが可能です。GDNを活用すれば、インターネットユーザーの90%にアプローチできるため、ターゲットにアプローチしたい場合におすすめです。
2.Yahoo!
Yahoo!広告は、Yahoo!JAPANと提携するWebサイトやアプリに広告を配信できるYDA(Yahoo!ディスプレイ広告運用型)を提供しています。Google同様に提携サイトやアプリのトップページやコンテンツリストなどに広告を配信することが可能です。
Yahoo!の大きな特徴は運用型広告だけでなく、予約型広告が用意されていることです。予約型広告とは、広告枠を事前予約しておき、表示回数を保証してもらえる広告をいいます。つまり、不特定多数の人に企業や商品の認知拡大を図りたい場合におすすめです。
3.WEBメディア
Google広告やYahoo!広告以外に、Webメディアの広告枠を買い取る方法もあります。専門性の高いWebメディアに広告を掲載すれば、業界内のブランドボジショニングを強化できます。例えば、IT業界向けの媒体であれば、マイナビTECH+、日経 xTECH、ITmediaなどに掲載するとよいでしょう。Webメディアは企業や商品のブランディング強化したい場合におすすめです。
【5】他のオンライン広告(WEB広告)との違い
オンライン上の広告には、バナー広告以外にも「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「レスポンシブ広告」などがあります。適切な手法が選べるようにそれぞれの広告の違いを理解しておきましょう。
1.リスティング広告との違い
バナー広告とリスティング広告の違いは「表示場所」「ターゲティング方法」「クリエイティブ」です。
バナー広告 |
リスティング広告 |
|
表示場所 |
サイトやアプリ |
検索結果ページ |
ターゲティング方法 |
ユーザー属性 |
検索キーワード |
クリエイティブ |
テキスト、画像、アニメーション |
テキスト |
リスティング広告はGoogleやYahoo!の検索結果ページに表示できる広告です。GoogleやYahoo!でキーワード検索するユーザーは「〇〇へ行きたい」「〇〇を解決したい」などのニーズを抱えています。そのため、リスティング広告は顕在層にアプローチしたい場合におすすめの広告手法です。
下記の記事でリスティング広告について詳しく解説しています。
・リスティング広告とは?特徴や運用のやり方、成功事例を全て解説!
2.ディスプレイ広告との違い
バナー広告とディスプレイ広告との違いは「定義」です。
バナー広告 |
ディスプレイ広告 |
|
定義 |
Webサイトやアプリの広告枠に掲載される画像広告 |
Webサイトやアプリの広告枠に掲載される広告全般 |
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告全般を指します。バナー広告をはじめ、テキスト広告や動画広告も含まれます。つまり、バナー広告はディスプレイ広告の一種です。バナー広告とディスプレイ広告は混合されやすいため注意しましょう。
下記の記事でディスプレイ広告について詳しく解説しています。
・ディスプレイ広告とは?メリット・デメリットなどの特徴、効果を解説!
3.レスポンシブ広告との違い
バナー広告とレスポンシブ広告の違いは制作方法」です。
バナー広告 |
レスポンシブ広告 |
|
制作方法 |
広告枠のサイズで作成 |
広告枠に応じて自動表示 |
レスポンシブ広告は、複数のアセット(画像、テキストなど)をアップロードしておくことで、デバイスに応じた最適な組み合わせで広告フォーマットを生成してくれます。一方で、バナー広告は指定サイズの広告を制作しなければなりません。このように、広告の制作方法が異なります。
【6】自社に最適な媒体の選び方
バナー広告を利用する際、5STEPで自社に最適な媒体を選べるようになります。
- ターゲット(年齢、性別、興味、関心、エリアなど)を明確にする
- 広告の目的(購買促進、認知拡大、ブランド強化など)を明確にする
- バナー広告を取り扱う各媒体の特徴を理解する
- 広告予算内で利用できるサービスを見つける
- リーチ数やエンゲージメント数、成功事例を見てサービスを選ぶ
バナー広告の目的が購買促進や認知拡大にはGDNやYDAがおすすめです。しかし、GDNやYDAは広告運用が求められるため、運用スキルに自信がない方にはWebメディアを利用することをおすすめします。 Webメディアは媒体選定を入念に行えば、特定のターゲットに対してピンポイントでアプローチできて「購買促進」「認知拡大」「ブランド強化」のあらゆる効果が得られます。
