【5分で分かる】純広告とは?代表的な種類と契約形態を丁寧に解説!

純広告とは?種類や費用形態、メリット・デメリットを徹底解説

純広告とは、多くのPVや会員数を誇るメディアの広告枠に掲載する広告のことです。メディアの目立つ位置に広告掲載できるため、認知拡大やブランディングなどを見込めます。

純広告の種類と契約形態は多岐にわたるため、それぞれの特長やメリット・デメリットを理解したうえで、自社に最適な施策かどうか検討しましょう。

本記事では、純広告の種類や契約/費用形態、メリット・デメリットと成果を出すポイントを解説します。

【1】純広告とは

純広告とは、メディアの広告枠を買い取り、一定期間広告を配信する広告形態のことです。代表的な例として、バナー広告やタイアップ広告などのオンライン広告が挙げられます。

純広告を提供するメディアは、多くの読者やPV数を誇っているため、ブランドや自社製品の認知度の拡大を目指す際に有効な施策です。

純広告は、表示期間に合わせた固定価格で出稿できる一方、運用型広告は成果を見ながら配信期間や入札価格を調整できるという特徴があります。

そのため、純広告は「予約型広告」と呼ばれることがあります。

オンライン広告の説明はこちら!

下記の記事でオンライン広告について詳しく解説しています。
【完全版】オンライン広告7種を比較!費用やメリット・デメリットも解説

 

運用型広告の説明はこちら!

下記の記事で運用型広告について詳しく解説しています。
運用型広告とは?メリットや種類、導入時のポイントを解説!

 

広告の種類の説明はこちら!

下記の記事で、より詳しく広告の種類について詳しく解説しています。
広告の種類を網羅したガイドブック!効果や費用、選び方まで解説

 

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【2】純広告の種類

純広告の種類

メリット

デメリット

ジャック広告/リッチ広告

高い訴求力がある

広告作成に時間と費用が掛かる

テキスト広告

作成が簡単

訴求力が低い

バナー広告

掲載先が多い

同じ内容のバナーでもサイズ違いで複数枚、用意する必要がある。

記事広告/タイアップ広告

広告感がなく自然にPRできる

掲載までに時間がかかる。掲載先(メディア)によりルールがある

メール広告

情報量が多い

迷惑メールと判断される可能性がある

動画広告

商品のイメージ(色、動作)を伝えやすい。

動画作成に時間と費用が掛かる

 

純広告と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。ここからは、純広告の主な種類6つをご紹介します。各種類の特徴を理解したうえで、自社に最適な純広告形態を選びましょう。

参考:インターネット広告代理店シード

 

1.ジャック広告/リッチ広告

ジャックリッチ広告

ジャック広告/リッチ広告とは、Webサイトの上部に大きく表示される動画やアニメーション広告のことです。最も大きな広告枠を買い取るため、まとまったコストがかかりますが、認知度の拡大やブランディングを見込めます。

 

2.テキスト広告

テキスト広告とは、広告枠に1~2行のテキストのみで表示される広告のことです。簡単に作成できる、安価で出稿できるというメリットがある一方、広告が目立たないため大きな効果には期待できません。

 

テキスト広告の説明はこちら!

下記の記事でテキスト広告について詳しく解説しています。
テキスト広告とは?メリット・デメリットから作成方法まで解説!

 

3.バナー広告

バナー広告

バナー広告とは、メディアの広告枠にテキストや画像/動画を表示する広告のことです。メディアや掲載位置によって、正方形や縦長など広告掲載枠の形は異なります。比較的安価で出稿できながらも、ビジュアルで訴求できるため、テキスト広告よりも訴求力が高いです。

 

4.記事広告/タイアップ広告

記事広告

記事/タイアップ広告とは、メディアの一般記事と同じように自然な形式で表示する記事広告のことです。

メディアが主体となって制作するため、信頼性を獲得しやすく、ブランディングや高いコンバージョンに期待できます。

一方、まとまった費用がかかる、PR表記をしなければステルスマーケティングになる懸念があるなどのデメリットがあります。

 

タイアップ広告の説明はこちら!

