マイナビの集客力を活かしたTECH+セミナーで、通常の3倍以上の商談を成立
労務管理クラウドとして、5年連続シェアNo.1※の実績を持つSmartHR。年末調整や入退社管理などのペーパーレス化から、従業員サーベイ・配置シミュレーションに至るまで、従業員のポテンシャルを引き出し、働きやすい会社づくりのためのソリューションを同社は提供し続けている。
SmartHRはマーケティング戦略において、イベント施策に注力しているが、その意図はどこにあるのだろうか? その中でTECH+のセミナーはどのように活用されているのだろうか? イベント集客を担当する、SmartHR マーケティンググループ リードジェネレーションイベントユニット増田紗彩氏にお話を伺った。
「1日1回以上」のペースでイベント施策を
──はじめに、SmartHRのマーケティング体制について概要を教えていただけますか?
マーケティンググループ全体では、認知拡大から興味関心の醸成、リード獲得まで、一連の施策を実施しています。私はその中でイベントユニットの一員として、展示会への出展やカンファレンスへの協賛、自社セミナー等の開催により、潜在顧客・顕在顧客へアプローチしています。
テレビCMなどは「SmartHR」という名前を認知してもらうために実施していますが、イベントは、何かしらの課題を抱えている方との接点をつくるという目的があります。
──イベントにはどれくらい力を入れているのでしょうか?
私たちは何年も前からイベントに注力しており、今では平均で「1日につき1.35回」と、1日1回以上のペースで実施しています。自社セミナーと比べると、展示会への参加や外部カンファレンスへの協賛は、新たなお客様と出会う場として大切な機会です。
SmartHRは労務管理クラウドとして、IT業界や製造業のお客様中心にご利用いただいていますが、2023年からは、医療・介護・建設・運送・飲食・小売などにも広げていきたいと考えています。業界ごとに分けてアプローチし、それぞれの働き方改革を支援していければと考えています。
昨今はオンラインで気軽にイベント・セミナーに参加できるようになったので、来場者の目が肥えている傾向にあります。どれだけ魅力的なイベントにするかが、常に課題ですね。
マイナビの特性を活かし、効果的な集客を実現
──貴社はマイナビニュースの運営する「TECH+」において、これまで数々のセミナーを主催・共催・協賛されてきました。マーケティングの手段として、TECH+でのセミナーをどのように評価されているのでしょうか?
私がSmartHRに入社する以前からお付き合いがありますが、個人的なTECH+の魅力は、「集客力」「カスタマイズ性」「リード納品の早さ」です。
──嬉しい評価をいただきました。それぞれ具体的に伺ってもよろしいですか。
扱えるテーマの豊富さや、マイナビというブランドによってコンスタントに集客が見込めることが魅力だと感じています。たとえば直近ですと、2023年2月に開催されたWebセミナー「『人的資本経営』実現のためにとるべき打ち手とは」では、300人以上の集客があり、人事・経営企画といった我々のターゲット層が全体の半数以上でした。
また、2021年には、人事担当者が多いであろう「マイナビ転職」での告知も合わせてお願いしたことがあるのですが、そのWebセミナーには400人以上が集まり、商談成立数は、なんと通常の3倍以上にもなりました。TECH+は、SmartHRとして望ましい接点を数多く得ることができる媒体です。
──続いて、「カスタマイズ性」とはどういうことでしょうか?
これまでいくつものイベントに協賛してきましたが、中には、「このDMは効果が見られないし、必要ないのに……」と思えるオプションがセット価格になっているところもありました。
その点、TECH+はオプションのラインナップが豊富で、目的に合わせて自由にカスタマイズが可能です。たとえば、「動画の二次利用」だけを選ぶ、などができます。自らのマーケティング方針に合ったものだけをお願いできるので、社内稟議も通しやすいですね。
──3つめの魅力に「リード納品の早さ」を挙げていただきました。納品の早さはなぜ重要なのでしょうか?
機会損失を抑えることができるからです。セミナーを聞いたばかりで強い関心を持っている時と、数週間経ち日々の業務に追われて熱意が薄れてしまった時とでは、商談につながる可能性がまるで違います。
TECH+がありがたいのは、納品希望日を伝えるとそこを目指してすぐに調整してくれる点です。他のイベントでは「1週間かかります」「もっと早めてもらえませんか」と、毎回交渉に苦労しているのですが、おかげさまで参加者の皆様の熱意があるうちにインサイドセールスに繋げることができます。
自社の魅力を生々しく伝えていくために
──イベント担当者としてのご苦労などもお聞かせください。
やはりイベントは生ものですから、想定外が起こりえます。私はまだまだ経験が浅いので、お恥ずかしい話、トラブルに慌ててしまうこともあります。
先日は、コミュニケーションの食い違いから、撮影動画を二次利用する予定だった講演の背景にTECH+のロゴ入りパネルが設置されていたんです。撮影直前だったのですが、TECH+のイベント担当者の方々がすぐに対応してくださいました。その場での適切な判断と対応のおかげで、イベントはほぼ時間通りに進んだうえ、翌日には、背景をSmartHRのコーポレートカラーに編集した動画を納品していただけました。本当に「神対応」でしたね。感謝しています。TECH+はイベント運営者として、すごい安心感があります。
──最後に、今後の展望についてお話しいただけますか。
SmartHRのソリューションは継続率が99%を超えています。よく「他社と何が違うんですか?」と聞かれるのですが、選ばれ続ける一番の強みは、「機能の柔軟性」や「使い心地」だと思っています。その魅力は、言葉や資料だけでは、なかなか伝えきることができません。そこで、今はまだ検討中ですが、リアルな場でのイベントも再開していきたいと考えています。デモ機を使って実際に触っていただくことが、最大のPRだと思いますので。
私はSmartHRによって、「人事労務周りの課題をすべて解決できる」と信じています。現在5万社以上にご利用いただいていますが、当社ソリューションのさらなる普及を通じて、ビジネスパーソンの皆様がもっともっと働きやすい世の中にしていきたいと思います。
さまざまな企業とのコネクションをお持ちになっているTECH+の力を掛け合わせて、SmartHRのマーケティング担当者として今後も新しいチャレンジを続けていきたいです。
──ぜひお願いします。ありがとうございました。
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※出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2022年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2022年度見込)
https://mic-r.co.jp/mr/02640/ (参考日:2023年4月13日)
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