【7】バナー広告の費用・料金
バナー広告の課金形態には「クリック課金型」「成果報酬型」「インプレッション課金型」「期間保証型」があります。
1.クリック課金型
クリック課金型は、バナー広告がクリックされた際に課金される課金形態です。クリック単価は競争度で変わりますが、20~1,000円/クリックです。
バナー広告が何回表示されてもクリックされなければ広告費用は発生しません。広告に興味・関心を持った人がクリックした際に広告費用が発生するため、見込み度の高いユーザーのトラフィックを集められてリード獲得を狙えます。
このようなメリットがある一方で、1クリック当たりの単価が非常に高くなりやすいというデメリットもあります。
2.成果報酬型
成果報酬型は、特定のコンバージョン(商品購入、会員登録、資料請求など)が発生した場合に費用が発生する課金形態です。
特定のコンバ-ジョンが発生しなければ、費用は発生しないため、コンバージョン1件当たりの金額を厳密に管理できます。広告主にとってリスクが低い課金形態です。
しかし、商品購入などハードルが高いコンバージョンを設定した場合、1件当たりのコンバージョン単価が高くなる(商品価格の20%~40%)ことがあります。
成果報酬型を採用する場合、架空のコンバージョンなど偽装行為がされないように、信頼できるパートナーを選ぶようにしましょう。
3.インプレッション課金型
インプレッション課金型は、1,000回のインプレッションに対して費用を支払う課金形態です。バナー広告がクリックされたかどうか関係なく、広告が表示されたら広告費用を支払わなければなりませんが、300~600円/1,000インプレッションと料金が安いです。
多くの人に広告表示できるため、認知拡大やブランド強化したい方におすすめの課金形態です。しかし、興味のないユーザーに広告が表示されても費用が発生するため、費用対効果が悪くなることもあります。
4.期間保証型
期間保証型は、一定期間(1ヵ月や2週間など)、一定料金で広告を掲載できる課金形態です。主にWebメディアで利用されている課金形態で、広告表示回数やクリック数に関わらず、契約期間中は広告が表示されます。
期間中、広告を表示できるため、企業や商品の認知拡大やブランドイメージ強化におすすめの課金形態です。WebメディアのPVやUUが少ないと想定していた成果が見込みにくくなります。そのため、期間保証型の広告を利用する場合は、掲載先のWebメディアを慎重に選ぶようにしましょう。
【8】バナー広告の作成・出稿手順
バナー広告の作成・出稿手順は5STEPです。
STEP1:目的の設定
まずは、バナー広告の目的を設定しましょう。「認知拡大」「ブランドイメージ強化」「購買促進」「トラフィック獲得」などの目的がありますが、どのような目的にするかで、ターゲティングやクリエイティブ、評価指標が変わります。
例えば、認知拡大の場合は、自社商品のターゲットを明確に定めた上で、潜在層でも興味を持ってくれそうなクリエイティブを作成します。
評価指標は、クリック数やバウンス率などを設定すると良いです。このように、目的により広告戦略は変わるため、まずは目的を設定するようにしましょう。
下記の記事で認知拡大について詳しく解説しています。
・認知拡大とは?施策立案の方法からプロモーション施策まで解説
下記の記事で認知広告について詳しく解説しています。
・【2024年版】認知広告とは?認知拡大に効果的な広告から、ポイントまで解説!
STEP2:ターゲット選定
次にターゲットを選定していきます。ターゲットを選定することで適切な媒体はどれなのか判断がつくようになります。どのような人をターゲットにするか考える際は、潜在層または顕在層のどちらを狙うかを考えた上で、下記の内容を参考にしながら人物像を明確にしましょう。
カテゴリ |
セグメント方法 |
地理的変数 |
エリア 人口密度 気候など |
人口動態変数 |
年齢 性別 家族構成 職業 ライフステージなど |
心理的変数 |
ライフスタイル パーソナリティなど |
行動変数 |
Web閲覧数 メルマガ開封率 サービス使用率など |
下記の記事で潜在層と顕在層の違いについて詳しく解説しています。
・【一目で分かる】潜在層と顕在層の違いを解説!ターゲット別のアプローチ方法と事例!