下記の記事でタイアップ広告について詳しく解説しています。
タイアップ広告とは?メリットや活用が有効なケースを解説

 

5.メール広告

メール広告とは、電子メール形式で配信する広告のことです。

メール広告は主に、号外形式とメールの上部に数行の広告を記載するヘッダ形式の2種類に分けられます。

広告掲載メディアのメールマガジン登録者に一斉配信できるため、多くの潜在顧客との接点を構築できます。メール広告の強みは、確度の高い顧客にアプローチできることです。

メディアのメールマガジンに登録するユーザーは、熱心な読者である可能性が高いため、高い開封率を見込めます。

 

メール広告の説明はこちら!

下記の記事でメール広告について詳しく解説しています。
メール広告とは?種類や配信方法、成果を出すコツを解説!

 

6.動画広告

動画広告とは、動画で配信する広告のことであり、リッチ広告の一種です。動画広告は主に以下の2種類に分類できます。

  • インストリーム動画広告:動画の再生前後もしくは途中に表示される広告
  • アウトストリーム動画広告:Webサイトやアプリ/SNSの広告枠に配信

動画広告は映像で訴求できるため、多くの情報量を含められる、注目を集められるなどのメリットがあります。一方、クリエイティブの作成に時間と手間がかかります。

 

動画広告の説明はこちら!

下記の記事で動画広告について詳しく解説しています。
・動画広告とは?種類ごとの特徴とメリット、成功ポイントまで徹底解説

 

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【4】純広告の契約形態

純広告の契約形態には、いくつかの種類があります。

ここからは、主な7つの形態をご紹介します。以下は、純広告の契約/費用形態をまとめた早見表です。

契約形態

概要

期間保証方式

広告の掲載期間を保証

インプレッション保証方式

広告の表示回数を保証

クリック保証方式

広告のクリック回数を保証

配信保証方式

メール広告の配信数を保証

インプレッション課金方式

広告の表示回数に応じて広告費が変動

配信保証方式

高校のクリック回数に応じて広告費が変動

成果保証方式

成果に応じて広告費が発生

 

1.期間保証方式

期間保証方式とは、広告の掲載期間が保証された契約形式です。

掲載期間が長くなるほど、広告費は高くなります。掲載期間のみ保証されているため、期待したインプレッション数やクリック数を達成できない懸念があります。

期間保証方式は、製品やイベントプロモーションなどの特定期間にだけ広告を出稿したい場合に有効です。

2.インプレッション保証方式

インプレッション保証方式とは、広告の表示回数を保証した契約形式です。

一定の広告表示回数が保証されているため、認知拡大やブランディングなどの目的に適しています。一方、コンバージョンを目的にする場合は、クリック保証/課金方式がいいでしょう。

3.クリック保証方式

クリック保証方式とは、広告のクリック回数を保証した契約形式です。

指定のクリック回数に達するまで広告が掲載されるため、問い合わせや購入などのコンバージョンを目的にした広告運用に向いています。ただし、誘導先のサイトやLPが最適化できていなければ、成果にはつながりません。

4.配信保証方式

配信保証方式とは、メール広告の配信数を保証した契約形式です。配信保証方式は、大きく以下2つに分けられます。

  • 一斉配信契約型:メールマガジンの登録者全員に配信
  • クリック課金型:メール内のURLクリック回数に応じて課金

多くの潜在顧客にアプローチできますが、開封率は保証されていないため、効果測定が困難です。

5.インプレッション課金方式

インプレッション課金方式とは、広告が表示された回数に応じて、広告費が変動する課金方式のことです。

インプレッション課金方式は、表示された回数だけの広告費の支払いとなるため、高い費用対効果を見込めます。一方、想定以上に広告がクリックされて予算を消化すると、途中で広告配信が停止されてしまいます。