STEP3:出稿する媒体とサイズの確認</h3>
バナー広告の目的とターゲットを定めたら出稿する媒体を決めます。媒体はターゲットが好むものであるか、ブランドイメージと一致するか、予算内で広告を出稿できるかの観点で選ぶようにしましょう。また、媒体により広告枠のサイズが異なるため確認しておきます。
STEP4:クリエイティブ・デザインの作成
次にバナー広告のクリエイティブを作成していきます。
まずは、バナー広告に載せたい情報(文章、画像、動画など)を用意しましょう。
そして、ターゲットがどのようなテイストのクリエイティブを好むのかなど情報収集していき、レイアウトと色味を決めていきます。簡単なラフ図を作成して、イラストレーターやフォトショップで形にしていきます。
STEP5:広告出稿
バナー広告を作成したら、媒体の広告審査を受けます。広告審査基準はGDN、YDA、マイナビTECH+などの媒体により異なります。どのような審査基準なのか知りたい方は下記のサイトページでご確認ください。
【9】バナー広告のメリット
バナー広告には3つのメリットがあります。
1.視覚的な訴求ができる
バナー広告はテキストとビジュアルを組み合わせてメッセージを伝えることができます。テキストだけでなく、イラスト、写真、アニメーション、動画を使用できるため視覚的な訴求が可能です。テキストだけでは伝わりにくい情報を補うことができます。
例えば、商品を使用してモデルの写真を使用すれば「私も体験してみたい」と感情を揺さぶることができるかもしれません。このように、視覚的に訴求できることがバナー広告のメリットです。
2.潜在層に訴求できる
バナー広告は、商品やサービスを認知していないけれど、将来的に顧客となる可能性がある潜在層に訴求できます。
Webサイトやアプリにバナー広告を繰り返し表示することで、単純接触効果(何度もバナー広告に接触することで、好印象を持ってもらう)を得ることが可能です。
バナー広告はクリエイティブの自由度も高いため、工夫次第で多くの人に見てもらうことができます。
3.信頼性や認知度の向上に繋がる
有名なWebメディアの準広告を買い取り、バナー広告を掲載すれば認知度アップやブランド力強化ができます。特にWebメディア上で視覚的に目立つ位置に表示される広告を利用すれば、瞬く間にブランドを広めるでしょう。
とくに有名なWebメディアの準広告であれば「信頼できるメディアの広告審査基準を通過したんだ」と感じさせることもできます。このような効果が得られることもバナー広告のメリットです。
【10】バナー広告のデメリット
バナー広告にはデメリットも3つあります。
1.作成に時間とリソースがかかる
バナー広告の成果はクリエイティブにより変わるため、高品質な写真やアニメーション、動画、また魅力的なキャッチコピーが必要です。
そのため、バナー広告制作にはデザイナー、ライター、カメラマン、ディレクターを採用しなければなりません。
また、バナー広告はA/Bテストを行うために複数枚のデザインを考えなければなりません。つまり、バナー広告制作は労力が必要で時間がかかります。
2.クリエイティブの差で成果が変わる
バナー広告はクリエイティブの質で成果が変わります。ターゲットが好まないデザインに仕上げてしまうと、クリック率が低下するなど広告パフォーマンスが著しく低下してしまうため注意してください。
また、クリエイティブが低品質だと、逆にブランドイメージが損なわれてしまうこともあるため、入念にデザインしなければなりません。他の広告と比較しても、クリエイティブの差で成果が変わりやすいことが、バナー広告のデメリットです。
3.テキストより読み込みに時間がかかる
バナー広告は写真やアニメーション、動画などを使用できますが、データ容量が重くなるとページ読み込み速度が遅くなります。ページの読み込み速度が遅くなると、ユーザー体験が悪くなり、離脱されてしまうかもしれません。
Googleの独自調査では、ページの読み込み速度が3秒以上かかるとユーザーの53%が離脱することが判明しています。そのため、広告が表示される前に離脱されてしまう恐れがあります。このようなトラブルを防止するために、画像のデータ容量は最適化しましょう。
【11】バナー広告を成功させるコツ
バナー広告の特徴をご紹介しましたが成果を出すためのコツは3つあります。
1.伝えたいポイントを絞る
バナー広告で成果を出すためには、伝えたいポイントを絞り込むことが大切です。なぜなら、バナー広告のスペースは限られており、情報を詰め込み過ぎずシンプルなメッセージを伝えることで、伝えたいメッセージが理解されやすくなるためです。そのため、「会員登録で初回50%OFF」「無料トライアル提供中」など伝えたいメッセージを絞り込み、ユーザーにアクションを促すようにしましょう。
2.出稿媒体に合わせてクリエイティブを変える
さまざまな媒体にバナー広告を出稿する場合は、媒体毎にクリエイティブを変えましょう。なぜなら、媒体でユーザー層が異なったり、フォーマットが異なったりするためです。例えば、スマホサイトにバナー広告を表示させる場合は、視認性を高めるために文字を大きくするとよいです。
繰り返しになりますが、媒体により広告審査基準も異なるため、出稿媒体に合わせてクリエイティブを作るようにしましょう。
3.効果測定をしながら改善を行う
バナー広告は出稿したら終わりではなく、定期的にパフォーマンス(クリック率やインプレッション率、コンバージョン率、CPAなど)をモニタリングして、クリエイティブを改善していかなければなりません。2つのバナー広告を用意してA/Bテストを実施して、パフォーマンスが良い広告を掲載するなど工夫することで、より良い成果が得られるようになります。
効果測定をすることで「クリック率が高いけれどコンバージョン率が低いため、LP内容を変える必要があるなど気づきが得られることもあります。このような気づきをもとに、広告を改善することが大切です。
【12】バナー広告の成功事例
バナー広告でどのような成果が得られるのでしょうか?バナー広告の成功事例を見ておきましょう。
1.プレミアアンチエイジング株式会社
プレミアアンチエイジング株式会社は、スキンケア商品「DUO(デュオ)」のプロモーションにYDNを活用しています。
当初はバナー広告に静止画を活用していましたが、動画にして、コンバージョン率を2倍に上げること成功しました。
動画の前半で商品の使用感などの魅力を伝え、後半に「定期初回半額」「アンケートに答える」という重要なメッセージを入れることでお問い合わせに繋げることができました。
2.ナッシュ株式会社
ナッシュ株式会社は、ヘルシーで低糖質なメニューを開発している食事宅配事業会社です。同社はYahoo!トップ画面の広告枠(ブランドパネル)に広告を出稿して宅食弁当の認知拡大を図りました。その結果、注文単価が高い優良顧客の獲得に成功しました。
3.ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社は、LUXのブランド強化を目的にバナー広告を利用しています。ロイヤルユーザーが多いブランドのため、プレミアム感を訴求することも大切にしています。同社はPC、スマホ、媒体などで広告を変えてコミュニケーションを図っていることで有名です。
【13】バナー広告ならTECH+
IT/テクノロジー専門メディアのマイナビTECH+でも準広告サービスを提供しています。マイナビTECH+は月間PV数510万PV、月間UU数320万UUのIT/テクノロジー専門メディアで、読者の約6割以上が役職者となっています。そのため、事業やDXに関与している役職者にアプローチしたい方におすすめのサービスです。
リスティング広告のように入札戦略や、キーワード選定などの運用スキルも必要ありません。
大型リッチバナーからテキストバナーまで多種多様な純広告を用意しているため、ご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【14】まとめ
バナー広告とはWebサイトやアプリ上の広告枠を活用する広告をいいます。商品やサービスの認知度を上げたり、購買促進したり、さまざまな目的で利用できます。
しかし、ターゲットが好まないデザインに仕上げたり、クリエイティブが低品質だったりするとブランドイメージが下がってしまうため注意が必要です。この記事では、バナー広告の作成方法まで解説したため、手順に沿って作成してみてください。
【TECH+マーケティング責任者】武本 大平
2021年からTECH+ のマーケティング部門立ち上げを推進。現在はTECH+マーケティング担当として、 各プロダクトの販促や各種マーケティングアクティビティの立案・実行を担当。マーケティング実務検定3級、SEO検定1級、ネットマーケティング検定を保有。