6.クリック課金方式

クリック課金方式とは、広告のクリック回数に応じて、広告費が変動する課金方式のことです。

クリックされない限り、広告費が発生しないため、無駄な広告費を抑えられます。デメリットは、クリック数が急騰すると広告費が底をつき、配信が中止されてしまうことです。

7. 成果報酬方式

成果報酬方式とは、広告経由で発生した売り上げや問い合わせ数などの成果に応じて、広告費が発生する契約形式です。

成果が発生したときだけ広告費を支払えるメリットがありますが、料金は高めに設定されています。

【5】純広告の組み合わせパターン

純広告には6つの種類と7つの契約形態があるため、全部で42パターン存在します。

自社が行う施策によって、パターンを使い分ける必要があるため必ず覚えておきましょう。

純広告 説明

 

【6】純広告のメリット

純広告を出稿する3つのメリットを解説します。

1.必ず広告を掲載できる

運用型広告はオークション形式で掲載有無と掲載箇所が決まるため、競合状況やクリエイティブの質などによっては、広告掲載ができない可能性があります。

純広告なら、契約期間の終了や目標達成をしない限り、広告が掲載され続けます。

2.短期間で大きな成果に期待できる

純広告は、出稿直後からメディアの目立つ位置に広告を掲載できます。多くのユーザーの注目を集められるため、短期間での成果を見込めるでしょう。

3.運用コストがかからない

純広告は掲載期間と位置、配信量が決まっているため、広告掲載後の細かな運用は不要です。

純広告は、深い知識やノウハウも不要なため、運用しやすい広告形態と言えます。

4.潜在層にアプローチできる

メディアを通して、多くのユーザーに自社のサービス、商品を知ってもらうことができます。そのため、認知拡大の施策として有効的です。

 

認知拡大についてはこちら!

下記の記事で認知拡大について詳しく解説しています。
認知拡大とは?施策立案の方法からプロモーション施策まで解説

 

【7】純広告のデメリット

純広告の出稿を検討する際は、デメリットも考慮したうえで、純広告の出稿を検討しましょう。以下では、純広告の3つのデメリットを解説します。

1.まとまった費用がかかる

他のインターネット広告とは異なり、純広告は出稿費用が高いです。

十分な予算を確保できない、もしくは顧客単価の低い商材を扱う場合は、ディスプレイ広告を検討してみましょう。

2.顕在層へのアプローチは難しい

純広告でアプローチできるのは、主に非認知層と潜在層です。

非認知層と潜在層は、商品へのニーズが明確になっていません。すぐに購入や問い合わせなどのコンバージョンにはつながらないため、短期間で売り上げにつなげるのは難しいでしょう。

3.出稿後にクリエイティブの変更はできない

純広告の出稿後は、クリエイティブの変更ができません。

クリエイティブの最適化ができていなければ、広告が掲載されるだけで、一向に成果が出ない懸念があります。

【8】純広告で効果を出すポイント

成果を出すポイントは大きく分けて2つあります。

1. ターゲットに合わせて媒体を選定する

媒体によって、読者属性は異なります。自社がターゲットを獲得するためには、媒体ごとの読者属性を必ず確認しましょう。

確認を怠るとWEBページへの遷移率が低くなり成果に繋がりません。

2. 遷移先のページを最適化する

純広告の役割は、あくまでも集客であり、コンバージョン数に関係なく必ずコストが発生します。

成果につなげるためには、ランディングぺージや遷移先ウェブサイトの最適化が欠かせません。

遷移先の最適化ができていなければ、集客だけできて、成果につながらない結果となるでしょう。遷移先の最適化も行ったうえで、純広告の出稿をしましょう。

【9】まとめ

純広告とは、PV数や会員数の多いメディアの広告枠に掲載する広告のことです。

純広告と一口に言っても、その種類や契約形態は多岐にわたります。まずは目的を明確にしたうえで、自社に純広告が必要なのかどうか検討しましょう。

TECH+でも、幅広い純広告を取り扱っております。TECH+の読者の特徴としては、意思決定に関わる役職層が多いことです。

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